レビュー20 



その35 『コミュニTV 熱情放送7』
(いちはらケーブルテレビ あいchannel 9chコミュニティーチャンネル)
2006/09/21(木)〜09/27(水)21:00-21:30



◆有吉弘行

「有吉弘行です。パンダとサイを語らせていただきます」

  <有吉弘行 “パンダとサイ”を熱く語る>

「えーボクの好きな動物は、パンダとサイという二大巨頭がいるわけですけれども、まずはパンダの話なんですが、これは説明するまでもなく、世界中のアイドルというか、本当に愛くるしい、世界でいちばん可愛い動物として有名でして、ちょっと前に話題になったレッサーパンダなんていうのは、もう比べもんにもならなくて、あんなのはただのアライグマですから」

  <レッサーパンダは ただのアライグマ>

「可愛くもなんともないわけですが、パンダはそりゃすごい可愛いと。ボクは上野動物園に行くと、パンダの前で1時間パンダをずっと見ているんですけれども」

  <パンダを1時間 観察>

「ほんとに可愛い。実際パンダを見ると、確かに薄汚れていたりとか、白と黒というよりかは、茶色と黒だったりします。そんな姿を見て皮肉屋どもは、ちょっと汚いだとか、あれはほんとは熊だからとか」

  <あれは 本当は熊だからとか>

「そんなバカげたことを言うんですけども、そんなことはない。あの目を見りゃわかるんですよ。ほんとに可愛い動物」

  <あの目を見りゃわかるんですよ 本当にカワイイ動物>

「1時間、いや2時間見ても絶対飽きない動物なんですけども、そんなパンダにボクは心配なことが一つありまして」

  <パンダに対する心配事>

「今のパンダ界の中では、名前の付け方が『トントン』であるだとか、『ランラン』『カンカン』『ファンファン』」

  <トントン ランラン カンカン ファンファン>

「そういった名前の付け方をされているわけですね。このまんまでいくと、いずれトントンだとか、そういう名前の付け方に限界がきてしまって、あの可愛いパンダが『チンチン』であるとか、そういった可哀想な名前を付けられるようになるパンダが出てくるわけですね」

  <かわいそうなパンダが出現してしまう>

「ですから、今のうちに早いところ手を打って、『ケンジ』であるとか、『ヨシコ』であるとか」

  <ケンジであるとか ヨシコであるとか>

「そういった名前の付け方をしていかなければ、パンダはいずれ可哀想な動物になってしまうと。そこにボクは今、大変危惧を持っております。それだけなんですが。そしてサイ。サイっていうのはほんとに人気のない動物でして」

  <サイは人気がない>

「どうしてあんなに人気がないんだろう。そりゃ小さな動物園にはなかなかサイがいないってこともあるんですけども、サイっていうのは何が凄いかっていうと、一般的なイメージでいうと、サイの大きさって、牛よりちょっとデケエぐらいだと思われてると思うんですけども、実際サイを見ると、象ぐらいありますから」

  <象ぐらいありますから>

「その大きさと言えば、もうそりゃびっくりしますね。イメージの違いがね。そして鎧をまとったような姿形」

  <鎧をまとったような 姿・形>

「あれを見てるとね、武田信玄を思い出すんですよ」

  <武田信玄を 思い出すんですよ>

「あ、たぶんきっと武田信玄って、こんな感じだったんだな。なんか戦国時代に思いを馳せるような、すごい…なんて言うのかな…ほんとかっこいいんですよね、サイって」

  <本当 カッコイイんですよね サイって>

「でね、サイはね、そんなにデカイのに草しか食わないんですよね」

  <サイは草食>

「そのへんもなんか武士なんですよね。サイって、あと、肌が汚い…」

  <熱情は終わらない。>


(2006/09/25記)





その34 『コミュニTV 熱情放送5』
(いちはらケーブルテレビ あいchannel 9chコミュニティーチャンネル)
2006/09/07(木)〜09/13(水)21:00-21:30



◆有吉弘行

「有吉弘行です。天丼を語らせていただきます」

  <有吉弘行 “天丼”を熱く語る>

「えー天丼、これはなかなか日本人には人気のメニューで、大変美味しい、素晴らしい食べ物だとは思うんですけども、ボクは天丼について不満というか、天丼の詐欺師っぷりというか、胡散臭ささというものに、非常に不満を持っていまして」

  <天丼への不満>

「天丼と人気を二分するカツ丼に関して言えば、すごく正直な食べ物で、カツ丼というのはトンカツのドンブリなんですよね」

  <かつ丼は とんかつのドンブリ>

「トンカツのドンブリを略して、カツ丼なわけですね。だから、『カツ丼をお願いします』って言うと、確実にトンカツドンブリが出てくるわけですけれども、天丼に関しては、その元々の名前の由来が、天ぷらドンブリであるというところから、もうなんかそれは、誤魔化し、胡散臭いものがあって、天ぷらっていうのは、『なんの天ぷらなんだ?』というところが、まずあるんですね」

  <気になる天ぷらの種類>

「ボクらが天丼を頼むときには、えび天丼だろうと、えびの天ぷらドンブリであろうと思ってるわけですけども」

  <海老の天ぷらドンブリ>

「でも店側が、ししとうの天ぷら、玉ねぎの天ぷら、そのししとうと玉ねぎの天ぷらをご飯の上に乗せたものを出されて、『天丼です』って言われた日には、これはもう屈辱以外の何ものでもないわけで」

  <屈辱>

「しかしでも、『天ぷらドンブリだろう』と、店の人に強く言われれば、それは納得せざるを得ないわけです。ですからカツ丼に比べて、天丼という食べ物のいかにズルイことか」

  <天丼のズルさ>

「ね、だからやっぱりこれは、そりゃ専門店に行けば、確かに、えび天丼とか、たとえば、かき揚げ丼だとか、いかの天ぷらを2個、えびが1本、なすが1個ですとか、書いてありますよ。だけど、立ち食いそば屋に行って、天丼セットを頼んでね」

  <立ち喰いそば屋の天丼セット>

「えびが入ってるとは限らないわけでしょう。ししとうドンブリでそばが食えますか?食えないでしょう!」

  <ししとう丼では そばは食えない>

「そんなね、そんなやり口ねえだろうって話なんです。だから、立ち食いそば屋などにしても、はっきりとなんの天ぷら丼なのかを明記すべきだと思うわけです。さらには、天丼っていうのはえびの天ぷらであると」

  <海老の天ぷら丼>

「いうふうにもっていかないと、世界中から笑われると思うんですボクは」

  <世界中の笑い者に>

「そうでしょう。ボクは天丼のためを思って、天丼界の今後を思って、やっぱり天丼には胡散臭い部分を無くしてほしい、真摯な態度でライバルであるカツ丼に…」

  <熱情は終わらない。>


(2006/09/23記)





その32 『コミュニTV 熱情放送3』
(いちはらケーブルテレビ あいchannel 9chコミュニティーチャンネル)
2006/08/24(木)〜08/30(水)21:00-21:30



◆オープニング

N「熱情放送。熱情、凛々と燃える生命(いのち)の証。これは、様々な分野で活躍する有名人が、熱情を注ぐモノについて自らの言葉で語り尽くすスピークドキュメンタリー番組である。何をどう伝えるかは当人の自由。今、彼らの熱情が解き放たれる」

出演者それぞれ「語らせていただきます」

N「この番組は、全国70局ケーブルネットワークにて熱情放送中です」

ケーブルウエスト
J:COM
イッツコミュニケーションズ
ジャパンケーブルネット
スターキャットケーブルネットワーク
ベイコミュニケーションズ
テプコケーブルテレビ
ビック東海
近鉄ケーブルネットワーク
YOUテレビ
近江八幡ケーブルネットワーク
BAN-BANテレビ
沖縄ケーブルネットワーク

コミュニTV 熱情放送 これは自らの言葉で熱情を語るスピークドキュメントである。


◆有吉弘行

「有吉弘行です。しりとりを語らせていただきます」

  <有吉弘行 “しりとり”を熱く語る>

「しりとりというゲームがありますけども、これはほんとに子供から大人まで楽しめるゲームというか、大人になってくると、ちょっと暇な時間があったり、ポッカリ時間が空いたりすると、しりとりでもしようかなんて、よくなりますけれども、ただ、しりとりっていうのがあまりにも気軽な、手軽にできるゲームであるがゆえに」

  <手軽にできるゲーム>

「軽く見られてるというか」

  <軽く見られている>

「もっと真剣にしりとりっていうゲームを追究してほしいなっていうのがあって、最初の礼儀作法、礼に始まり、礼に終わる」

  <礼に始まり 礼に終わる>

「っていうようなことがありますけれども、やっぱりしりとりっていうのは、しりとり、『り』から始まって、『リンゴ』『ゴリラ』『ラッパ』『パンツ』」

  <リンゴ ゴリラ ラッパ パンツ>

「この最初の流れは、絶対守らなきゃいけない流れなわけですね。それなのに、『しりとり』『リンゴ』『ゴリラ』じゃなくて、『ゴマ』とか言ってくる」

  <ゴマ>

「これはもう不意打ちのようなことでね、『リンゴゴリララッパパンツ』までは、そのルールですから、そこがもう握手みたいなもんですから」

  <握手>

「『リンゴゴリララッパパンツ』から試合は始まるわけですよ。そうでしょ。それなのに最近の若い奴らは、『ゴマ』であったり、そしてゴマで『マ』になると、変な下ネタを発してみたりだとか、そういった掟破りというか」

  <掟破り>

「そういった、礼儀も作法もない無秩序なしりとりを最近やってる奴が多いと」

  <無秩序なしりとり>

「なんというか、試合展開でファッと仕掛ける、『リンゴ!』『ゴリラ!』って言うと『ライオン!』って興奮して言う奴とかもいますから、そういうようなのはもう問題外なわけですけども、何が美しいかというと、結局しりとりっていうのは、最終的に『ル』のせめぎあいなんですね」

  <最終的に「ル」の攻めぎあい>

「ル。『ル』っていう言葉が少ないわけです。辞書を見てもわかりますけども、『ル』の『行』っていうのは、すごい少ないわけですよね。で、『ルぜめ』で勝負は片づいていくわけですよ。ね。そして『ル』って出たら、大体日本人の8割方は『ルビー』で返してくるんです」

  <日本人の8割はルビー>

「そしたら、ここはやっぱり『ビール』。『ルビー』と来たら『ビール』で返す。これ『ル』ですよね、また。そしてここで普通の一般素人、ほんとにしりとりを真剣に考えてない、時間つぶしぐらいにしか捉えてない人間は、『ルーー……ル、ル…ル』と、なりますけども、僕とか、周りに何人かいますよ、ほんとにしりとりが好きな連中が。そういう奴らとやっていくと、『ルビー』『ビール』と来ると、『ルール』と」

  <ルール>

「これ、『ルで始まってルで終わる言葉』で返してくる相手なんかを見かけると、ゾクゾクしてくるわけですね。『ルール』と来て、『ルで始まってルで終わる言葉』を言われると興奮してしまうんですけど。これに返すわけですね、『ルクプル』と」

  <ル・クプル>

「ほんとにこれはもうどっちが勝とうが負けようが、これはいい戦いだなと。ほんとに気持ちよくなってくるわけですね。それぐらい『ルの攻防』を楽しみたいっていうのがあるし」

  <「ル」の攻防>

「常日頃生きてても、いつもしりとりのことを考えますよね。たとえば、いっぱいあるんです、『ルナマイルド』だったり、『ルビー』ももちろんそうだし、『ルール』『ルクプル』ね。そして、あのー…」

  <ルナマイルド ルビー ルール ル・クプル>

「…『ルート』、『ルート』とか…(笑)」

  <熱情は終わらない。>



(2006/09/05記)


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