風林火山放送予定

第14回

4月8日

孫子の旗

第15回

4月15日

諏訪攻め

第16回

4月22日

運命の出会い

第17回

4月29日

姫の涙

第18回

5月6日

生か死か

第19回

5月13日

呪いの笛

第20回

5月20日

軍師誕生

第21回

5月27日

消えた姫

第22回

6月3日

三国激突

第23回

6月10日

河越夜戦

第24回

6月17日

越後の龍

ノベライズ風林火山 二 林の巻 第24章のタイトルが『越後の龍』

ノベライズを読む限りでは長尾景虎は出ては来ます

八角屋根の毘沙門堂で毘沙門天を前に護摩を焚き真言を唱え
「世の乱れを正し給え。不義なる者を打ちのめし給え。
この心の虚しさを正義の憤怒で満たし給え。我に力を与え給え」と
一心不乱に祈る青年

シーンとしてはこれだけで、タイトルは釣りじゃないかと思わせますが
その前に真田幸隆と勘助の長尾談義の振りがあります。

河越夜戦(北条氏康が関東管領軍を打破した戦)で彦十郎に鉄砲で狙撃され
重傷を負った勘助は真田幸隆の看護で一命を取り留め
そこで今後の信濃の情勢を語り合うというシチュエーション。
「これで武田の敵は村上義清のみ」と言う勘助に
「村上を倒しても信濃は治まらぬかもしれぬぞ」と幸隆。
怪訝な面持ちの勘助に幸隆は
「関東においても北条が懸念すべき敵は関東管領ではあらぬやもしれぬ、その先じゃ」
「村上と関東管領の先と言えば…越後?」
「越後の長尾家じゃ」
ここから幸隆の口を借りて守護代であった景虎の父が守護の上杉を討って
越後の実権を握ったが死後家督を継いだ晴景が虚弱で国が荒れた…と
近年の越後情勢が語られます。
ご丁寧にも晴景が弟を還俗させて敵を討つまでの経過で景虎の幼少時の話まで
遡って(完全なプロフィール説明)上杉家家老黒田秀忠の反乱討伐で黒滝城を攻め
黒田一族を滅ぼしたくだりでは――
『日頃は清廉な景虎が涼やかな目で黒田を成敗した手口は見事であったという』
これを幸隆のナレーションでやってくれたら、景虎のシーンはもっと増えます。
黒滝城攻略は河越夜戦の少し前という説明でズバリ景虎は16才と
書かれていますから、これはG氏若作りメークしないと(笑)

ノベライズからそのまま抜粋した部分とワタクシは簡略で訳した部分が
ありますが、大体景虎のシーンに関してはこんな感じ。
はっきり言って、この24章は“四郎勝頼誕生の章”です。
そっちのタイトル付けた方がよかったのでは?と思います。
『宿命の子』…とかね。しかし、いくら仇だ、恨みだといっても
こんなに性格悪いヒロインというのも珍しい。逆に三条夫人は出来過ぎの賢妻。
正統派の悲劇のヒロインは禰々だけです。それにしても由布姫をここまで
捻くれた性格にしなくても、よかったんじゃ…こんな姫に心惹かれる勘助&晴信
というのも…ねえ(苦笑)

林の巻で萌えまくったのが14章の孫子の旗で晴信&勘助がツーショットで
温泉に入るところ(信玄の隠し湯は有名ですから)ここで勘助から愛の告白(爆)
って、そうとしか取れないから(笑)そして孫子の解釈に続く…もう意味深過ぎて
大爆笑なんだけど。これから孫子のOPを見るたびに身悶えしそうです。
そして一番面白かったのは22章の三国激突の義元公の
キレっぷり(笑)いいなあ、この義元。桶狭間への伏線をはらんでいる辺り
大森さんってホントに上手いと思う。
逆に23章河越夜戦の北条氏康はカッコイイ〜♪
日本三大夜戦の一つに数えられる戦に勘助をどう絡ませるのか…期待してたんですが
期待以上の出来。ここも大森さんが張り巡らした伏線が生きてます。
就職活動で三国を渡り歩いたスキルが役立ってるよ。ビバ!ニート!
今まで福島彦十郎が成長して地黄八幡の名将・北条綱成か?と思われて
いたのですが林の巻で別人と判明(同じ福島一族ですけど)キャスティングが楽しみです。
キャストといえば謙信の同母姉の仙桃院(綾姫)役は誰でしょうね?
ホントに配役発表が待ち遠しいです。
本間江州といい相木市兵衛といい…出てくる人たち全てにドラマがあるんですよ。
一巻目の風の巻を読んだ時は放映前で、人物像が具体的に掴めなかったけど
林の巻はバッチリです。どんな発音かも解ったし、読んでいてどの場面も凄くリアルに感じます。

スタジオでは28話の撮影が終了だとか。
甘利役の竜雷太さんが討ち死で最後の出演、花束を貰っていたそうですから
この回が“上田原の戦”ですね。
越後にみんな逃げてくるまで、こりゃあ大分かかりそうですよ(笑)

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