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その29 『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(ニッポン放送)2006/06/21(水)11:30-13:00

パーソナリティは春風亭昇太と乾貴美子

◆オープニング

乾「…だから、そんな昇太さんのために、きょうもこのコーナーがございます」
昇太「たのむよー」
乾「復活したということなんですよ。元猿岩石有吉さんの中継コーナー、ジューン風亭昇太改造計画」
昇太「これが帰ってきたわけですね」
乾「そうなんです。終わったはずですけども。復活ということで、お呼びしましょう。有吉さーん!」
有吉「はいはーい、どうもどうも」
乾「よろしくお願いします。大好評なので復活です」
有吉「いまね、いなりを食べているんですよ、ボクも。ボクはいなりにはうるさいんですよ。うるさいんですけど、これはちょっとしたもんですね」
乾「黒ゴマが、おいなりさんの中にいっぱい入っているんですよ」
有吉「おいなりのゴマがいいですねー。大変おいしいんです。奇跡的に復活を果たしました。ありがとうございます、ほんとに」
乾「こちらこそよろしくお願いします」
有吉「この前、最終回だって言ってて、2週おいて復帰しますと、ちょっと信用がなくなっちゃうんじゃないかなとは思うんですけども」
昇太「(笑)今後のね」
有吉「あぶないデカ方式でやっておりますので。まだまだやります、ということで。きょうは新宿御苑の近くにやって来ておりまして。新宿御苑、やっぱり凄いです。蟻がデカい」
乾「あ、そうですかー」
昇太「(笑)蟻がデカい」
有吉「蟻がデカいですわ、やっぱり。この東京のド真ん中にあって、こんだけの蟻はなかなかいないですね」
乾「黒々としてましたか?」
昇太「立派な蟻が」
有吉「立派な蟻がいますね。ミミズもいますね」
昇太「これは土がいい証拠だよ」
乾「いま、バラが咲いてるんじゃないですか?新宿御苑」
有吉「バラは一向に見えないんですけども、とにかく蟻がデカいです」
昇太「中に入ったみたい」
乾「下ばっかり見てるんですか?」(笑)
昇太「もっと上を向いて歩こうよ」
有吉「あ、そうですね。上をね。上を向いたら、ちょっと天気が曇りがちでしてね。ちょっと残念なんですけれども」
乾「そんなきょうのゲストは?」
有吉「きょうは、またまた太田プロから、デンジャラスのノッチという男をゲストに迎えようかなと思っているんですけども」
乾「おっとー。なんか、離婚して再婚したということなんですよね」
有吉「そうなんです。先週の11日の日刊スポーツにも、『離婚、2度目ゴール、ダブルで発覚、ノッチです』と、デカい記事が載ってましてね。これね、自分でリークしたっていうウワサがあるんですよね」
乾「そうなんですかー。まあ、おめでたいことですからね」
有吉「おめでたいことですから。離婚もしてますし、2回目の結婚ということで、これ、なかなか昇太さんにいいお話をしてくれるんじゃないかなと」
昇太「あ、そうか。失敗を知っているから」
有吉「ええ、ええ。経験豊富でございますから」
乾「適任ですね」
有吉「はい。というわけで」
乾「詳しいお話は後ほど、よろしくお願いしまーす」
有吉「お願いいたします」
昇太「お願いしまーす。さあ、それではそろそろまいりましょう」
乾「結婚に失敗しても、またすればいい」
昇太「すればいいじゃない」
乾「デンジャラスのノッチさんの結婚生活に学べ!」
昇太「春風亭昇太と」
乾「乾貴美子の」
昇太・乾「ラジオビバリー昼ズ」


◆12時から

乾「12時からは有吉さんの中継コーナー!」
昇太「こないだ最終回とか言っていなかった?」
乾「あれ、そんなこと言ってましたっけ?」
昇太「大仁田厚の引退宣言かよ!」

昇太「さ、きょうも11時半から生放送でお届けしているラジオビバリー昼ズ。お金のためならどんな仕事もする春風亭昇太です」
乾「同じく、乾貴美子です。そして、水曜日はこのコーナーです。元猿岩石の有吉さーん!」
有吉「はいはーい!有吉でございますー!」
乾「よろしくお願いします」
昇太「どうも」
有吉「どうぞよろしくお願いします。じゃ、いいでしょうかね、早速。(エコーかかって)元猿岩石有吉の帰ってきたジューン風亭昇太改造計画!」

♪『結婚行進曲』イントロ

有吉「また、帰ってきました、ありがとうございます」
昇太「はい」
有吉「きょうは新宿御苑に来ております。第4回目のゲストになりますね。じゃ紹介しましょう。ワオキツネザルさんです!」
ノッチ「ワォワォ(ワオキツネザルの声マネ)」
一同「(笑)」
ノッチ「こら!ラジオでワオキツネザルってなんだよ。ちゃんと紹介してくれよー」
有吉「自分でやってくれって言ったんでしょ」
ノッチ「やってくれなんて一言も言ってないだろ。早く言ってください、お願いします」
有吉「デンジャラスのスーパーアイドル、ノッチさんです!」
ノッチ「どうもーみなさんこんにちは!デンジャラスノッチです!よろしくお願いします!」
昇太「(笑)」
有吉「一向に盛り上がってありませんけども」
ノッチ「なんですか、このシーンとした雰囲気」
有吉「よろしくお願いします」
ノッチ「よろしくお願いします」
有吉「はい。ノッチさん、…どうですか?え…」
ノッチ「何がどうですかだよ。途中で止まんな、びっくりするだろ。ほら、結婚でしょ」
有吉「まだです、まだです。ボキャブラ天国でご活躍のノッチさんですけれども」
ノッチ「10年前に終わったよ。10年も前に。いまの!いまの言ってください」
有吉「いま、なんでご活躍をされてるんですか?」
ノッチ「ライブとか。太田プロライブ。月に1度の」
有吉「わかりました。すいません、乾さん、プロフィール紹介お願いします」

◆プロフィール

昇太「笑ってるよ」
乾「ま、ひとまず落ち着きまして、本日のゲストをご紹介したいと思います。デンジャラスのノッチさん。1965年7月、愛媛県のお生まれで、現在40歳でいらっしゃいます。88年にデンジャラスを結成」
昇太「長いんだよなー」
乾「『ノッチでーす』のギャグでボキャブラ天国などに出演。一躍お茶の間の人気者になられました。その『ノッチでーす』が世の中に浸透する、ちょっと前の94年、単独ライブに来ていたお客さん、トモミさんとデンジャラスのお二人は意気投合しました」
昇太「ほうほう」
乾「が、ノッチさんは相方の安田さんには黙って、そのトモミさんとおつき合いを始めてしまいました。仕事も順調に回っていた96年、ノッチさんに新しい恋人ができたことで、トモミさんとノッチさんは別れてしまいます。ノッチさんはその後、新しい恋人と結婚しますが、2001年に破局。世の中が日韓ワールドカップで湧いていた2002年の6月、運命は動いたんですね。小田急新宿駅の改札で、ノッチさんとトモミさんの運命の再会がありました。焼けぼっくいに火がついて、トモミさんの30歳の誕生日、ことしの1月にめでたくゴールイン。これ、ノッチさんにとっては再婚ということになりますね。現在新婚5ヵ月。先週、離婚と再婚が一気にバレた、そんなかたがきょうのゲスト、デンジャラスのノッチさんでーす」(SE:拍手・歓声)

◆日刊スポーツの記事

ノッチ「どうもありがとうございます!」
有吉「(小声で)マイクが、うるさいんで、もうちょっと離してもらえます?」
ノッチ「自分が近かったべ」
有吉「芸歴何年ですか?」
ノッチ「芸歴は18年です」
有吉「長いでしょう」(笑)
ノッチ「昇太さんも小さい声で『なげーな』って言うの、やめてください。ちょっとヘコみました」
昇太「いや、だって長いよねー」
ノッチ「お久しぶりです」
昇太「ボクがお笑いライブみたいのに出てたころに、一緒に出てたんだもん」
ノッチ「そうです。出させていただいて。ありがとうございます」
昇太「知らないうちに結婚離婚を繰り返して」
ノッチ「はい」
有吉「日刊スポーツにね、大きくー」
ノッチ「ありがとうございます!あんなにでっかく載るとは」
有吉「あれ、自分からリークしたっていうウワサがありますけど、どうなんですか?」(笑)
ノッチ「自分からじゃないですよ。ちゃんと取材を受けまして」
有吉「なんかあれ、記事が異様にでデカかったんですよね」
ノッチ「隣りが松田聖子さんの記事だったんですけど、自慢じゃないですけど、それよりデカかったという」
一同「ほー(感心)」
有吉「ウワサによると、日刊スポーツの記者のかたと友達だったという」(笑)
ノッチ「友達じゃではありませんっ!」
有吉「なんですか?」
ノッチ「友達じゃないですよ。ただの普通の、ですよ。知り合いでもなかったですけど」
有吉「周りの芸人からの反響とかは?」
ノッチ「ありました。丁半コロコロの西尾くんから、メールみたいなものが安田のほうに届いて、最初見たときびっくりして、ノッチ自殺だ、と思ったらしいです」(笑)
有吉「記事があんまりデカすぎて」
ノッチ「うわぁ、やべぇ、知ってるヤツが!」
有吉「でも、そう思いますよね」
ノッチ「思わないよ(怒)」
有吉「ボクらからしてみたら、ほら、もう再婚してかなり月日がたってたもんですから」
ノッチ「いや、まあまあ、ボクみたいな人間でも、結婚してくれるかたがいらっしゃったっていうことで」

◆馴れ初め

有吉「今回、昇太さんに、なんとしても結婚していただきたいわけですよ。だから結婚の良さを伝えてほしいわけですけれども。早速、なれそめからお伺いしたいんです。前の奥さんとはどこで?」
ノッチ「そうですね、前の奥さんとは、ファンレターをいただいて、ライブのときに。で、それを読んだら…前の奥さん関係ないだろ!」
昇太・乾「(笑)」
ノッチ「前の奥さんのことはいいんだよ!なんだよ。なんで前の奥さんのなれそめなんだよ。いまの!いまの奥さん」
有吉「すいません。いまの奥さんのなれそめは?」
ノッチ「いまの奥さんとはファンレター…じゃねえな、なんだっけ、混乱してきたじゃないかよ」
昇太「あのさ、ファンレター来るでしょ。ボクも来ることあるんだけど、顔とかわかんないじゃない」
ノッチ「ま、そうですけど、そのときは、たまたま顔写真が入ってまして」
昇太「あ!入ってるのがあるんだ!」
ノッチ「そうなんですよ。それで、ライブのときに見に行きたいんで、どこでチケット取ったらいいですか?っていうような問い合わせの手紙だったんで、それでお返事を書いたっていう。だから、前の奥さんのなれそめはいいんですよ。いまの、お願いいたします」
有吉「いまの奥さんは何年前に、出会いは?」
ノッチ「出会いですか、出会いはもちろんライブです。サンリオピューロランドの近くにある京王多摩センターっていうところで営業があったんですけど、それに昼の部と夜の部の2回ともいちばん前に座ってたんです」
一同「はー(なるほど)」
有吉「デンジャラスを見に?」
ノッチ「見に来てくれてて、なんかライブがあったら教えてくださいっていうので、教えてあげたんです。で、来るようになって」
有吉「別に、一目惚れってわけではないんですよね?」
ノッチ「そうですね。ただ、お友達っていう感じ」
有吉「ブスですもんね」
ノッチ「ブスじゃねーよ。中年なだけだ」
有吉「中年なだけ…(笑)」
ノッチ「なにがブスだ(怒)」
昇太「え、どんな感じの人なの?」
ノッチ「さわやかな感じの」
昇太「OLさんをやってたんですか?」
ノッチ「…そおです」
有吉「なんで声、裏返るんですか?」
ノッチ「いや、普通のOLですよ」
乾「ファンの子とつき合っちゃうというのは、よくあることなんですか?」
ノッチ「いやあ…どうなんでしょうね」
有吉「いや、芸人の中ではタブーとされていることの一つではありますね」
ノッチ「タブーじゃありませんよ、そんなに」
有吉「そうですか?」
ノッチ「そうですよ。ほんとに。なに、その目」
有吉「ま、トモミさんとは1回、2年ぐらいおつき合いされて、破局をされたわけですよね?」
ノッチ「そうです」
有吉「これ、原因は?」
ノッチ「原因は、自然消滅な感じ」
有吉「自然消滅ですか?」
ノッチ「自然消滅ですよ」
有吉「ほんとですか?」
ノッチ「はい、ほんとに」
有吉「浮気ではないんですね?」
ノッチ「違います、違います」
有吉「(笑)なんかもう目が泳いでるから」
ノッチ「泳いでないですよ」
乾「そのときは、結婚しようとは思わなかったんですか?」
ノッチ「そのときは、まだそうやって結婚するっていう勇気がなかったんですよね。言い出すタイミングもなかったし。なんかトモミちゃんも、上司の、その友達っていうか、なったっていうのを聞いてたから。そんな感じです。自然な」

◆破局と疑惑

有吉「なるほどね。1回目の結婚は2001年に破局。これ原因は?」
ノッチ「え、原因ですか?」
有吉「はい」
ノッチ「ま、なんでしょうね。ボクのせいだと思いますよ」
有吉「性格の不一致?」
ノッチ「そうです、そうです」
有吉「これ、壮絶な喧嘩とか、別れ際はモメたんですか?」
ノッチ「全然モメてないですよ。もう奥さん出て行っちゃいましたから」
一同「(笑)」
昇太「早い」
ノッチ「ある日突然、帰ってきたら…」
乾「モメる前に出てっちゃったんだ」
昇太「じゃ、うちに帰ったらいなかったの?」
ノッチ「ええ、もういませんでした」
昇太「なんか手紙とか書いてあった?」
ノッチ「いっさいありません」
昇太「なんにもないの?」
ノッチ「はい」
乾「家具は?」
ノッチ「家具も置いてありました。そのまんま。自分の大事なものだけ」
有吉「そのまんま出られたから、大家さんに、あらぬ疑惑をかけられたっていう話があるんですけども」
ノッチ「ああ、そうですね。大家さんに、家賃を払いに行ってたんですよ、奥さんが。直接、毎月。そしたら急に奥さんがいなくなったもんですから、大家さんがびっくりしてボクに、『最近奥さん見ないわねー』って言われたから、ボク動揺しちゃって、そのとき精神状態で、言えなかったんですよ、出て行っちゃったっていうのを。そうしたら次の日警察が来たんです」
乾「えー、なんで?」
ノッチ「嫁さんを殺したっていう疑惑があって、警察に大家さんが通報したんです」
一同「(笑)」
ノッチ「『大家さんの通報で来たんですけれど、ちょっといいですかね』みたいな」
昇太「大家さん、そんなに心配してくれなくても」
ノッチ「そうなんですね。で、おまわりさんに言ったんですよ、ボク。『すいませんね、離婚しました』って。おまわりさんは『そうですか、安心しました』って笑いながら帰って行ったんです」
有吉「(笑)まあね、びっくりしますよね、それもね」
ノッチ「前の奥さんは関係ないでしょ。お願いします」

◆結婚してみてこんなはずじゃなかったこと第3位

有吉「すいませんね、ついついね。じゃ、いま面白エピソードでしたけども、ここからは新婚ホヤホヤノッチさんに、結婚してみてこんなはすじゃなかったことベスト3をお伺いしていきたいと思います。デンジャラスノッチさんの結婚してみてこんなはずじゃなかったことベスト3、第3位は!」
ノッチ「飲み会に誘われなくなった」
昇太「これ、なんで?」
ノッチ「皆さん、先輩のかたとか、気をつかっていただいて。オマエ結婚してるからきょうは来なくても大丈夫だよみたいな感じで、飲み会に誘われない場合が多いですね」
乾「じゃ、竜兵会にも参加されてないんですか?」
有吉「そうですよね。竜兵会の参加も少ないんですけども、竜兵さんいわく、ノッチさんを誘わない理由は、あいつはつまらないからだっていう」
昇太・乾「(笑)」
ノッチ「そういう理由じゃねーよ、つまらないからなんて」
有吉「結婚したから云々じゃないみたいですよ、竜兵さんはね」
ノッチ「そんな赤裸々な告白、いま言わなくてもいいだろう。ちょっと傷ついたよ。ほんとのマジな顔して」
有吉「そうらしいですね」
ノッチ「ほんとに? ほんとに言われるんですよ。竜兵さんにも気をつかってもらって」
有吉「だって、結婚して誘われないですけども、奥さんはうるさいんですか?そうやって飲みに行くときに」
ノッチ「いや、全然です。外にどんどん出て行きなさいって。結婚してから逆に、なんで毎日家にいるのっていう感じで言われるときがあります」(笑)
有吉「もっと出なさいよと」
ノッチ「もっと外に出て行きなさいよ、芸人なんだから」
有吉「遊びなさいよと」
ノッチ「毎日家にいて」
有吉「まあ、いい旦那さんなんですよ」
ノッチ「いやだよ!そんなの」

◆結婚してみてこんなはずじゃなかったこと第2位

有吉「ノッチさんの結婚してみてこんなはずじゃなかったことベスト3、第2位は!」
ノッチ「はい。ご祝儀を誰からももらえなかった」
有吉「これはどうなんですか?」
ノッチ「これはまた理由は、2回目だからな、とか。1回目も皆さんからいただいてるから、いいだろうっていうような感じで。3回目のときはやるよとかって、上島さんとかは」(笑)
有吉「もう3回目の予定もね、そろそろ立てておいたほうがいいですね」
ノッチ「もうそろそろ…こら!あるわけないだろ!」
有吉「あんまり顔芸やめてください」
ノッチ「顔芸なんかやってないですよ」
有吉「ラジオですから」
ノッチ「ラジオで顔芸って、オマエ…」
有吉「これは本当にもらえなかったんですか?ダチョウ倶楽部さんだったりとか、親戚のかたとかは?」
ノッチ「いや、全然もらえなかったです」
有吉「全然なしで。大家さんは?」
ノッチ「そうですね、大家さんは警察に通報して…いやいや違いますよ!(笑)それは前の奥さん。相方の安田から、ファミレスでハダカで千円もらいました」
有吉「あ、そのまんま、これをやるよと。それだけですか?」
ノッチ「それだけです。親からは、1回目結婚したときと同じ壁掛け時計を送ってきました」
有吉「同じヤツ?」(笑)
ノッチ「同じヤツ」
有吉「ゲンが悪いですね」
ノッチ「ゲンが悪いことするな!ちょっとヘコみましたよ」
有吉「なるほどね」
ノッチ「うちの親はね、同じで。電話とるじゃないですか、ボクの奥さんが。そうしたら前の奥さんの名前で呼ぶんですよ」(笑)
昇太「わあー!それやっちゃダメですよー!」
ノッチ「そうなんですよね」
有吉「前の奥さんのお名前は?」
ノッチ「タカちゃんっていうんですけど、『タカちゃん、あの時計届いた?』」
一同「あー(唖然)」
ノッチ「タカちゃんじゃない、トモミちゃんだって」
有吉「どうですか、前の奥さんは、いまは、お幸せに?」
ノッチ「いや、わかんないですけど、がんばってると…。もういいじゃないですか」

◆結婚してみてこんなはずじゃなかったこと第1位

有吉「わかりました。じゃ、いきましょうかね。続いて、いきます。ノッチさんの結婚してみてこんなはずじゃなかったことベスト3、第1位は!」
ノッチ「はい。嫁のオナラところかまわず」
乾「プップ、プップですか?」
ノッチ「そうです。最初は、ごめんなさい、関節鳴っちゃったとかって言ってたんですけど」
昇太「どんな関節なんだ」
ノッチ「なんて可愛いんだろうと思ってたんですけど、いまじゃもう、ところかまわず、ですよ」
有吉「あー、そうですか」
ノッチ「やっちゃいけないところで、わざとやりますよ」
有吉「それはいいご夫婦関係で」
ノッチ「まあコミュニケーションとしてはね、いい感じで。たとえば布団の中とかね、わざとやってくるという」
有吉「ノッチさん的にはどうなんですか?そういう奥さんは」
ノッチ「いやあ、最初のほうは可愛いなと思ってたんですけど、ちょっといまはキツイですね」
昇太「キツイって、精神的に?においが?どっち?」
ノッチ「ダブルです」(笑)
乾「じゃ、ノッチさんはオナラしないんですか?」
ノッチ「ボクですか、ボクもしますけれども、いいタイミングでするんですよね」
乾「オナラで喋ったりとか」
ノッチ「オナラで喋ったりはしないですけど。いい音は出ますよ。『クシュッ』みたいな」(笑)
有吉「これ、ラジオ聞いてるかたは写真とかは見たことないと思うんですけど、なかなか下品な女ですよね」(笑)
ノッチ「下品なって言うな。中年だ」(笑)

◆結婚してよかったこと

有吉「わかりました。これは結婚してみてこんなはずじゃなかったことだったんですけども、ここからが大事ですよ。昇太さんを説得してほしいわけですから、結婚してよかったエピソード」
昇太「これ大事だ」
乾「これ聞きたい」
ノッチ「仕事もソフトスケジュールになって、やっぱり芸人ってほんとに応援してくれてるときって、ダメなときって声かけてくれる人って少ないじゃないですか。そのときに奥さんが、二人で生活費3万円あればやっていけるからがんばってお笑い、って言ってくれたんですよ」
乾「はー(感心)」
昇太「えっ!彼女が?」
ノッチ「そうなんですよ」
昇太「二人で生活費が3万円あればやっていけるから、お笑いがんばってと」
ノッチ「はい」
昇太「いい奥さんじゃない」
乾「いい奥さんだー」
ノッチ「そうなんですよ。やっていける自信あるからって言ってくれて。この人すごい人だなと思って」
昇太「そんなこと、オナラしながら言ってくれたわけ?」
ノッチ「ま、オナラ2、3発かましてくれましたけども…いや、かませませんよ」
有吉「わかりました。じゃ話も一段落しましたし」
ノッチ「一段落ってなんだよ。結婚っていいってことでしょ」
有吉「よく伝わってきます。ここで1曲、曲のほうを。この曲はノッチさんが1回目の結婚式で歌った思い出の歌でございます」(笑)
ノッチ「関係ないだろ!」
有吉「矢沢永吉さんで、アイラブユーオーケイ」
ノッチ「1回目関係ないだろ…」

♪『I LOVE YOU, OK』矢沢永吉

乾「前の奥様との思い出の歌、矢沢永吉さんのアイラブユーオーケイをお聞きいただきました」
昇太「こんな歌うたっても、やっぱり別れるのは別れるんだ」
乾「別れちゃうんですね」
ノッチ「これ関係ないだろ」
有吉「ちょっと目が潤んでますけども」
ノッチ「これね、いま、嫁さんも、嫁さんのお父さんも、お母さんも、聞いてるんですよ」
有吉「いまの?」
ノッチ「いま、きょう、これ」
乾「ちなみに2回目の結婚式はなさったんですか?」
ノッチ「いや、してないです。じゃ2回目も、これ歌います」
昇太「別の曲にしてあげなさいよ」

◆告知

有吉「というわけで、そんな2回の結婚をなされたノッチさんからのお知らせがございますね」
ノッチ「はい。7月10日、月曜日、太田プロライブ、新宿安田生命ホールにて、午後6時半からです。新ネタやるんで」
有吉「デンジャラスさんは隔月で太田プロライブにご出演。若いパワーに負けてどんどんスベってらっしゃるというノッチさんですけれども」(笑)
ノッチ「見たことないだろう、そのスベってる姿を」
有吉「(笑)わかりました…」
ノッチ「スベったみたいな感じになってるけど、スベってませんよ。ちゃんとネタやってます、はい」

◆結婚とは

有吉「さ、最後ですね、ノッチさん、これお願いしますね、ビシっと。ノッチさんにとって結婚とは、一言で表現して下さい」
ノッチ「はい。孤独からの脱出と、オスとしての自覚、そして自信」
乾「なんかいいことに聞こえますね」
有吉「これはどういう。孤独からの脱出、オスとしての自信、自覚。これはワオキツネザル的視点ですか?」
ノッチ「ホーホーワオワオ…何回もやらせるな。大事なときに。しかもラジオでわかんないでしょ。時間大丈夫ですか?すいません」
有吉「これはどういう意味なんですか?」
ノッチ「ボクは1回目別れて孤独だったんですけど、それが結婚することによって孤独から脱出して、奥さんに対して『ありがとう』っていう感謝の気持ち」
有吉「また芸人としてがんばろうという自覚も生まれたということですね」
ノッチ「そうです。男としてね」
有吉「わかりました」
乾「どうですか、昇太さん、この話聞いて結婚する気になりましたか?」
昇太「なった」
ノッチ「やった!」
有吉「ほんとですか!?昇太さん」
昇太「なった、なった、なった。はい、なった。なりました」
有吉「…昇太さん、きょうも大変申しわけございませんでした。(笑)帰ってきたジューン風亭昇太改造計画、来週はスタジオにお伺いしようかなと思ってます、ボクが」
乾「お待ちしてます」
昇太「ぜひ直接説得してください」
有吉「はい。説得、やりますんで、よろしくお願いします」
乾「本日のゲストは、どなたでしたっけ?」
有吉「はい、デンジャラスのワオキツネザルさんでした」
ノッチ「ホーホー…こら!ノッチです!」
有吉「どうもありがとうございました」


◆エンディング

乾「来週の水曜ビバリーは元猿岩石有吉さんもスタジオの出演となりまして、ジューン風亭昇太改造計画のゲストは、なんと林家ペーさん、パー子さんご夫妻」
昇太「これさ、オレ絶対(結婚)したくなくなると思う」
乾「そうですか。いや、でも二人で組むといかにパワーアップするかってことがわかるんじゃないですか」
昇太「パワーありすぎだっちゅうの。有吉くんもスタジオなんでしょ」
乾「はい、そうです」
昇太「来週は確実にクロストークになるんで、聞きづらいと思いますが、よろしくお願いします」


(2006/06/27記)


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