レビュー19 



その31 『ものまねバトル★CLUB』(日本テレビ)2006/06/28(水)25:50-26:35


◆オープニング

ものまねバトル★CLUBに衝撃が!!

あのコロッケが
ものまね界にたったひとつだけ存在する
伝説のマシンを手に入れた!

i Croket(アイコロッケ)とは…
ものまねをダウンロードして
いつでも見ることが出来る
ものまね界に伝わる超高性能機械

コロッケ特選
 北島三郎♪Hip Hop 与作
 淡谷のり子♪別れのブルース
 武田鉄矢♪母に捧げるバラード
 田原俊彦♪恋=DO!
 志村ロボット♪ドリフの早口言葉

更にコロッケはこの「i Croket」に
沢山ものまねをダウンロードしたいという…
ものまねネタを取り扱っているという
噂の「ものまねストア」を目指す
どんなものまねがダウンロードされるのか!?

新ネタダウンロード i Croket!
 各担当者がオススメネタを お客様にご提案!
 コロッケが気に入ったものまねは
 「i Croket」にダウンロードされる!

大物続々出演 伝説のラジオ番組


アシスタント
 森麻季(NTVアナウンサー)

今日の出演
 原口あきまさ 神奈月 はなわ 有吉弘行 
 ノブ&フッキー 小野桃子 HEY!たくちゃん 福島和可菜


◆新ネタダウンロード i Croket

・原口あきまさ JUN SKY WALKER(S)「START」→ダウンロード
・はなわ スガシカオ「19歳」→不要
・小野桃子 松浦亜弥「桃色片想い」→ダウンロード

・有吉弘行 越路吹雪「愛の讃歌」

森「今回の商品は何ですか?」
有吉「今回は越路吹雪さんの愛の讃歌ということで」
コロッケ「いま、やる人いないよ」
有吉「なかなかいないですもんね。やっぱり実力派の曲も入っていたほうがいいかなと思って」

<POINT シャンソン女王の迫力!>

コロッケ「オレは個人的には、これ大好きだから」
有吉「けっこう味がありますから」

N「宝塚歌劇が生んだシャンソンの女王、越路吹雪。女優としても歌手としても活躍した国民的スターは、数多くのシャンソンをカバー。その中の代表曲、愛の讃歌」

 あなたの燃える手で
 あたしを抱きしめて
 命の限りに あなたを愛するの
 頬と頬よせ
 燃えるくちづけ
 交わすよろこび
 あたしの願いはただそれだけよ
 あなたと二人
 くちづけを交わすの
 愛こそ燃える火よ
 あたしを燃やす火
 心とかす恋よ

コロッケ「なんで最後笑うの?」
森「お客様いかがでしたか?」
コロッケ「ものまねをナメてるね」
有吉「ええ!?圧巻でしょ!?リスペクトですよ!!」

「やばいよ」「バカにしてるよ」の声。<非難の嵐!>

有吉「(バカに)してねーよ。してないですよ。でも迫力とかはなかったですか!?正直」
コロッケ「あ、いまの。化粧とか衣裳?」
有吉「声量とかですよ」
コロッケ「全然似てないよ」 <直球!>
有吉「似てない!?」
コロッケ「でもね、いままで有吉がやってたパターンの中に、もしかすると入るかもしれない可能性はあるよ」
有吉「やっぱり」
森「いかがいたしますか?」

→ダウンロード「不要」箱へ。<残念>

有吉「(思いっきりズッコケた後に)え?理由がわからないです、理由が。納得できないです」
コロッケ「ないよ、理由なんか」

「可能性も見えないよ」の声。 <暗闇>

有吉「なんか越路先生に申しわけないなあ」
神奈月「有吉くんは、越路先生とは面識があるの?」
有吉「越中選手ですよね!?」

<越中詩郎 ヒップアタック!>


・神奈月 DJ OZMA「アゲ・アゲ・EVERY☆騎士」→ダウンロード


◆伝説のラジオ番組

N「ものまねバトルクラブでしか聞くことができない伝説のラジオ番組が、今夜ついに放送」

<ON AIR>

有吉「哀川翔のオールモーニングニッポン」

♪『ビタースイートサンバ』

有吉「エー、時計の針がね、午前4時を回りました。おまっとさんでした。あいかわ…きんやです、違うか。哀川翔だけどね。いやあ、きょうもいつもどおり2時に起きましてね」

<哀川翔情報 芸能界一の早起き>

有吉「勝俣に電話したんだけどね、寝てんだよね、びっくりして。まだ寝てるっていうことで、ちょっと度肝抜かれちゃってね。度肝ね、度肝抜かれちゃってさ、NTT DOGIMOだよね。違うか。勝俣オマエ笑ってんじゃないよ。いま来ましたよ、勝俣ね」

<哀川翔情報 ダジャレ好き>

有吉「いやまあね、そんなこんなで始まりました、哀川翔のオールモーニングニッポン。まあ、あのー、いわゆる、ラジオだよね。それじゃ、いってみましょうか。最初のコーナーね、哀川翔談室」

<哀川翔談室>

有吉「わかった?これ、哀川翔の翔とね、相談室の相を掛けてみたんだけどね。勝俣爆笑してるよ」

<哀川翔情報 本当にダジャレ好き>

有吉「これはオレがみんなの相談に答えていくから。さ、最初のおハガキは、東京都千代田区のペンネーム、ヘラクレスさん。ヘラ(!)…ヘラクレスはあれだね、知ってるかな、大きいカブトムシいるよね。世界一デカイって言われてるヤツだけどね。けっこう最近日本でも、あのヘラクレス売っててね。ついついペットショップなんて行ったら、100匹200匹単位で買っちゃうんだけども」

<哀川翔情報 カブトムシ大好き>

有吉「あれ大きいね。これぐらいあるね、これぐらい…あ、ラジオだからわからないかな。日本で言うと、ヒラタクワガタ3匹分の大きさしてるんだよね」

<哀川翔情報 比べる対象も昆虫>

有吉「で、やっぱりあれ、幼虫のころは動くんだけども、サナギになっちゃうと動かないんだけどね。やっぱボクぐらいになると、あの…なに?」

<哀川翔情報 昆虫の事になると話が止まらない>

有吉「ああ、わかってるわかってる、もういくんだろ。わかってるよ。Vシネおまえ何本やってると思ってんだよバカヤロウ、わかってますよ、はいはい。これペンネームが悪いんだよ、ヘラクレス。いい名前してるね。えー、はい。『好きな子ができたのですが、どうやって告白したらいいですか?』 恋の相談ね、なかなか難しいね。でも、そうね、恋は…勝俣なんてどう思う?」

<哀川翔情報 とりあえず勝俣にふる>

有吉「(ヘッドフォンで勝俣と会話)…うん、うん、なるほどね。やっぱり。…オレもそうだね。…バカヤロウ、おまえカブトムシ喰わせちゃうぞ!」

<哀川翔情報 ツッコミも昆虫>

有吉「なるほどね。まあ、でも、そうやってね、勝俣もそう言ってますから、ヘラクレスくんも自分でよく決めてね、考えてくださいね」

<哀川翔情報 結局 未解決!>

有吉「はい、それじゃここで1曲? はい、1曲聞いてください。aikoでカブトムシ」

♪『カブトムシ』aiko

<伝説は続く…>


◆新ネタダウンロード i Croket

・福島和可菜 中島みゆき「わかれうた」→ダウンロード
・HEY!たくちゃん L’Arc~en~Ciel「DIVE TO BLUE」→不要


◆伝説のラジオ番組

N「ものまねバトルクラブでしか聞くことができない伝説のラジオ番組が、いまふたたび」

<ON AIR>

有吉「桃井かおりのオールナイトピーチ」

♪『ビタースイートサンバ』

有吉「(タバコ片手に)なに?タバコ?禁煙なの?なによそれー、2服させて。2服。あたし女優なんだからね、もう」

<女優DATA 女優に場所は関係なし>

有吉「わかってるわよ、はいはい。こんばんは。桃から生まれた、桃井かおりです。でも、ほんとはさ、あたしこんな時間にラジオやりたくないわけ、もう。そりゃ、ほら30代は、いいわよ。なにやってもさ、大丈夫じゃない。でも40代ぐらいから(睫毛カーラーを始める)、40代ぐらいからさ、やっぱり疲れが出てくるじゃない」

<女優DATA 身だしなみが大切>

有吉「だから、あたしいくつだと思ってんの?だって、もう…50だからさ。あたしもう53、4だからね、こういう時間にやってるの、めんどく…(ケータイが鳴る)」

<女優DATA 女優は仕事中の電話もOK>

有吉「もしもし、あ、ヨシオちゃん。ヨシオちゃん久しぶり。うん、どうしたの?」

<女優DATA 原田芳雄は数々の映画を共演してきた大親友>

有吉「あ、もうそんな時期になる?優作ね、…うん。うん、いま大丈夫大丈夫、ぜんぜん大丈夫よ。そおお、わかった…」

<伝説は続く…>


◆新ネタダウンロード i Croket

・ノブ&フッキー 米米CLUB「浪漫飛行」→ダウンロード



◆落花生の感想…有吉さんの越路吹雪「愛の讃歌」について

有吉さんは熱唱でした。というか力唱でした。上質の光沢があって深みのあるシルバーグレーのステージ衣裳で、堂々としていました。茶色の髪もメイクもイヤリングもバッチリ決まっている本格派でした。ガタイがガッチリと素晴らしく、むき出しの肩や腕が綺麗な筋肉で、歌うレスラーといっていい迫力でした。
力が入っていて、力みかえるあまり、だんだん片言になっていき、大陸系のスケールとなっていました。恐かったです。強力な悪霊に取り憑かれているみたいでした。
ちょうどウチの息子も自分の部屋で、この有吉吹雪を見ていました。あとで、「あれはテレビで放送しちゃいけない」と、恐怖体験を語っていました。
全然関係ないのですが、私は昔、「寝盗られ宗介」という芝居の中で石丸謙二郎(自称越路の弟=ガタイよし)が越路吹雪の「ろくでなし」を歌っていたのを思い出しました。
ジョーカー有吉の本領発揮と申しましょうか、「怒られるよ、シャンソン界に」と野次られていました。ものまねという概念を超えた「愛の讃歌」に、新しい愛の形を見ました。
歌い上げたあと、有吉さんの顔には謎の微笑みがありました。
見ていた私は、ずっと爆笑でした。


(2006/07/01記)


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