レビュー23 



その37 『バカダス2006』(フジテレビ)2006/09/25(月)25:05-26:05


N「おバカの事典バカダス。バカと天才は紙一重。天才となる近道はバカを知ること。暴走族の壮絶バンジージャンプ。おじいちゃん大興奮。バカダスに収められた、とっておきのおバカランキングを解き明かし、おバカ道を究めます」

 壮絶!バンジー対決!!
 おじいちゃん絶叫!!
 悶絶!女王様の愛のムチ!!

 日本工学院デジタルオープンスタジオ
 劇団ひとり 熊田曜子 遠藤玲子 バカ神様(声=蛭子能収)


◆1時間目 漢(おとこ)

 バカダス2006「男の中の男ランキング」 ナレーター吉崎典子

N「埼玉県春日部市。バカダス調査隊は男の中の男を求めて、ある暴走族のもとへ。そして栃木でも。さらに茨城からも。こうして集められた計3名の暴走族の総長たち。彼らがプライドを賭けて男の中の男を競い合う」

 バカダス調査隊 有吉弘行

有吉「どうもー。バカダス2006レポーター、どうもどうも、どうも有吉でございます。今日はなんと関東を代表する暴走族の総長の方々に集まっていただきました。男の中の男といえば、もう暴走族ですから。どうもこんにちは!」
暴走族の皆さん「……」

◇暴走族総長紹介

 栃木代表 北関東狂走連盟 阿李猫達(アーリーキャッツ)
 「グループの存続を心配している」十六代目総長 中田健太郎(18)くん

有吉「アーリーキャッツさんはメンバーは何人ぐらい?」
中田「…ここにいるだけ」
有吉「えっ?3人?ダチョウ倶楽部と一緒ですね」
中田「はっ?」
有吉「人数構成的には」
中田「あんなのと一緒にすんなよ」
有吉「そりゃそうですよね」

 埼玉代表 春日部 桜誠會(おうせいかい)
 「ある重大なミスを犯していた」十六代目総長 岩井貴博(19)くん

有吉「ビシッとキメてらっしゃいますけど、総長、特攻服は?」
岩井「忘れたんだよ」
有吉「ボクは暴走族のこと詳しくないんですけども、特攻服っていうのは暴走族の命みたいなところがあると、お伺いしてますけれども…そう、ですよね」

 茨城代表 関東優劣連合 魔蛇里(まじゃり)
 「武勇伝なら誰にも負けないという」三代目総長 吾妻充(あずまみつる=19)くん

有吉「喧嘩の武勇伝とかございますか?」
吾妻「いっぱいあるよ」
有吉「じゃ、ひとつふたつお聞きしてもよろしいですか?」
吾妻「いまここでは言えねーよ。回ってるんだろ、カメラ」

◇バンジージャンプ

N「関東屈指の暴走族総長が究極の度胸試しに挑戦。バンジージャンプ。地上20メートルからの男を賭けた決死のダイビング。その高さを目の当たりにした3人に緊張感が走ります」

有吉「忘れん坊番長、どうですかバンジージャンプは。挑戦されたことは?」
岩井「ねえよ」
有吉「ないですよね。どうですか?自信のほうは」
岩井「余裕だよ」
有吉「いかがですか?」
中田「余裕だよ」
有吉「20メートル以上あるということですけれども」
中田「余裕だよ」
有吉「さあバンジージャンプいかがでしょう?」
吾妻「余裕だよ」

N「題して、暴走族総長対抗バンジーランキング。3名の暴走族総長が飛び込むまでの所要時間をカウント。より短いタイムで飛んだ総長がランキングの上位。男の中の男となります」

有吉「さあ到着いたしますよ。さあこんな感じになっております総長。ちょっと下を、足元なんかを見ていただけると。どうですか総長?」
吾妻「2秒で飛んでやるよ」
有吉「2秒で!さすがですねー。男らしい!」

N「最初の挑戦は終始『余裕』の一言で通すアーリーキャッツの中田くん」

有吉「それではアーリーキャッツ、中田さん、行きます!ヨーイ(笛)。どうですか?高さのほうは」
中田「まあ、ちょうどいいんじゃない?」
有吉「ちょうどいいと。さあアーリーキャッツの皆さん、中田さんへ応援のメッセージをお願いいたします!」
メンバー「総長!アーリーキャッツ何番じゃい!?」
中田「いちばんじゃい!」
メンバー「じゃ、行っちゃって下さい!」
中田「おう!」
有吉「アーリーキャッツいちばんニャ!と」
メンバー「オマエ黙っとれや!」
有吉「中田さん、ネコだましい!ラッセラーラッセラーと行きましょう」
メンバー「早く飛べよー」
有吉「さ、飛んでしまいましょう!」
中田「おう、今から飛んじゃるからなあ」
メンバー「早くしろ!」
有吉「さ、行きましょう!スリー、ツー、ワン、ニャー!」
中田「(飛ぼうとするが、飛べない)」
有吉「もうちょっとでした。…もう一回行きましょうか、カウント。行きましょう!スリー、ツー、ワン、バンジー!」

 →飛んだ!記録 7分44秒

有吉「行ったー!凄い!」
中田「アーリーキャッツ一番じゃい!」
有吉「行きましたねー!きれいなダイブでしたよ、中田さん」
中田「これ恐えーよ、マジで恐えーよ」

N「続いての挑戦は、特攻服を家に忘れてきた春日部桜誠會の岩井くん」

有吉「さ、それでは岩井さんの挑戦です」
N「特攻服も到着」
有吉「よろしくお願いいたします。ヨーイ(笛)」
メンバー「早く飛べよ!」
有吉「ちょっと応援メッセージのほうをよろしくお願いいたします、総長に」
メンバー「総長ー大丈夫ですかー?」
岩井「大丈夫だよー」
有吉「ちょっとマスクで聞こえないんですけれども」
メンバー「黙れやオマエ」
有吉「はい、すいません」
メンバー「早く飛んじゃえよー!」
有吉「さあ、いつでもどうぞ!」

 →飛んだ!記録 5分22秒

有吉「ああー!凄い!これは凄い記録が出たんじゃないですか。素晴らしい!今のご気分は?」
岩井「気持ちいいね」

N「そして最後の挑戦は、2秒で飛ぶ宣言をした魔蛇里の吾妻くん」

有吉「大丈夫ですか?メガネとかは。取ったほうが。ねっ」
吾妻「(メガネ外す)」
有吉「可愛い顔してらっしゃいますね。どうですか?この景色を見た感じ」
吾妻「余裕だね」
有吉「余裕」
吾妻「要らないよ、こういうの(命綱)、ホント」
有吉「あ、それ無しで飛べる?」
吾妻「これ、無しで飛べるよ」
有吉「よろしくお願いいたします。ヨーイ、スタート!(笛)」

N「では問題です。最後に挑戦する魔蛇里の吾妻くんは、3人の中で一体何位にランキングされるでしょうか?」

メンバー「早く飛べー!」
吾妻「なにコノヤロー」
有吉「バカヤロー、吾妻さんはすぐ飛ぶよ。うるせーんだ、黙ってろ、コノヤロー」

地上で見守るメンバーたちで喧嘩が起きる

有吉「さあ吾妻さん、そろそろ覚悟決めましょうか。さあ2秒で飛ぶと言った吾妻さん」

吾妻くん飛び下りかけてやめる

有吉「吾妻さん!どうされました?腰が抜けた?」
吾妻「準備だよ、今。バカヤロー」
メンバー「吾妻さん、恐いんじゃないですか?」
吾妻「恐くねーよ、テメー、見てろ、バカヤロー」
メンバー「じゃ早く行っちゃって下さい」
吾妻「行っちゃうよ、今。待ってろよオメー」
メンバー「吾妻さん」
吾妻「なんだよ」
メンバー「オレら、カッコ悪いですよ」
吾妻「カッコ悪くねーよ、景色を眺めてんだよー」
有吉「足が半分出てます。あと半分、もうちょっと踏み込めば自然と」

そして時間が過ぎて最下位決定

有吉「さ、吾妻さん、ちょっとお時間のほうもたっております。1分超えてしまいますとギブアップというふうな処置をとらしていただこうかなと思っております」

 →飛べない!終了 50分26秒

結局リタイア ヘタレ吾妻ここにあり

N「ということで正解、吾妻くんのランキングは記録なし、で第3位でした。しかし、この結果に吾妻くんから物言いが」

有吉「今回の結果、どうですか?」
吾妻「納得してない。これは根性試しじゃない。得意不得意があるもん」
有吉「それはそうですね。地上なら負け知らず、という吾妻さんですもんね」
吾妻「地上でも空中でも負け知らず」
有吉「空中はもう負けたでしょ」

N「ということで吾妻くんのために、男の中の男ランキング、泣きの二番勝負を用意」

◇かき氷早食い

有吉「男の中の男、第二番勝負は、かき氷早食いレース!」

N「今度こそ、男の中の男を決める二番勝負は、暴走族総長対抗かき氷早食いランキング。目の前にある5皿のかき氷を、いかに早く食べるかを競い合っていただきます。ではここで再び問題です。この暴走族総長対抗かき氷早食いランキングで、第1位になるのは一体誰でしょう?」

有吉「さあ、そういうわけで吾妻さんの泣きの1回で二番勝負、生まれることになりました。自信のほうは?」
岩井「あるよ」
有吉「あるよと。ありがとうございます。もう貫禄ですね。さあ、そして前回2位でした中田さん、いかがですか?意気込みのほうは」
中田「余裕だよ」
有吉「余裕です。さあ、そしてアズマ」 <呼び捨て!?>
吾妻「アズマ!?」
有吉「ちょっとそれはね。泣きの1回でみんなに迷惑かけてますから。自信のほどは?」
吾妻「2秒で食べてやるよ」
有吉「(笑)2秒で食べてやる!?もうお決まりになってまいりました。1人だけCCDを付けてらっしゃいますけれども」
吾妻「これぐらいがちょうどいいよ」
有吉「これぐらいがハンデですよね、面白い顔を期待しております。さあそれではまいりましょう。ヨーイ!(笛)」

 START

有吉「吾妻さん、ぶっこんで下さい。(吾妻、手づかみ)おっと、吾妻さんそれは!…あら、止まりましたね、吾妻さん。…さすが岩井さんはやっぱりチャンピオン、早いですね、ペースがぜんぜん。体が大きいですからね。…これはもうマラソンで言うところのピッチ走法ですね、吾妻さん。いいペースです、いいペースです、ただ入っていってないような感じもしますけどね。…さあ、じゃここからさすがにペースも遅いですし、無理がありますんで、かき氷をチームの皆さんで、全員で食べていただいて、競争しましょう」

 チーム戦に変更

有吉「ああ、いいですね、やっぱりねー。暴走族、このチームワークがいちばん大事ですから。おっとー、色とりどりの思い思いのかき氷を、今、食べております。やっぱりあそこ、桜誠會が若干いいペースなんでしょうかね。吾妻さん、これヤバイですよ。吾妻さん、これ危ないですよ。また負けちゃいますよ。さあ行きましょう吾妻さん。そうです!『アズマ喰い』(手づかみ)が。アズマ喰いで行きましょう。あ、これはもう岩井さん、行っちゃいますね。桜誠會、圧倒的に早いですね。ラストスパート、ブルーハワイを」

 完食。

有吉「(笛)終了!」

N「ということでアズマくんリベンジならず。第1位は春日部桜誠會の岩井くんでした」


◆2時間目 グラビア

 バカダス調査隊 有吉弘行

有吉「さ、というわけで今回はグラビアアイドルランキングを作るということで、こちらの活きのいい若手の皆さんに集まっていただきました!どうぞよろしくお願いします」

N「今回はこちらの八王子の文化会館に集う男性20名を対象に、グラビアアイドルランキングを決定。ルールは簡単。グラビアアイドルの写真を次々に見ていただき、『かわいいな』『効くなあ』と思ったら、お手元の鐘(仏壇でチーンと鳴らすもの)を鳴らしていただきます。より多くの鐘を獲得したグラビアアイドルが上位となります。題して『70代に効くグラビアアイドルランキング』、では早速まいりましょう。第5位はこのかた」

 第5位 若槻千夏ちゃん 61チーン

男1「背格好もちょうどよくて、そんなに大きくなくてチャーミングですよね」
男2「いいですね」
有吉「ケツ出てますよ、ケツ」
男3「バックがいいよ、バックがいいと思うよなあ〜」
有吉「好きな体位は?」
男3「え、バック」

 第4位 杉本彩さん 69チーン

N「年長者ならではの見方があるようです」

男4「こういう人は嫌だ嫌だって寝て、寝転ぶのがいちばんいいタイプなんだよ」
有吉「イヤだイヤだと言いながらも誘っていると」
男4「この列はそういう意見」
有吉「なるほど。この杉本彩さんとやるならどんな体位が?」
男3「バック」

 第3位 銀幕の大スター マリリン・モンロー 91チーン

N「3位の発表に場内どよめきが」

有吉「誘ってますよ、シンイチと。ミスターシンイチ」

シンイチさん、写真ボードにチュッ!

 第2位 五月みどりさん 112チーン

N「第2位はこれまでで最高の盛り上がりを見せたこの人」

男5「彼女は年齢なんか超越してますね」
男6「喰われてみたい」
N「70男の本音炸裂で会場はさらにヒートアップ」

会場内でモンローウォークを見せる男性に
有吉「スカート押さえないと」

N「さて、70代の男性を奮い立たせたグラビアアイドルナンバーワンは一体、誰? 次の3人のうちから選んで下さい」

 A アグネス・ラム(永遠のグラビアアイドル)
 B 辺見マリ(熟女の誘惑)
 C 熊田曜子(若者から絶大な支持を受ける現役グラビアアイドル)

N「平均年令75歳の男性によるグラビアアイドルランキング第1位の栄光に輝くのは、この3人のうち誰でしょう?」

 第1位 アグネス・ラムさん 132チーン

男7「デカパイ女 乳房に感度 まわりかね」
有吉「『デカパイは乳房に感度まわりかね』はあ〜、小林一茶の」


◆3時間目「グルメ」

新宿中央公園のホームレスに聞く
地球最後の日に食べたいものランキング

 第5位 カップラーメン  1票
 第4位 おにぎり  1票
 第3位 ステーキ  1票
 第2位 お寿司  1票
 第1位 温かいもの  2票

◆3時間目「住まい」

新宿中央公園のホームレスに聞く
今一番住みたい街はどこですか?

 第5位 東京都庁の高架下  1票
 第4位 新宿中央公園ジャブジャブ池  1票
 第3位 沖縄  1票
 第2位 北海道  1票
 第1位 ハワイ  2票


◆4時間目 心に響く言葉

N「M男の心に響く女王様のお言葉ランキング。今回心に響くお言葉をいただくのは、このかた、SM嬢歴8年のベテラン、月花(つきか)さま。心に突き刺さるキツイお言葉、お願いします。ということで、女王様のお言葉をいただくのは、バカダス調査隊、M芸人、有吉弘行」

 バカダス調査隊 有吉弘行
 彼の心に響く女王様のお言葉とは

N「さて、どんな言葉が彼の心に響くのでしょうか。そして今回の測定方法は心拍計をつけ、女王様からお言葉をいただきます。よりドキドキ高い心拍数をマークした言葉が上位にランキングされます。早速ランキングスタート!」

 第3位 「この3流芸人が!」 心拍数 102
 第2位 「この一発屋が!」 心拍数 114

N「さらにヒートアップする女王様のキツーイお言葉は。ここで問題。最も高い心拍数をマークした女王様のお言葉第1位とは、一体何でしょう?お考え下さい」

 第1位 「お疲れさま大丈夫?」 心拍数 134


*この第1位のお言葉は

スタッフ「ハイOK」
有吉「お疲れでした、(リアクション)うまいでしょ?」

という本番後のやりとりの中で交わされた言葉で、なかなかトリッキーでありました。


(2006/10/23記)


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