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その38 『竹山先生?』(テレビ東京)2006/10/07(土)18:30-19:00


 キャラ立ちバラエティ

N「ここは悩める者が訪れる秘密の駆け込み寺ならぬ駆け込み寄席。今日は一体誰がやって来るのでしょうか」

 ポポンチョの(大入?)芸能人お悩み相談

 ポポンチョ師匠(芸歴30年)
 ポポン師匠&ポンチョ師匠

ポポン「ポンチョくん」
ポポンチョ「え?」
ポポン「なあ、劇場もええけど、たまにはテレビの仕事もしなあかんなー」
ポンチョ「そらそうやな、テレビ出とらへんかったら営業こやせんからなー。竹山にでもお願いしてみよか」
ポポン「いくらなんでもワシらが竹山にお願いすることはできひんやろ」
ポンチョ「あ、そうかー」
ポポン「お願いするんやったらな、オリラジかな〜」
ポンチョ「あ、そやな」

有吉(声)「ポポンチョ師匠いらっしゃいますか?」
ポポン「誰や?」
有吉「おじゃまします(入り口の暖簾を割って登場)」

 今回の悩める芸能人 有吉弘行

ポンチョ「あ」
有吉「どうも有吉です」
ポンチョ「なんや有吉くんやないかー」

 ♪『白い雲のように』PV

 1996年 番組の企画でユーラシア大陸をヒッチハイクで横断
 帰国後「白い雲のように」が大ヒット 一躍 時の人となった
 
N「当時、番組企画でユーラシア大陸をヒッチハイクしながらで横断した猿岩石は、帰国後、本と楽曲が爆発的にヒットしたのでございます」

ポンチョ「どれぐらいのブレイクやった?あれは」
有吉「あの当時は日本でいちばん忙しいタレントでした」

 日本一の売れっ子!

ポポン・ポンチョ「(驚)」
ポポン「参考までに聞くけど、ブレイクして車とか買うた?」
有吉「車、買いましたねー、やっぱり」
ポポン「どんな車、買うた?」
有吉「チェロキーという外車を買いました」
ポポン・ポンチョ「あうわー!!(のけぞる)」
ポンチョ「外車や!!」
有吉「びっくりしすぎでしょ(笑)」
ポンチョ「びっくりするでー、そりゃびっくりするがなーチェロキーやでー」
有吉「ポポンチョ師匠は、いま車は?」
ポンチョ「車?」
有吉「はい」
ポンチョ「持っとるがなー」
有吉「何に乗ってるんで…」
ポンチョ「二輪やで」
有吉「(笑)二輪…」
ポンチョ「じてこや、じてこ」
有吉「じてこ。じてこっていうのは?」
ポンチョ「じてこ、知らないの?」
有吉「はい、ちょっとわからない…」
ポンチョ「チャリやチャリ」

 じてこ=自転車

有吉「(笑)チャリ」
ポンチョ「チャリやがなー。いや買おう思おたら車なんか買えんやで」
有吉「はいはいはい」
ポンチョ「体のため思おて、じてこ乗ってやないか」
有吉「はあ〜(感心)、体のためをね」
ポンチョ「そやで」
有吉「そうですそうです」
ポンチョ「相談や相談」
有吉「相談なんですけど、ほんとにブレイクしたいんですけど、何がいけないんですかね?ボクは」

 有吉さんの悩み
 もう一度ブレイクしたい!

ポポン「それはな、いたずらにテレビに出ようとするからや」

 ためになる?アドバイス
 テレビに出たがる姿勢がアカン!

有吉「はあ〜、テレビに出ようとすると、それが悪い方向になっちゃうってこと…」
ポポン「やりたいこと、やりたいことへ、自分から近づいていくと、夢や希望は離れおるねん」
有吉「はあ〜」

 なるほど!

ポポン「風船のような女とか魅力あるやろ。どこへ飛んでいくかわからん女」
有吉「はいはい」
ポポン「有吉くんも、どこかわからんとこへもういっぺん飛んでいったらええのや」

 ためになる?アドバイス
 もう一度 遠くに飛べばええ

ポンチョ「深いな〜」
有吉「ボクが?ボクですか?」
ポンチョ「感心するで、これは」
ポポン「そんなもん、東京のテレビ局全部追いかけてきよるわな」

 各局密着!?

ポンチョ「そうそうそうそうそう」
有吉「あ、ボクが追いかけられればいいわけですね」
ポンチョ「そうやん。磁石やん、磁石」
有吉「磁石?」
ポンチョ「引きつけたらええねん」

 ためになる?アドバイス
 磁石のように引きつけるんや!

ポポン「そうそうそう。売れずとも引きつけていく。テレビ、出なくて結構。いや、もう一歩進んで、テレビ界から抹殺されようという気分にならないとな」

 ためになる?アドバイス
 テレビから抹殺される暗いがええ!

ポンチョ「そやそや。わてら、そういう気持ちになって30年や」
有吉「でも、さっきからポポンチョは、あれですよね」

 ポポンチョ?

ポンチョ「おい、ため口になってへんか?」
有吉「いや、ポポンチョ師匠はなんかテレビ出たいなーとかおっしゃってませんでした?」
ポンチョ「いやいや、そんなに出たいことあらへんのや」
ポポン「いやいや、うちもそろそろ14インチから20インチのテレビに買いかえようかなーいう話や」
有吉「あ、そういうことですか」
ポンチョ「デジタル化や」

 ?

有吉「(笑)デジタル!?」
ポポン「家庭内もデジタル化」
有吉「それは大型化でしょ(笑)。具体的にアドバイスもらえません?いいかげん」
ポポン「具体的なアドバイスなあ〜」
ポンチョ「あ、そや。ワシら売れたらなんぼでも使うとるわ」
ポポン「ああ、ええ。これはええアドバイスや」
有吉「売れねえだろ!30年売れてねえんだから。30年売れてねえんだっつってんだよ!(怒)」
ポポン「そんなことないがなー」
ポンチョ「そや。売れっ子やで、この寄席ではな」

 寄席限定の売れっ子

有吉「寄席で!(笑)」
ポポン「売れっ子、売れっ子。30年も芸やったら売れすぎて売れすぎて」
有吉「じゅくじゅく…腐ってんだよ、もう」
ポンチョ「なに言うてんねん。続けることが大事やねん、これなんでもな」
有吉「あきらめも大事だよ!」
ポンチョ「ああ、ええアドバイスやな、それ」
有吉「(笑)」

 諦めきれずに30年

有吉「いろんな芸人に言っときます。ここには絶対来るなって(笑)。失礼します。ありがとうございます」(去る)
ポンチョ「またな〜」
ポポン「最高のホメ言葉やな。あれは裏を返してあるんやな」
ポンチョ「そやな〜」

N「次回はどんな相談者がやって来るのやら」


(2006/10/27記)


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