レビュー12 



その24 『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(ニッポン放送)2006/02/28(火)11:30-13:00

パーソナリティは高田文夫と山本まゆ子アナ

◆冒頭

高田「それで東が出張に行ってるのか。あいつはサラリーマンか」
山本「北のほうにね」
高田「知床」
山本「もう流氷に乗りに行ったという感じなんですけれど」
高田「貧乏旅行だろう」
山本「銭金のロケがぶつかっちゃいまして、こちらのお仕事はきょうお休みということで、角銅ディレクターが春に向けて、東さんもラジベガスもありますし」
高田「いいんだよ東、みたいな」
山本「銭金派なの?みたいな」
高田「出張ずっと行っていたら、みたいな」
山本「ボクも考えがあるよという悪だくみのもと、新しいレポーターを試験で使ってみようかと」
高田「きょう試験なの?コイツは面白いと思うよ」
山本「オーディションだということですね」
高田「本番に弱いかもしんないけど」
山本「あらららららら」
高田「一杯飲むと面白いけどな」
山本「きょうは朝ですからね、お酒、入ってないかと思うんですが」
高田「素面のときはどうなるんだろか」
山本「しかも限られた時間の中継コーナ−ですから、きょうは力を遺憾なく発揮していただきたいと、プレッシャーをかけたいと思うんですが」
高田「だれがどこに行ってるんですか?」
山本「東さんの地位を狙う新レポーター候補、きょうはご自分の所属事務所がある四谷に。四谷といえばどこの事務所でしょうか。では呼んでみましょう。新レポーター候補さーん!」

◆新レポーター候補登場

有吉「はいはーい!やっと掴みましたよ、チャンスを」
高田「だれだよ、オマエは」
山本「だれなんですか?」
有吉「わたくしですね」
高田「ちょっとトーン高すぎ。いきなりトーンが高く入りすぎよ」
有吉「あ、ちょっと意気込んでおりまして。竜兵会の最高幹部」
高田「出た」
有吉「元猿岩石の有吉でございます」
山本「(拍手)こんにちは」
有吉「どうぞよろしくお願いいたします」
高田「竜兵会の最高幹部じゃないか」
有吉「はいはいはい」
高田「なー、あの節は」
有吉「え、どうもありがとうございました」
高田「いやいやいやいや。これもうチャンスだから。オマエ最後のチャンスだよ、長い芸人生活で」
山本「みんな聞いてますから」
有吉「いやいや、これはもう、せっぱのつまりかたが違いますから
山本「せっぱのつまりかたが違うって(笑)」
高田「あ、せっぱって、いろいろつまったりつまらなかったりするんだ。つまんないせっぱって見してもらおうか今度。つまらないせっぱっていうの見たいね」
有吉「がんばっておりますんで。とりあえずボクはいま、竜兵会の総本山、ヨゴレ芸人の梁山泊、太田プロ前に来ております」
山本「梁山泊(笑)」
高田「竜ちゃん、ダチョウ倶楽部を筆頭とする、松村たちの」
有吉「この立派な太田プロ前でですね、きょうはなんと月末ということで、太田プロの給料日」
高田「あ、手渡しだもんな」
有吉「そうなんですよ。手渡しですから」
高田「だから武部の次男坊も手渡しでもらわなきゃダメだよな。振り込んでちゃ」
有吉「そうです、そうです」
高田「だからニセメールになっちゃうんだよな」
山本「そうなんです、現金でね」
高田「昔から悪いことするときには手渡しなんだよ。悪いことじゃないか」
山本「小判の時代から手渡しですよ」
高田「お互いワルよのお、とか言ってな、ようかんの下かなんかにそっと入れんだから」
有吉「まあ太田プロも一億円プレーヤーがゴロゴロしておりますんで」
高田「みんなあれ、月末に取りに来るんだよね」
有吉「ええええ。だからここで張っておけばいくらでもお金を」
高田「いまだにそうなんだ」
有吉「そうです、そうです」
高田「月末、一日張ってれば、なあ、いろんな人くるから」
有吉「もう本当に苦労もなく」
高田「みんな現金持ってるから」
有吉「あのー、高田先生、今回せっかくチャンスをいただいたんですけども、ちょっと高田先生も意地が悪いというか」
高田「お人が悪い」
有吉「あのー、今回ゲストに東会の、またこれ最高幹部のほうが」
高田「そうだよ。竜兵会幹部に、ゲストが東会のほうの幹部だから」
有吉「東会の最高幹部ですんで、直接対決ということで。気合いが入っております。ということで本日のゲストは元ドロンズのピン、ドロンズ石本さんです」
高田「なんか共通点多いんだよ、おまえらふたり、ニュアンス的に」
有吉「電波少年のこともありますし、広島県出身なんですね、ふたりとも」
高田「あ、そうなの」
有吉「はいはいはい。それで東会、竜兵会の会長の側近だったりとか」
高田「東会というのは東貴博のほうのグループと、竜兵会というのは竜ちゃんの、おまえのいるグループな。東京の二大勢力」
有吉「それで、ふたりともコンビがどうにも立ちいかなくなりまして、解散しております」
高田「あ、そうだよな」
有吉「はい」
高田「境遇おんなしだよな」
有吉「境遇がまったくいっしょ」
高田「相方なし、みたいな。そうだよ。で、お互い電波少年の被害者っていうことか、要するに。あの栄光はどこ行ったんだ、みたいな感じ」
有吉「ほんとに、すっかり貯金がなくなりまして」
高田「いっときいいときあったよなオマエ、たしか」
有吉「ボクはね、ちょっとしたもんでしたから」
山本「CDもすごかったですもんね。白い雲のように」
有吉「あの当時はボク、日本でいちばん輝いていましたから」
高田「あったよね、いいとき」
有吉「いいときあったんですけどねー。ここ9年ぐらいは、どん底でございます」
高田「あーそう。じゃあ、これをバネに一気に、語りべとして、ベシャリを中心として」
有吉「はい、もちろんでございます。竜兵会は喋りができないというふうに思われてますんでね」
高田「竜兵ちゃん筆頭に、見た目が無いとダメだという。絵が無いともたないみたいな。コケて、くるりんぱとか、絵が無いと」
有吉「そうなんです、さみしいんですけども。はい、というわけできょう、ドロンズの石本さんに聞くのは、所属する東会会長東貴博の秘密」
高田「きょう、いないから。知床のほうに行って聞いてないから」
有吉「どんどん秘密を言ってボロカスにしてほしいなと思います」
高田「あ、それいいね」
有吉「というわけで、有吉弘行の有吉のピン」
高田「すごいね。看板コーナーだね」
有吉「このあと、看板コーナーがついに」
高田「有吉のピン、看板コーナーが12時から。頼むよ。じゃ後ほどね」
有吉「はい。よろしくお願いします」

◆第一次試験通過

高田「威勢が良くていいね」
山本「ねー。すごく明るい感じで。いまのところすごく」
高田「いまのところ、クリアだな」
山本「グーですね。先生のグーが出ましたので」
高田「第一次試験通過」
山本「先生、オッケー出ました」
高田「それではそろそろ参りましょう」
山本「仁義なき芸能界飲み会代理戦争勃発。竜兵会最高幹部、元猿岩石の有吉弘行さんと、東会最高幹部、ドロンズ石本さんがピン一騎打ち!」
高田「普通の人が聞いてて、これなんのことかわかんないだろうな。このラジオなに言ってるんだろうって。東会とか竜兵会とか」
山本「予習が必要なんですよ。説明しますと」
高田「竜兵会というのは」
山本「ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんがトップで、それを囲む飲み会です」
高田「実はその飲み会というのは、最高なのは竜兵さんなんだけど、全員でもって竜兵ちゃんをいじめる会で、飲んでごちそうになっていじめるという。かたや東会は」
山本「東会は、だいたい浅草あたりでTake2の東さんを中心に、お正月が多いんです」
高田「これは東にゴチになるという」
山本「すきやきなどをごちそうになる会ということでございます」
高田「そういう飲み会があるわけですね」
山本「はい、それぞれ芸人さんが集まってます」
高田「そういうことで、高田文夫と」
山本「山本まゆ子の」
高田・山本「ラジオビバリー昼ズ」


◆太田プロ事務所より

高田「さあ、そこできょうは東が出張行ってんの?」
山本「そうなんです。知床に銭金出張、ロケのためにお休みでございますので、きょうは新レポーター試験を急きょ開催することにしました」
高田「そうだよ。レポーター試験だから、これにかかってるから、有吉も」
山本「レギュラーの座を奪うことができるんでしょうか」
高田「いま太田プロにいるんだろ。副社長、聞いてるから」
山本「副社も」
高田「『これはこれは高田亭』だから、『有吉ーたのむわよーしくじらないでよ有吉』って」
山本「元猿岩石、現竜兵会幹部の有吉弘行さんが、いつもの東のピンの変形バージョンに挑戦いたします。芸人飲み会のライバル東会の会長側近であるあの人に、東貴博会長の秘密を聞き出したいと思います。いまのところは先生の試験もパスということですから」
高田「クリアだな、さきほどのな。行ってみましょう」
山本「この先どうなるんでしょう。有吉さーん!」
有吉「はいはーい!」
高田「たのむよ、クリアしてるよ、なかなか」
有吉「あ、そうですか」
高田「メールもいっぱい来て、有吉いいんじゃないと。来てるよ、けっこう反応が」
有吉「これは高田チルドレンとしては、ほんと嬉しい限りでございます」
山本「あらあら、もう」
高田「そんな不憫な子を持った覚えねーよオマエ(笑)そんな不憫な子」
有吉「申しわけない。ボクはいま、四谷にありますボクの所属事務所、太田プロに来ております。さ、いま向こうのほうに、寺門ジモンさんが給料を取りに来ています」
高田「あ、もう現れた」
有吉「ちょっと怪訝な表情でこっちをうかがっております」
高田「よっぽど午前中から来て、せっぱつまってるんだね、お金なくて。早め早めに来てるね」
有吉「ちょっと険しい顔。いま近づいて来ました」
高田「ジモンが。給料袋手に」
山本「ジモンさーん」
寺門「やあ〜!ダチョウ倶楽部のジモンです。竜兵会これ?話、違うの?竜兵会じゃないの?ジモン会もあるよ」
山本「スマイリーキクチさんもですよね、違いましたっけ」
寺門「毎日お肉食べてるよ」
有吉「あの、きょう大事な日ですのでジモンさん、もうそろそろ。というわけで、いっぱい芸人さんがいろいろと顔を出しております」
高田「ぞくぞくと芸人さんが給料とりに来るんだよな。面白いな、風景は」
有吉「それでは早速行かしていただきます。新コーナー、有吉弘行の有吉のピン」

◆ゲスト登場 ♪『旅人よ』イントロ

有吉「本日のゲストは元ドロンズのドロンズ石本さんです!」(拍手)
石本「よろしくお願いします。ドロンズです」
山本「こんにちはー」
高田「頼むよー」
石本「どうも先生、よろしくお願いします」
高田「軽いトークをふたりで。盛り上げてくれよ」
石本「来ちゃいましたね。ちょっとやりづらい空気です。この太田プロにやって来るという空気も厳しいですけど」
有吉「アウェーにね」
石本「アウエーにきょう来ました。だれもボクを見ないふりですから」
高田「オマエ、給料もらって帰れ」
石本「そうなんですよ。松村さんのふりして帰ろうかと思ってるんですけど」
高田「手出しゃあくれるよ、副社長、わからないよ」
石本「社長も気前よさそうですからね」
有吉「ボクら意外と共通点が多いんです。もう一回改めて言いますと、お互い東会、竜兵会という芸能界を代表する、二大勢力の会長側近と」
高田「側近なんだよな、お互い。側近同士で、知恵袋」
有吉「そしてお互い広島県出身と。そしてお互い電波少年の被害者の会」
高田「元土屋チルドレン」
有吉「いまはすっかり高田チルドレンに」
石本「ボクもきょうから高田チルドレンで。便乗して行きたいと思いますね」
山本「あらら」
高田「(笑)いいよ(高田チルドレンじゃなくて)」
有吉「そしてお互いみじめにコンビを解散したということで。四つも共通点が」
石本「でもボクはまだ解散した覚えはないんですね。相方がいま有休を使いたいということなんで」
高田「有休使ってんだ。みんな有休だとか出張だとかサラリーマンみたいだな」
石本「もう大変ですね。給料ちょくちょくボクがあげるって感じですけど、休んでる間は」
高田「援助交際」
石本「遠い援助交際です。仲良くやってます。けっこう共通点が有吉くんとあって、びっくりしたとこですね。いちばんは東会、竜兵会の側近ということで、いま火花がバチバチですよ」
山本「それではプロフィールをご紹介いたしましょうか」
有吉「はいはい、お願いいたします」
高田「ゲストだれだかわかんないから。一応紹介しとくから」
山本「ご紹介します」

◆ゲスト紹介 ♪『ダースベーダーのテーマ』イントロ

有吉「いやな音楽だな」
高田「いやな音楽(笑)」
石本「わぁーなつかしいな」
山本「元ではないですね。じゃドロンズのピン、ドロンズ石本さん。昭和48年10月11日、広島県に生まれる。なべや俳優養成所卒業後、大島直也さんとお笑いコンビ、ドラッグを結成(高田「いやな名前だな」)。しかしイメージが悪く、すぐにドロンズと改名。平成9年、進め電波少年で南北アメリカ大陸ヒッチハイクの旅に出て、日本中を感動の渦に。帰国後、猿岩石のように、白い雲のように、歌手デビューも期待されたんですが、油断していたら雷波少年で日本縦断に行くハメに(高田「歌も出さず」)。東京到着後はコンビでテレビラジオなどで活躍。しかし3年前に、あ、解散ですよ、現在はピン芸人として有吉さんとともに、電波少年でヒッチハイクに出ると解散するジンクスを守り続けるドロンズ石本さんです」
高田「なるほどねー。あれ、オマエら、丁半コロコロって名前変えたんじゃなかったっけ」
石本「ボクらじゃないです」
高田「あれ、違うの?だれ、あれ」
有吉「X-GUNですね。ボクは一時期、手裏剣トリオという名前に変えたことがあるんです」
高田「丁半コロコロは違うのか」
有吉「ええ、X-GUNさんでございますので」
高田「改名って出てたからさ」
山本「細木さんの番組ですよね」
有吉「はい。というわけで石本さんにいろいろと質問をしていきたいなというように思っております」
石本「これ恥ずかしいですね。先生に質問されるのはわかるんですけど、有吉くんに質問されるのってなんなんだよという。目の前にいて。ちょっと見た感じ、偉そうに質問してるんですよ。それがムカつくんです」
有吉「ドロンズもね、ボクらのヒッチハイクを見て、ボクらのようになりたいということで(高田「あこがれて」)、二番煎じで旅行に行きましたんで」
石本「これがほんとムカつくんですよね。毎回言われるのが。二番煎じ、二番煎じって」
高田「二番煎じ(笑)。『二番煎じ』にすればいいのにな、チーム名」
山本「二番煎じの石本さん」
石本「いや、チーム名、二番煎じじゃありませんよ」
有吉「最初の質問なんですけども、石本さん、なんで広島出身なのに東京で芸人をめざしたんでしょうか」
石本「オマエもいっしょだよ。オマエも広島県出身で東京に」
有吉「ちなみにボク有吉の場合は、一回オール巨人師匠の弟子を経験してまして、最初は吉本興業をめざしたわけですね。それで半年ほどでクビになりまして、大阪を追われるように東京に」
高田「石もて追われるように(笑)」
石本「ボクも最初は渡辺正行さんの近くにいまして」
高田「ナベちゃんのとこだな」
石本「リ−ダーのとこにいまして、ラサール石井さんに怒鳴られ、やる気ないなら帰れと言われ」
高田「石もて追われ。みんな石ぶつけられて後頭部にジャリッパゲあるんじゃないの」
石本「ボク、これは意外と東会に近づく第一歩だったんです。実は萩本欽一さん、大将が好きで東京に来たんですよ」
高田「なんで近づかないんだよ」
石本「大将、広島にちょくちょくテレビで来てたんで、ああいう人になりてーなと思って来たら、最終的にラサールさんに怒鳴られ、やめたんです。それが理由なんで、別に東京というのはなかったんです。有吉くん、答えてよ」
有吉「ええ、あ、それですか。なかなかオシャレな理由で」
石本「コイツ、聞いてませんよ、先生」
高田「話聞いてないな、レポーター」
石本「コイツ、進行でいっぱいいっぱいですよ」
高田「テンパっちゃって、もう」
石本「きびしいですね」
有吉「台本にしか目が行ってないもんですから。申しわけございません」

◆解散の理由

山本「次の質問お願いします」
有吉「はいはい。じゃあドロンズ解散の理由を。やっぱり気になるところなんです」
石本「気になんないでしょう。オマエなんなんだよ」
高田「だって(解散)してないって言ってるじゃない」
石本「先生、コイツ、お茶飲みながら喋ってますよ」
山本「余裕なんですね」
高田「自分の会社だから」
有吉「ちょっと石本くん、きょう大事な日だから。ダメなことは言わないで」
石本「なるほど。はい、わかりました。解散理由というのは、相方が、マジメな話ですけど、お笑いよりも役者やりたいということで。もともとコンビ組む前に、お笑いやってうまく行ったらオレ役者の道に行くから、そんときオマエ踏み台になってくれって、冗談で言ってたんです。3年前に見事に、ありがとう踏み台って言われて、役者のほうに行きたいということで、やめて行ったんですよ」
高田「役者の仕事はやってんの?」
石本「この間、いっしょのスタイリストさんに聞いたら、大島さんの初めての映画撮影にアタシ付いたんですけどベッドシーンでした、ということで」
高田「(笑)どんな映画に出てんだよー。まっとうな映画じゃないんじゃないの、それ」
石本「役名がパンツ男と言われてるみたいですよ」
高田「それで役者の道かよ」
石本「なんかおかしいと思ったんですけどね」
高田「お笑いでもできるよな」
石本「まあ、そんな感じでなんとか仲良くやってます」
有吉「なるほど。ちなみにボク有吉は、猿岩石解散の理由は」
高田「どうした相方」
有吉「相方がホストになりたいということで。森脇の近況としましては」
高田「どうしてんのアイツ」
有吉「最近スーツを新調したらしいです」
高田「スーツを新調した」
有吉「(笑)」
山本「ホストさんをやってらっしゃるんですか」
有吉「なかなか儲かってるみたいです」
高田「儲かってんだアイツ」
石本「呼び込みのほうが儲かったっていう」
有吉「六本木にいるとね、けっこう会うことができるらしいです」
石本「呼び込んでくれますね」
高田「呼び込んでくれる」
石本「で簡単に歌いますもんね、猿岩石の歌を」
高田「猿岩石の歌(笑)」
石本「いいですよー、お店に行ったら楽しいですよ」
高田「そうか、過去の栄光をねー、いいねー」
有吉「過去の栄光ってどういうことです?」
高田「(笑)敏感に反応するね。そういうところは敏感なんだ」
有吉「すいませんすいません」

◆会のメンバー

有吉「さ、というわけで、ホントこれは気になるところなんですけども、ライバル団体、東会、これ石本くん、なかなか勢力が大きいというウワサは」
石本「なかなか勢力が大きいですよ。いま実質、仮契約が11人」
高田「契約してんの、あれ。みんな契約書交わすの?」
石本「交わしますね。大体、浅草で交わすんです。仮契約11人で、本体は2名で回してます。いちばん恐いのが土田さん」
山本「理事長ですね」
石本「土田さんが竜兵会、東会、両方に顔出してるという。この土田さんのポジションがいちばんラクだってみんな言ってましたね」
高田「策士だからな」
石本「ここでなんとかがんばってますけど、あと先ほど言いましたように、半丁コロコロさんの」
高田「丁半コロコロ」
石本「X-GUNの、丁半の西尾さん、あさりどとか」
山本「やまもとまさみさんとかね」
石本「やまもとまさみも来ますし」
有吉「どうも勢いのないメンバーが」
石本「あれ、おかしいな。みんな解散したり名前変えたりしてる」
高田「勢いのないメンバー(笑)いいね、有吉」
山本「ちなみに竜兵会は。どういう理由だったんですか」
有吉「竜兵会はやっぱりちょっと伸び悩んでまして、上島さんが」
高田「伸び悩んでるんだな、みんな」
有吉「ちょっとでも力になってあげたいなという理由が、もともとの理由なんです」
山本「メンバーはどんなかたが」
有吉「メンバーはもちろん、その土田をはじめ、劇団ひとり、これ勢いあるところですから」
高田「いま旬だもんな」
有吉「あとは元ノンキーズの山崎。急に格落ちしちゃいますけども(笑)」
山本「太田プロさん中心ですね」
有吉「そうですね。まあ、太田プロだけですかね、ほとんどね」
山本「あとインスタントジョンソンのスギさんとか」
有吉「インスタントジョンソンの3人だとか。あとはまあ肥後ですね、肥後」
高田「呼び捨てだよ、リーダー」

◆東貴博の秘密

有吉「そろそろ秘密のほうに行きたいんですが、さあ東さんの秘密に迫りたいと思います。東貴博の秘密ベスト2、第2位は」
石本「女性関係がちょっと。なんだかんだ、そちらの会長、竜兵さんは結婚してますけど、うちの会長東はまだ独身ということで。最近は、結婚ってどんなんだろうと発言しだしたんですよ。ロケで幸せな家庭に行くと無性にムシャクシャし始めて。結婚を意識し始めたんで、いま問題ですね」
有吉「どうなんですか東さん、モテるんですか?」
石本「東さん、実際ボクの中ではモテてない。最終的には、酔っぱらって気づいたら、『石本、とりあえず2丁目行って、2丁目』と言って酔っぱらて2丁目に行く」
山本「新宿」
有吉「たまに様子を見ると、とんでもないブスな女連れてますね」
高田「(笑)いいね有吉。いいねー有吉」
石本「あります?見ました?」
有吉「よくありますねー」
石本「だいたいブスな女性と行くと、有楽町の映画館にいるという。いい女はヒルズの映画館に行ってるという」
高田「変えるわけだ、場所を」
有吉「でも、モテるんでしょうよ。うちの会長なんかは結婚してますけど、素人童貞って呼ばれてますから」
高田「竜ちゃん。昼間っからなんちゅう話してるんだ(笑)」
有吉「それでは、東会幹部ドロンズ石本が語る東会会長東貴博の秘密ベスト2、第1位は」
石本「実は女性を泣かせたことがある」

<略>

有吉「そういう東さんって、勘違いするところがありまして、以前も」
山本「どんどん言ってますけど、いいんですか、大丈夫ですか」
有吉「大丈夫です。ライバル団体ですから。NHKの受付の女性が非常にやさしいと。それ、受付だからみんなにやさしいんです」
高田「みんなに笑顔ふりまくんだよ」
石本「東さんの口癖が、『受付嬢はやさしい』というんです」
高田「素人か、アイツは」
山本「仕事ですよ、それ」
石本「案内係のみなさん、気をつけてください」
山本「じゃあ報告しときますよ、来週東さんに」

◆電波少年の裏話

有吉「それではせっかくの共通点ですので、これも語っていただきましょう。ドロンズ石本が語る、電波少年の裏話ベスト3、第3位は!」
石本「猿岩石が大っ嫌いでした。もお嫌いで」
高田「(笑)どうして?やっぱりヒット曲あるから?」
有吉「これは、どうしてですか?」
石本「帰ってきたら、まず偉そうですし」
高田「もうスターだったもんな」
石本「そう、スターで。ボクたちは帰ってきたら、別にそんなに盛り上がってなくて、曲の話もなく。途中で『オマエら歌出さないの?』って言われたんですよ。でも『話が来てないからしょうがねえだろう』って言って。いっぱいバカにされまして。で、『オマエは二番煎じだ、オレらのマネした』とか」
高田「二番煎じだ(笑)」
石本「もうそれがイヤで。たまたまボクがご飯屋さんに入ろうとしたら、『あ、オレその店行ったことあるよ、あ、やっぱり二番煎じだな』って言われたんですよ。お店ぐらい選ばせろよって言ったんですよ、ボク」
有吉「(笑)まあコイツはボクのあとを追いかけて来るんです」
石本「それがいっぱいいっぱいありますよ」
高田「猿岩石、大っ嫌いだったと(笑)」
山本「じゃあ第2位いきましょう」
有吉「はい、いきましょう。それでは裏話ベスト3、第2位は!」
石本「前説は猿岩石の悪口でいっぱいでした」
有吉「それは知らないです」
石本「猿岩石ずっと行ってるとき、ボクたち前説をずっとやってまして、スタジオで、『実は海外に行ってる猿岩石と電話つながってます』、みんな『キャー』って盛り上がるんですよ。それを見るたびムカついてしょうがなくて。ボクら前説で、『有吉は実は昔性病だったことがある』とか、いっぱいイメージダウンを言ってたんですよ。みんな『ひどいひどい』って言うんですけど、逆にボクそれが快感でして。それが毎日たのしかったですね」
有吉「まあ、猿岩石はサラブレットなんで前説なんてやったこともないんです」
高田「(笑)」
石本「オレ2年やってたよ、2年。ずっと前説やってたよ」
山本「さあ、それではいよいよ1位いきましょう」
有吉「はい。電波少年裏話ベスト3、第1位は!」
石本「死にかけた」
高田「(笑)いっそ死んでくれ」
石本「これは1位において、ほかにおくとこないんですけど、もうびっくりした。有吉くんもわかると思うんですけど」
有吉「はい」
石本「死にかけたところを放送してくれてないという」
高田「いちばん凄いところを」
山本「おいしいところを」
石本「いちばんおいしいところを。ボクはピストルで撃たれた、ナイフを首に突きつけられた、いろいろあったんですけど。帰ってきて、『なんでピストルで撃たれたのを放送しなかったんですか』って言ったら、土屋さんが、『カスってなかった』って言われました。『ピストルでカスるぐらいしないと映らないぞ』って言われたんです。カスる芸人いるかということで。『カスったら、これで半年はメシ喰える』と言われたんです。『カスるぐらいしないとダメだな、インパクトない』と言われまして」
高田「絵が弱いと」
石本「絵が弱いっておかしいですよね、撃たれてるのに」
高田「(笑)撃たれる芸人なんかいねえよな」
石本「死にかけたヤツは、いまだに放送してくれないんですよね(笑)」
山本「オクラ入りですか」
有吉「あとあれですよね、いちばん危ない時間帯にはスタッフがいないんですね」
高田「そうかー」
山本「あーなるほどねー。流れてまいりました。石本さんの思い出の曲」
石本「これはヒッチハイクから帰ってきたときの曲です」
有吉「思い入れがあるんですね」

♪『DEAR...again』広瀬香美

山本「あのころを思い出すドロンズ石本さんの思い出の曲でした。有吉さーん」
有吉「はいはーい。そういうわけで、これはどんな思い出が。石本さん」
石本「帰ってきたときに、実際つきあってた彼女が鼻歌で歌ってるのを聞いて泣いたという。いい曲だなっていうことで泣いちゃったんですね。それを周りの芸人が見て、オマエは気持ち悪いって言われまして、そこから初めてボク気持ち悪いんだなって気づきまして」
有吉「その彼女、ブスでしたもんね」
石本「おい」
高田「いいね有吉。ナイス、ナイス。そういうの欲しいのよ」
有吉「それでは最後に、石本のほうからお知らせがありましたら、どうぞ」

<略>


◆感想メール紹介

高田「さあ、まだ現場に、じゃあいるのかね」
山本「そうなんです。緊急新レポーター試験に挑戦した元猿岩石の有吉弘行さんが試験結果を待ってらっしゃいます、いま。有吉さーん」
高田「おーい」
有吉「はーい、どうもありがとうございました」
山本「お疲れさまでした」
高田「どうだった?1回やってみて」
有吉「いや、もうちょっとゲストのかたがいいかたでしたら良かったかなというふうに」
高田「(笑)あ、ゲストがね、ちょっとな」
山本「ゲストのせいですね」
有吉「やっぱりこういうのはゲスト次第ですから」
高田「ゲスト次第だね、腕、出すのもな。こっちにもね、いろいろとリスナーのみなさんからいっぱい来てるのよ、感想が」
山本「たくさんいただいてるんですよ、感想メール。こちらは33歳、横浜市のケーキ屋さんのトリコロールさくさかわさんです。『有吉、いいね。やりやすい相手だとはいえ、面白いですよ。人の話をあまり聞いていないとか、ぶしつけな、失礼なことを言うところとか、いけますよ。とりあえず月イチレギュラーで試してみては』」
高田「試すと。いけると。どうかね」
山本「好感触」
有吉「(笑)いいですね。ぶしつけでいいって言われたら、簡単な話ですからね」
高田「簡単だもんな。普段はもっと、ぶしつけだもんな」
山本「飲み会とか」
有吉「(笑)はい、次回はちょっと一杯ひっかけてからやろうかなと思うんですけどね」
高田「こちら、かずひでさん、34歳のかたから。『有吉さんチャンスですよ。せっぱのつまりかたも人並み外れてます。一体なんこぐらいせっぱがつまってるのか気になってしょうがない。有吉だったらギャラもおさえられるし、いいんじゃないか。なんなら野武士で月に2回飲ませればオッケーです』と(笑)。野武士2回でいいんだ、オマエのギャラは」
有吉「(笑)そうですね、まあ5、6千円というところでしょうかね」
高田「十二分だよな」
有吉「ええ、十二分でございます」
山本「ラジはなさん、横浜市、43歳、会社員のかた。『有吉さんのレポーターぶり、なかなかのデキだと思います。ただ、人の話を聞いていないところと、話をふくらまさないところが気になりました』」
高田「話の芽つむから」
山本「『また声や話しかたに特徴がないので、ドロンズが話しているのか有吉さんが話しているのか、わかりにくかったのが残念です。裏話はすごく面白かった』これリスナーのかたからですね」
有吉「ま、リスナーといっしょに成長していければと思ってます」
高田「みんな来てるのは、ぜひ今度はチャンスがあったら、竜兵さんにツッコムところを聞いてみたいと、ナマで」
有吉「なるほど。ぜひね」

◆竜兵さんの近況

高田「最近どうだい、竜ちゃんは」
有吉「エロみっともないでおなじみの上島さんですけども」
高田「(笑)あ、エロみっともないって言われてるんだ。倖田來未に対抗して。対抗してるね。エロかわいいじゃなくて。どんなエロみっともなさ?」
有吉「最近は、いま日本中で話題になってる荒川選手の金メダルを知らなかったという。荒川荒川って言ってましたら、なんだドン荒川かって」
山本「(ドン荒川を)知らない」
高田「それプロレスの前座だよ。ずっと長老。力道山」
有吉「あとは王貞治を育てたコーチだろっていうふうにですね」
高田「荒川コーチ。その荒川コーチ出てこないよ、ふつう」
有吉「信じられないような」
高田「静香を知らないの、金メダルを」
有吉「まったく知らないんですよね。世間の流れを知らないんですよ、はい。それで最近ここ一週間ぐらいごぶさたなんですけれども。『有吉、日本の芸能界は頼んだぞ』という留守電を最後に一週間ほど消えてるんですよ。ボク託されまして、どうしようもないんですよ」
高田「(笑)頼むほうも頼むほうだし、うけたまわるほうも、うけたまわるほうだね。どっちも戦力にならない」
有吉「どうしようもないんですけども。そんな感じでめちゃくちゃな上島さんです」
高田「あいかわらず竜兵会でまた、野武士で飲んでんの?」
有吉「最近は高田先生が竜兵会に興味をなくしてんじゃないかという」
高田「(笑)もう飽きちゃったんじゃねえかと」
有吉「そうなんですよ」
高田「来いと、竜兵会に」
有吉「それで今回も必死なんですよ」
高田「あーそうかそうか」
有吉「清水ミチコさんのところに土田を、昇太さんのところに上島竜兵みずから行きたいと。高田包囲網だというふうにですね」
山本「ビバリーを占拠してという」
高田「(笑)占拠して、竜兵会的には」
有吉「なかなかそういうふうな作戦を立てているんですけれども」
高田「あいかわらずだな。竜ちゃんはあいかわらずだと」
有吉「竜兵さんはあいかわらずですね」
高田「今度、志村さんの芝居に出るよね、ダチョウ倶楽部は」
有吉「そうです。志村さんの芝居でいまいっぱいいっぱいみたいでして」
高田「ひとつのことをやると、いっぱいいっぱいになっちゃうんだろう、あの人」
有吉「もうどうしようもないですね」
高田「なんにもわかんないんだろう、ほかは」
有吉「そおっと見ていると、『志村志村』とつぶやいてるときがありますから」
山本「ラサールさんのお芝居ですもんね」
高田「(笑)しくじるんじゃないかと」
有吉「しくじるんじゃないかと思って、恐怖心でね。遅刻が恐いから、池袋にマンション借りようかなって言ってるんですよ」
高田「(笑)」
有吉「めちゃくちゃなんですよね」
高田「池袋だもんな、舞台は」
有吉「池袋のほうでありますんで」
高田「芸術劇場でね、4月にあって。これから稽古でね、いっぱいいっぱいになるから」
有吉「4月6日からやってますね」
高田「ちゃんと面倒みてやれよ、オマエちゃんと」
有吉「みてやんないと」
高田「みてやんないとな」

◆今後の意気込み

山本「有吉さん、きょうはレポーター試験ということでしたが、いかがだったでしょうか。感想それから意気込みなど、もしありましたら、お聞かせ願えますか」
有吉「はい。試験という形で固くなってしまいまして」
高田「固くなった(笑)」
有吉「いつもの力が出せなかったかなというふうには」
高田「ブルペンじゃ160キロ出すもんな(笑)」
有吉「はいはい。もう打てば響く男と言われておりますんで、ぜひまた今度チャンスをいただければと思っております」
高田「きょうはご苦労さまでした」
有吉「はい、どうもありがとうございました」
山本「本日の新レポーター試験を受けてくださいました有吉弘行さんでした。どうもありがとうございました」

完。

(2006/03/12記)


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