レビュー15 



その27 『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(ニッポン放送)2006/05/24(水)11:30-13:00

パーソナリティは春風亭昇太と乾貴美子

◆オープニング

乾「…そんな低レベルな放送なんですけれども、先週から新コーナーが始まっております。ジューン風亭昇太改造計画、これは元猿岩石の有吉さんによります中継コーナーで、昇太師匠に六月の花嫁、結婚について考えてもらうという新コーナーなんです」
昇太「なあ、どうしよう。こんな朝からボーボーとかさ、そんなananに付いてるDVD見てるようじゃ、おぼつかないんじゃないの」
乾「そうですね。しかも結婚がおぼつかないだけではなく、期間限定レポーター、この有吉さんが好評で、高田先生戻られてからも中継コーナー続けようという意見も一部で出てるんですよ」
昇太「そうなんだよ、会議とかしてるらしいんだよ」
乾「どうします?」
昇太「オレ、困ってるんだよな」
乾「(笑)普通ですね」
昇太「いやいや、困ってるんだよオレ。だからさ、有吉くんに、あんまり上手にやってほしくないんだよ」
乾「ということなんですが、有吉さーん!」
有吉「なにをくだらない話、してるんですか、延々と」
昇太「(笑)」
有吉「ほんとに。有吉ですけども」
昇太「有吉くん」
有吉「はい」
昇太「なんかさ、評判よくて困ってるんだけど」
有吉「あ、ほんとですか」
昇太「もうちょっと手、抜いてくんない?」
有吉「いやいやいやいや。ボクはなんの仕事でも一生懸命やるんですよ」
乾「さすが」
有吉「SEXDVDの出演依頼も待ってますから」
昇太「おおっと」
乾「そんな仕事も?」
有吉「はい、なんでもやりますから」
昇太「なんでもやるの?」
有吉「はい。いつなんどき誰からのチョイ役も受けると」
昇太「(笑)2万円から受けつけますって」
有吉「2万円からやっておりますんで。ぜひぜひお願いします」
昇太「そんな有吉くんは、いまどこにいるんですか?」
有吉「はい、きょうはなんと大泉学園のほうに来ております」
昇太「住宅街だよ」
有吉「閑静な住宅街なんです。きょうはドラマの撮影現場のほうに来ておりまして、いまベッドルームからお送りしてるんですよ」
昇太「おいおい。朝からビバリー、こんな話題ばっかりだな」
乾「あ、恋に効く放送ですね」
有吉「はいはい。きょうはゲストがなんと、川崎麻世さんなんです。川崎麻世さんとガチンコピロートークを繰り広げていきたいなと」
昇太「いいねー」
乾「なんで?」
昇太「奥様がね、カイヤ夫人ですからね」
有吉「そうなんですよね」
乾「ハッスル出るんですよね」
有吉「ハッスルですよ!」
昇太「さいたまスーパーアリーナだよ」
有吉「相手が身長2メーター30センチ、180キロのジャイアントシウバと(笑)」
昇太「(笑)対戦、面白すぎだよ、こんな」
有吉「これはすごい勝負ですよ」
昇太「これは見なきゃっていう感じになるもんね」
有吉「これはぜひ一目見たいですけども。そんな野獣を手なずけてる麻世さんですから、これはいろいろとお話が聞けるかなというふうには」
昇太「すごいよ。ジャイアントシウバ級ってことだもんな、言ったら」
有吉「そうですね」
昇太「ジャイアントシウバはこの日しか戦わないけどさ、川崎麻世さんは毎日戦ってるわけだもんな」
有吉「毎日ですからね」
昇太「これ、どれほどすごい男だってことだよ」
乾「そうですねー」
有吉「すごいレスラーですよ」
昇太「じゃあ、12時から」
有吉「はい。川崎麻世さん、12時から登場になりますんで、よろしくお願いします」
昇太「よろしくお願いします。ではそろそろまいりましょう」
乾「期間限定、ジューン風亭昇太改造計画、今週、有吉さんは昇太さんを改造できるのか?」
昇太「春風亭昇太と」
乾「乾貴美子の」
昇太・乾「ラジオビバリー昼ズ」

乾「本日の中継ゲスト、川崎麻世さんはこのあとすぐ12時からの登場です」
昇太「いやー、しかし番組始まる前ってさ、緊張をほぐしたいっていう気持ちがあるから、どっかでくだらないこととか、ヘンなことやってるんだよね、みんな」
乾「ちょっとほぐれすぎちゃいましたね。気を引き締めないと、またカミますよ」
昇太「それでは、そんなこんなで1時まで」
昇太・乾「生放送!」


◆ゲスト登場

乾「今週もこのあとは中継コーナー、ジューン風亭昇太改造計画です」
昇太「元猿岩石の有吉くんがレポーターですが、もともとはボクのコーナーです」
乾「きょう突撃するのは、あのカイヤさんを妻に持つ川崎麻世さんです」
昇太「有吉くん、そんなにがんばんなくていいからね。適当に」

昇太「適当にがんばってもらいたいよね。ということできょうも11時半から生放送でお届けしているラジオビバリー昼ズ。春風亭昇太です」
乾「そして乾貴美子です。高田先生は現在静養中ということで、月曜に引き続き、水曜日も昇太と乾のコンビでお送りしています」
昇太「はい。なんかボクの立場が危うくなりつつある水曜日、このコーナーは」
乾「お呼びしましょう。有吉さーん!」
有吉「はいはーい、どうも、有吉です」
昇太「どうも」
有吉「あのね、適当にやるって言ってもね、川崎麻世さん相手に適当にできるわけないでしょ」
昇太「(笑)」
乾「あ、そうかー」
有吉「そりゃ、昇太さん相手だったらいいですけど」
昇太・乾「(笑)」
有吉「麻世さん相手に適当にできませんから、一生懸命やらせてもらいますよ」
昇太「はいはい」
有吉「それでは早速まいりましょう。(エコーかかって)元猿岩石有吉弘行のジューン風亭昇太改造計画!」

♪『結婚行進曲』イントロ

有吉「はい、どうでしょうか、いまのタイトルコール。キマったかなと思っておりますけども」
乾「素晴らしかったです、滑舌がいいですね」
有吉「なるほど。ありがとうございます」
昇太「オレの場合、この文章で2回カムからね」
有吉「(笑)落語家ですよね」
昇太「ええ、そうそう」
有吉「というわけで、きょうは大泉学園に来ておりまして、第2回目のジューン風亭昇太改造計画、ゲストです。川崎麻世さんです!」(拍手)
川崎「こんにちは」
三人「よろしくお願いします」
川崎「それにしてもボクの紹介コメントが、『カイヤさんを妻に持つ』(笑)」
有吉「いやいや。いま川崎さん、ドラマ撮影中でございまして、恐ろしい格好になっております」
昇太「え、どんな格好?」
有吉「心臓に包丁が突き刺さって」
昇太「えっ!」
有吉「血だらけになっております」
乾「カイヤさんにやられたんですか?」
有吉「(笑)」
川崎「いやいやいやいや。そこまでは言えませんが。ドラマなんで」
乾「フジテレビのドラマですよね」
川崎「そうです、はい」
有吉「『桜乙女の事件帖』ですかね」
川崎「はい、そうです」
昇太「ドラマだといろんな格好もしなきゃいけないから大変ですね」
川崎「そうなんですよ。このあと、お昼休憩になるんですけれども、胸に包丁刺さったまま、ごはんを食べに行くという」
乾「きょうは殺されたままの中継ということで」
川崎「ドラマだとわかってもらえればいいんですけども、奥さんにやられたんじゃないですか、と言われるとイヤだなと思って」
有吉「本当ですね。いま奥さん恐いですからね、プロレスラーですから。さ、それでは乾さん、ボクこういうの面倒臭いんで、麻世さんのプロフィール紹介、お願いします」

◆プロフィール

乾「本日のゲスト川崎麻世さんは、1963年、京都府にお生まれになりました。中学時代、ジャニーズ事務所にスカウトされ、77年『ラブショック』で歌手デビュー。美しすぎる容姿であっという間に人気者になり、78年から3年連続でプロマイド男性部門の売り上げ第1位に輝きました」
昇太「なってみたいよね」
乾「アイドルとして活躍した後、84年からは舞台にも進出。活躍の場を海外にまで広げて行かれましたが、そんな川崎麻世さんに身を固める時期がやって来ました。モデルとして活躍していたカイヤさんと、マイケル・ジャクソンのパーティ会場で出会い、その後、3回偶然バッタリ出会いました。そして運命の赤い糸にたぐり寄せられるかのように、90年、カイヤさんと川崎麻世さんは結婚。しばらくは専業主婦だったカイヤさんがマスコミに登場するやいなや、明るいキャラクターでたちまち人気者になりました。それ以降、川崎さんに対する世間の目も若干変わったかもしれません。現在、、結婚16年目、そんなかたがきょうのゲスト、川崎麻世さんです」

◆出会い

有吉「そんな川崎麻世さんですけれども。マイケル・ジャクソンのパーティーというのは?」
川崎「カイヤがそのころ、マイケル・ジャクソンのマネージャーと知り合いだったらしくって、ボクの友達もたまたま同じ人と知り合いで。マイケル・ジャクソンはそのとき来なかったんですが、スタッフの食事会みたいな感じで、たまたまボクの隣りに座ったのが、カイヤだったんです」
有吉「場所はどちらなんですか?」
川崎「それは六本木のあるレストランですけどね」
有吉「マイケル・ジャクソンですからね」
川崎「そこでカイヤがミュージシャンにナンパされてたんですよ。それでいきなり泣き始めちゃって。そんなアタシを軽い女だと見ないでーみたいな感じで。でボクが声をかけて、ハーイ大丈夫、でそのままボクが逆ナンしちゃったみたいな感じで」(笑)
有吉「運命ですね」
川崎「それが運命の…。やめときゃよかった」
有吉「よかったのか悪かったのか、ほんとに。そのとき麻世さんは英語でナンパされたんですか?」
川崎「そうですね。その前、外国の舞台に出てたんで、英語は多少大丈夫でしたね」
有吉「その当時は、カイヤさんはまだ日本語は?」
川崎「そのころはまったく日本語はダメです」
昇太「じゃ日本に来て慣れない国でもって、言葉も通じない、そんなときに優しく声をかけられたらコロッとするわね」
乾「そうですよー。しかも、かっこいいですからねー」
川崎「ところが、カイヤはそのときボクのことをオカマだと思ってたみたいです(笑)。ほら、向こうの、なんて言うんですかね、そういうミュージカルタレントっていうか、けっこう多いじゃないですか、そっち系の人。だからボクも自然とオネエ言葉の英語だったみたい」
昇太「そうか、習った人がそういう人だったから。そういう人の間にいたんで、そういう言葉になっちゃった?」
川崎「ええ、そうなんです」
乾「当時のカイヤさんって、どんな外見だったんですか?」
川崎「いや、あのね、ほんとにキレイでしたねー」
乾「過去形?」
川崎「女優でいうとイングリット・バーグマンとかグレース・ケリーみたいな感じに見えましたね、当時は」
有吉「いまはどうですか?」
川崎「いまはどう見てもカイヤです」(笑)
有吉「カイヤさんはカイヤさんですね、もうね。3回偶然お会いしたっていうことなんですけど」
川崎「そうなんですよ。それから連絡先は聞いてたんですが、当時携帯電話がなかったもんで、うちの電話番号を教えてたんですが、なかなかかかってこなかったんですよね。やっとかかってきたときに、ボクは寝ぼけてまして、英語教えてくださってる外人の女性だと思って話してたら、全然違ってカイヤだったんでカイヤ怒っちゃってね。しばらくまた連絡なかったんですよ。で、どっかにいるだろうと思って六本木のほうブラブラしてたら、またカイヤと偶然会って。そういうことの繰り返しですね」
有吉「やっぱりこれ運命だななんていうふうに思います?」
川崎「ねえー、これ運命だったんですね」
有吉「運命ですよね。ボクねほんと、カイヤさん大好きなんですよ」
川崎「そうですか。知らないんじゃないですか」
有吉「ボク事務所も一緒ですから。いつもホメるんですよ、いいスタイルですねって」
川崎「それがヤツの手なんです」
有吉「(笑)なるほど」
川崎「人をホメまくる、オレ以外は」
有吉「先週、橋本志穂さんは初めてのデートのときに8時間待ちぼうけをくらったらしいんですけども、川崎さんも、なんか」
川崎「ボクはね、6時間待ちましたね」
有吉「6時間!」
川崎「橋本さんの場合は、旦那さんが仕事が押しちゃってんですよね。ボクの場合は、なにやってんだって聞いたら、タクシー待ってたんだって。6時間。じゃもっと早く出ろよ」
昇太「(笑)どこでタクシー待ってたんだ?」
川崎「そんな、ほんとかなーみたいなね」
有吉「6時間待ってたってね、東京ですからね」
川崎「そうですよ」

◆ハッスル参戦

有吉「話、変わりますけど、カイヤさん、プロレス、ハッスルに参戦ということなんですけども」
川崎「あー、そうみたいですねー、新聞によりますと」
有吉「新聞によりますと!?これはご存知じゃなかったんですか?」
川崎「出ることは知らなかったですね」
有吉「ほんとですか」
川崎「でも、やっぱりがんばってほしいですね、ケガしないように」
有吉「これは、ご家族の娘さんとか息子さんとかはどういうふうに?」
川崎「どうなんでしょうね。娘はいま向こうに留学してますから。ちょうど帰ってくれば行くとは思いますが。たぶんボクは仕事が入ってるんで」
有吉「あ、じゃちょっと観戦は行けないってことですね。でも一部の情報によると、麻世さん自身も参戦に意欲的だと」
川崎「いや、誰がそんなこと言ったんでしょうね、いいかげんですね」
有吉「いっさいないですか?」
川崎「出るわけないじゃないですか」
有吉「でもこれ、川崎ファミリーで出てみると。これ、なかなか」
昇太「川崎さんもいいからだしてるしね」
川崎「いやいや。ボク仕事できなくなっちゃうと大変なんで。それでなくても大変ですから」

◆家に入れない

有吉「あと、いやな情報ばかりになっちゃいますけど、太田プロの松村邦洋情報によると、川崎さんちは立派なお宅があるんですけれども、夫婦喧嘩のあと、川崎さん、車で寝泊まりされてるという」
川崎「ああ、ま、そういうのはしょっちゅうですね。家に入れないときは、もうどっか、車とかホテルとか」(笑)
有吉「なにげない感じで言うんですけども」
昇太「有吉くん、全然結婚したい気持ちにならないんだけど、ボクが」
乾「いい話は?」
有吉「はい、そうですよね。川崎さんがちょっと達観してる感じがあるんですよね」
川崎「やっぱりね、自分の人生ですから、マイナスの部分もプラスに変えていかなきゃいけない、ポジティブに生きていこうということです」
昇太「すいません、やっぱりマイナスなんだ」
川崎「いやいやいや。結婚とはいいものです(きっぱり)」
有吉「いいものですよね」
川崎「強くなれます」
有吉「そうなんですよ。だからここで、結婚していいエピソードをどんどん聞いていかないといけないんですよ。そうですよね、昇太さんのためにも」
昇太「それ、聞きたい」

◆結婚してよかったこと

有吉「はい、そういうわけで結婚してよかったというエピソードのほうを」
川崎「そうですね、やっぱり二人の可愛い子供が」
有吉「はいはいはい」
川崎「ボク、出産に立ち会ったんですよ、両方とも。感動的ですよ。やっぱり行くべきです、旦那さんは。出産見ると、やっぱり子供との絆というか、なんか感じますね」
有吉「ケイトちゃんとシオンくんですね」
昇太「ボク、前にカイヤさんのお宅に、まあ川崎さんのお宅なんだけども」
川崎「なんですか、その言い方」
昇太「取材で行かさせていただいたことあるんですよ、何年か前に。娘さん、可愛い可愛い。びっくりしますよね」
川崎「ありがとうございます」
有吉「あれ、昇太さん。昇太さん、子供ぎらいですよね」
昇太「いや、ボクも子供好きじゃないんだけど、ものすごい可愛いのよ、ケイトちゃんが」
乾「もしかして自分の嫁候補としてケイトちゃんのこと見てます?」
川崎「でも身長高いですよ、ケイトは。175センチぐらい」
有吉「そんなに」
昇太「ボクが行ったときは、まだそんな大きさじゃなかったですよ」
有吉「どうですか、ケイトちゃんを奥さんにいただくなんていうのは」
川崎「勘弁してください」
昇太「怒られそうなんで」(笑)
乾「二人のお子さんはどっちの味方なんですか?川崎さん派ですか?カイヤさん派ですか?」
川崎「それぞれですね。でもやっぱり、たとえばボクが家に入れないときは、息子が『パパ、雨ふってるのに大変だね、傘持って行く?』って、傘持ってきてくれたりね。『ごめんね、ママが入れてくれなくて』って、子供があやまるんです」
有吉「ほんとに、いい子ですね。こういう話を聞くと、ボクはやっぱり結婚したいなと思いますけどね」
川崎「ほんとにやっぱり子供は可愛いですよ」

◆結婚してみてこんなはずじゃなかったこと第3位

有吉「いいですよね。でも、いくつかは結婚してこんなはずじなかったなという話も、当然あると思うんですけども」
昇太「そっちも聞きたいね」
有吉「そちらのベスト3でお伺いしていきたいんですが。結婚してみてこんなはずじゃなかったことベスト3、第3位は!」
川崎「こんなにカネがかかるとは思わなかった」(笑)
有吉「カネですか?」
川崎「まずはね、これはしょうがないんです。国際結婚でもあるし。なんていうんですかね、もちろん子供の学校のことだとか大変です、インターナショナルだし。ちょっと里帰りするって言っても家族みんなで里帰りしたらどれだけお金がかかりますか」
昇太「あ、そうかー」
川崎「それでもちろん向こうにも仕送りしてるし、あとやっぱりカミさんアメリカ人なんで、普通に国際電話かけるわけですから。あとアメリカに住んでると、どうしてもすべてが大きいでしょ。物価も日本と違うから、電気もつけっぱなしであったりね、いろんな意味で普通の考えではないですね」
有吉「なるほど。麻世さんの顔がどんどんやつれていってるんですけども」(笑)
川崎「だって買い物行ったって、冷蔵庫パンパンになるぐらい買うわけですから。アメリカじゃないんだから。もう5分も行けばどこでもスーパーあるわけですからね、東京なんて」
有吉「カイヤさん、ごはん食べる量なんかもすごいんですか?」
川崎「どうなんでしょう。やっぱり野菜と水がすごいですね」

◆結婚してみてこんなはずじゃなかったこと第2位

有吉「じゃ、川崎麻世さんの結婚してみてこんなはずじゃなかったことのベスト3、第2位です!」
川崎「掃除、洗濯、すべて自分でやりますね、食事もすべて」
有吉「全部!?」
川崎「全部」
乾「これは、自分の分はっていうことですか?家族分ですか?」
川崎「自分の分はもうとにかく。目を閉じれば幼いころに、トントントントンってまな板の音、味噌汁の匂いがプーンとしてくるような普通の平凡な家庭に憧れるわけじゃないですか。パパごはんできたよって、お風呂はいってるわよって、たとえば。全然違いますね」
有吉「カイヤさんって、食事も洗濯も全部やられそうな感じはありますけどね」
川崎「特にボクの場合、洗濯はコインランドリーですから」
昇太「え、だって洗濯機あるんでしょ!?」
川崎「いや、あるけれども、なんか知んないけど、ボク、うちの近くのコインランドリーでよくやってることがありますね」
昇太・乾「えー!」
有吉「絶対そんなとこ見たくないですね、ボクは」
川崎「ボクも見られたくないです」
有吉「(笑)」
川崎「でも、しょうがないです。近所の人は知ってますから。洗濯機こわれてるんですよって言うしかないじゃないですか」
乾「カイヤさんに、うちでは洗うなって言われたんですか?」
川崎「いや、あまり詳しいことは言えません」(笑)
有吉「でもこれは、麻世さんがお優しいから、食事を作ってあげるっていうことなんじゃないんですか?」
川崎「まあ、というか…言えません」
昇太「川崎麻世さんのファン、泣いてますよ。だったらワタシが洗ってあげるのにって」

◆結婚してみてこんなはずじゃなかったこと第1位

有吉「(笑)ちょっと悲しいですけども、じゃ最後いってみましょう。川崎麻世さんの結婚してみてこんなはずじゃなかったことベスト3、第1位は!」
川崎「家のカギを持たせてくれない」
昇太「なんで!?」(笑)
川崎「そこなんですよ、すべて。家に入れなかったら、洗濯はコインランドリーでするしかないじゃないですか」
昇太「なるほど!」
有吉「そうか!」
川崎「家に入れなければ、食事も自分でなんとかするしかないじゃないですか!」
有吉「なるほど!」
川崎「すべてはここにあるわけです」
乾「でも、なんで家に入れないんですか?」
川崎「それは本人に聞いてください。とにかくカギをボクは持っていないんです」
有吉「合いカギを持っていないということですよね」
川崎「変えられちゃったんですね」
有吉「え、カギを!?」
川崎「はい」
昇太「じゃ、川崎さんが出てるスキに新しいカギつけられて、それ以降、カギを渡してくれないんですか?」
川崎「そうですね」
乾「川崎さんは、別宅があるわけではないんですか?」
川崎「別宅は持ちたくないです。もう持ってしまったら、なんか気持ちの整理ができてるみたいで」
(笑)
有吉「カギ持っていないのは、どれくらいになるんですか?」
川崎「もうどのぐらいかな…1年近くになるんじゃない。だから、いちいちうちに帰るときに、いまから帰るよって、何時何分に帰るから開けておいてねって言っても、入れないときありますからね」
有吉「カイヤさん、中にいるのに開けてくれないってことですよね」
川崎「まあ仕方ないです。これもボクの人生だし、すべてポジティブに生きていくつもりです」
有吉「麻世さん、なんかもう、かっこいいです」
川崎「ありがとうございます」
有吉「ほんとに(笑)」
乾「こういう形の結婚もあるんですね」
川崎「あります。でもね、すべて周りが優しく見えますよ。ちょっと気をつかってくれたことでも、この人優しいんだって、すべてに感謝できるようになります」
乾「なるほど。昇太さんもベタベタしたつき合いはお嫌いそうだから、こういう形いいんじゃないですか。半別居というか、別居じゃないんですけど家には入れてもらえない」
昇太「いや、家には自由に入れるようにしたいな、いくらなんでも。通い婚って理想だけどさ」
川崎「でもね、閉じこめられちゃうとやっぱり出たくなるものですよ。ほんとボクはずうっと閉じこめられてたから。強制っていったらヘンだけど、束縛されてたんで、逆にこういう時期もあるかなって。長い目で見るとね」
昇太「一応、弱い軟禁状態からちょっと解放されたような感じですか?」
乾「閉じこめられて今度は入れなくなっちゃったんですか。極端ですね」
昇太「もっと普通の感じ、ないのかな」
有吉「でも、なんだかんだ言っても、もう結婚16年で、いろいろ騒がれても仲良くやってるんですね」
川崎「16年監禁状態だったから、そろそろパーンと外で飛び跳ねて、またそれに疲れたら、お互いに丸くなるでしょう、きっと」
有吉「そんな麻世さん、いまいちばん聞きたい曲を」
川崎「それは、川崎麻世の『抱きしめてFall in love』、聞きたいですね。癒されるんです、この歌が」
有吉「そうですね。抱きしめてほしいですね、誰かにね、本当にね」

♪『抱きしめてFall in love』

乾「涙さえも抱きしめてフォーリンラブ、泣かせますねー。川崎麻世さんで『抱きしめてフォーリンラブ』、聞いていただきました。有吉さん」
有吉「いまもう川崎麻世さん、本当に切ない顔をされております」(笑)
川崎「そんなことないですよ」
有吉「というわけで、そんな川崎さん、告知のほうがございまして…」

<略>

昇太「お芝居の稽古とかしてると、やっぱりからだとか疲れたりするわけでしょ。そういうとき部屋でゆっくり休みたいのにね」
川崎「まあ、そうですけど、仕事をやりながらストレス発散できますので」
昇太「仕事が楽しくなる?」
川崎「ええ、仕事大好きです。だって家に帰んなくていいから」
有吉「そんな心臓に包丁が刺さった状態で」(笑)
川崎「ほんと、そうなんですよ。刺さって血だらけになって、もう顔も死人のメイクみたい、青白いメイクしてやってる」

◆結婚とは

有吉「どう見てもストレスが溜まってるんですけど。じゃ最後に、昇太さん、これよく聞いてくださいよ」
昇太「そうだね、これ聞きたいわ。きょうは特に」
有吉「はい、川崎さんにお願いいたします。結婚とは、一言で表現するとなんなんでしょうか?」
川崎「忍耐への挑戦!(毅然と)」
有吉「忍耐への挑戦…」(笑)
川崎「決して自分には負けたくないです」
乾「有吉さん、また今回の中継で昇太さん、結婚から一歩遠のいてしまったような気がするんですが」
有吉「遠のきました?」
昇太「すいません、あのね、きょうね、まったくする気がなくなりました」
有吉「ほんとですか?」
川崎「自分が強くなれるんですよ」
昇太「いや、弱くていいですよ、もう。弱くなりたいですよ。支えてほしいですよ」
有吉「そうですか。じゃ、きょうの刺客もダメだったということで(笑)」
乾「とりあえず家のカギですね」
有吉「そうですね、カギをなんとかして」
川崎「そうですね」
有吉「まあ、来週こそは昇太さんをその気にさせようと思います」
昇太「お願いしますよ」
有吉「はい。というわけで本日のゲストは川崎麻世さんでした」
川崎「ありがとうございました」
有吉「どうもありがとうございます」
昇太「ありがとうございました」
乾「ありがとうございました。有吉さんの中継でした」


(2006/05/29記)


BACK