レビュー28 



その42 『ものまねバトル★CLUB』(日本テレビ)2006/11/15(水)25:50-26:35


◆新レスラー続々登場 ものまねプロレス!


◆ぶらり新発見 終点下車の旅!


 ぶらりものまね一行が巡る終点下車の旅

 ナレーション 滝口順平(ホリ)

N「明石家さんまさんと哀川翔さんが終点の駅を巡るぶらり終点下車の旅。一体どんな旅になるんでしょうか」

 さんま&哀川翔 押上の穴場を探索

N「スタートは半蔵門線の終点、押上駅から。ところがあの人がいないようですね」


◇押上駅前

 旅人 明石家さんま(原口あきまさ)
 旅人 スザンヌ

原口「…哀川さん?(あたりを見回すが、いない)」
スザンヌ「哀川さん、いないですね」

 哀川さん遅刻?

原口「また遅いんですよね、あの人は。ただね、外車で来るかもしれないですね」
スザンヌ「あー、楽しみー!」
原口「外車でグーっと到着して、キキーっと格好いい登場の仕方をするかもしれない」
スザンヌ「あたし、乗りたいー!」
原口「乗りたいでしょ」

有吉「あ、ちょっと遅れてごめんねー」

(と、二人の背後の地下鉄の階段を上がって来ました)

 電車!?

原口「電車!?」
有吉「乗りかえ、乗りかえでさー」

 旅人 哀川翔(有吉弘行)

(白い三つ揃いのスーツ、白いネクタイ、ネイビーブルーのシャツ。銀縁、薄いサングラス。バッチリ哀川ヘア&メイクの有吉さんです)

原口「電車で来たんですか?哀川さん」
有吉「大変だったわー」
原口「とりあえず、まず押上駅、どうですか?印象的に」
有吉「いや、印象も何も、ほら、なんにもないじゃない」
原口「違うんですよ。何もなさそうな所で穴場を探す、これが『ぶらり』のいい所なんですよ」
有吉「なるほどねー、カブトムシ探しと一緒だねー」

 哀川 カブトムシ大好き

原口「じゃ、ぶらっとしますかね」
有吉「ぶらっとしよう」
原口「こっち行きましょう」
スザンヌ「はい」
有吉「ま、旅と○○○はぶらぶらしてるほうが」(笑)
原口「もうええって(叩く)。やめなさい、そういうことは」

 押上駅から徒歩10分

(晴天に恵まれた秋の日です)

原口「けっこう歩きましたねー」
有吉「歩いたねー」
原口「疲れました?」
有吉「ちょっと疲れたねー」
原口「顔に出てますもんね」
有吉「ごめんねー」
原口「どっか寄りましょうか?」
有吉「寄りたいねー、あるのかなー?」
原口「あっ、あそこどうですか?あれ、店でしょう」
有吉「あれはなんかちょっと良さそうな店だねー」
原口「ねっ。のれんかかってますし」
有吉「ちょっと行ってみようかー」
原口「行ってみましょうか」


◇言問団子(ことといだんご)

 言問団子 営業時間 9:30-18:00 定休日 毎週火曜日

N「ヘトヘトな3人が入ったのは地元、押上では有名な団子屋、言問団子。広くて落ち着いた雰囲気の店内に入った3人。すると」

(おかみさんがお盆にお茶とお団子を運んで来ます)

有吉「あー、どうもどうも」
原口「あらあら」
女将「まだ注文受けてないんですけど、団子しかないもんですから」
原口「あっ、注文しなくても、これは必ず出てくるという」
女将「そうです」

 だんご (小豆・白・味噌餡入) 550円

N「言問団子は、お客さんが席につくと、黒あん、白あん、味噌あんの3つの団子が出されるんです。お客さんが来てから作り出す、できたて。おいしそうですね」

有吉「(丸い白い団子を口に入れて)あら…。(普通に声低く)新食…、(哀川調で声高く)新食感」
原口「(笑)いま、声ちがいましたよねー」
スザンヌ「声、忘れちゃった?」
有吉「とけちゃうよ。これ、本当に」
原口「あ、これはうまい」
有吉「スーっと」
原口「とけちゃう、ほんとに」

有吉「ちょっと、これなに…カブトムシじゃない?」

 カブトムシ団子?

(有吉さんは、自分の小豆色の団子を「カブトムシ」に変形させていました。小ぶりのカブトムシ。ツノが短いですが、確かにカブトムシの形です。お団子は粘土みたいに柔らかいことがわかりました)

原口「(笑)」
有吉「これ、カブトムシじゃない?」
原口「あんた、いつのまに作業してたの?また中途半端なカブトムシ。よお作ったわ、あんた、ほんま」
有吉「食べちゃっていい?カブトムシ、もう」
原口「食べちゃっていいですよ」
(有吉さん、一口でカブトムシ喰っちゃいました)
原口「どう?」
有吉「とけちゃうねー」

原口「もう、この店、何年ぐらい?」
女将「160年」
原口「え!」
女将「江戸の末期からです」
有吉「160年、凄いねー。…おかあさんはハナ肇さん?じゃないよね?」
原口「(笑)違いますよ。ねえ、似てますけど、違いますよ」
女将「(笑)」

原口「堪能しました?この味」
有吉「うん、最高だね、これ。落ち着くねー」
原口「よかったー。これがぶらりの良さですからね」
有吉「そう、やっぱり旅と○○○はぶらぶら…」(笑)
原口「もうええ(叩く)」
有吉「ごめんね、おかあさん」

N「すっかり満足した3人、よかったですね」


◇キャッチボール

N「次なる穴場を探しに出発したさんまさん一行。何か見つけたようです」

 何かを発見!

有吉「なんだ?あれ」
原口「なんかキャッチボールやってる」

有吉「ま、確実に育ちはよくない二人だな」
原口「(笑)ですな。あれ、向こうは古田ですか?」
有吉「監督だな」
原口「古田監督?」
有吉「うん」
原口「こっちがわからないですね、手前」
有吉「こっちがわかんないねー」

(こちらに顔を向けている人は、ヤクルトスワローズのユニフォームにメガネ、帽子を後ろ前にかぶっていて、明らかに「古田監督」とわかりますが、背を向けている人は黒い帽子、黒い服、長髪で、誰かわかりません)

原口「すんません、すんません!(と声をかけ、振り返ったのは)…古田新太や!」そっくり!
有吉「古田新太くんだねー」
原口「そうですよね」
有吉「これ、じゃ、ひょっとして…」
原口「古田…」
原口・有吉「古田…」

 古田敦也監督(フッキー)
 古田新太(ノブ)

有吉「ダブル古田!?」

 W古田!

原口「えー!」
スザンヌ「(笑)」

N「突然現れたダブル古田。練習しているのには、ある理由が」

フッキー「ここは隅田公園少年野球場。ここは、かの有名な王貞治さん、世界のホームラン王が、幼少期に、ここで練習をしてたんです」

 隅田公園少年野球場
 日本で初めてできた少年野球場 王監督も少年時代にここで野球をした

原口「え、ここでやってたんですか!?」
フッキー「別名王球場とも言われているんです」
有吉「王球場」
原口「あ、だから、これ王さんなんですね」
有吉「そうだねー」

(入り口の柱に、一本足で構える野球選手のプレートがあります)

原口「似てないですけど。これ王さんなんや」
フッキー「だから僕らここで、ゆかりの地でキャッチボールからスタートしてるわけなんです」
有吉「なるほどねー」
原口「そうかそうか」

フッキー「新太くん、どうしたんだ?いま気がついたけど、ミットはどうしたんだ?キャッチャーミットは」
ノブ「すいません、忘れました」
フッキー「キャッチャーになりたいんだろ?」
ノブ「それはなりたいです」
フッキー「ほんとに…」
ノブ・フッキー「みっともない!」

原口「出た!みっともない」
有吉「噂には聞いてた」
原口「これ、あんまり見ちゃいけないんです」
有吉「ダメダメ」


◇美舟音(みふね)

N「押上でおすすめの店を紹介してくれるというW古田。一体どんなお店なんでしょうか」

ノブ「どうぞどうぞ」
原口「あら、おしゃれなお店じゃないですか」
フッキー「いいでしょう、ここ」
原口「わあ」
スザンヌ「おじゃましまーす」
ノブ「すごいでしょ」
原口「川が流れてる」
有吉「すごいねー」

 美舟音 営業時間 11:30-22:00 定休日 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)

N「蕎麦屋『美舟音』は店内に川が流れる、おしゃれなお店」

 大納言 1800円

N「3人はW古田おすすめの『大納言』を注文することに。すごい豪華ですね。でも、このお蕎麦、少し変わっているそうなんです」

ノブ「イカダが来るぞーい!」
有吉「あ、なになに」
ノブ「早くおいでー。これがすごいんだよ。バーンと来るから、いま。びっくりしますよ」
一同「おー!」

(回転寿司だとベルトコンベアにお皿が乗って回ってきますが、ここでは水の上を、イカダに乗った御膳料理がユラユラ流れてきます)

原口「すげえ!」
有吉「すごいねー」
スザンヌ「すごい!」
原口「蕎麦が流れてきた」
スザンヌ「流れてる!」
有吉「すごいねー」
原口「イカダに乗って流れてきた!」

(と、騒いでいるうちに目の前を通り過ぎてしまうイカダ御膳)

ノブ「流れてる流れてる」
スザンヌ「あれ、あれ」
ノブ「誰か取らなきゃ」
原口「スザンヌ、取んなきゃ」
フッキー「流れちゃったじゃない」
有吉「あれスザンヌのだろ」
原口「そうですよ、スザンヌですよ、ちゃんと言うて下さいよ」
ノブ「なに見送ってんのよ」
原口「ちゃんと言うて下さいよ」
ノブ「さんまさん、流れてるから」
原口「あ、ほんまや。行てもうた」
有吉「さんまちゃんのヤツ」
原口「なんや俺のかいな」

N「なにやってるんですか、本当に。それでは店自慢の手打ち蕎麦、いただいちゃいましょう」

原口「おいしい?」
有吉「うん、これはうまいねー」
原口「うまい」
有吉「本当にうまいねー」

N「そして、この天ぷら、大きいですね」

有吉「天ぷら(えび天)、なかなかいい色してるよねー」
原口「柔らかい」
有吉「よく揚がってるねー、おいしいねー」
原口「いい具合に揚がってる、これはおいしいわ」

N「おいしさのぎっしり詰まった押上駅。ちょっと行ってみたくなりましたね」


◇北千住

原口「さあ、続いては日比谷線の終点、北千住でございます」

(北千住駅前、広々と開けて、見晴らしいいです)

有吉「北千住ねー」
原口「来たことあります?」
有吉「いや初めて…いや、1回あるね」
原口「あ、あります?」
有吉「白竜さんと飲んでるとき。白竜さんと飲んだわ、ここで」
スザンヌ「(笑)」
原口「(笑)北千住で?」
有吉「うんうん」
原口「意外とマニアックな所で飲んでるんですね」
有吉「白竜さんがサウナが好きでね、一緒に行ったね」
原口「よく行くんですか?」
有吉「うんうん」
原口「どうですか?北千住の印象は」
有吉「やっぱりイメージよりは、おしゃれな街になってるよね」
原口「あ、そうですか」
有吉「うんうん」
原口「ちょっとこのへんで、ぶらーりしましょうよ」
有吉「そうだねー」
スザンヌ「はーい」


◇荒川土手

N「駅から歩くとすぐに広がる大自然、これも終点下車の魅力のひとつですね」

(スザンヌ、有吉、原口。横一列ならんで歩く3人)

原口「いやあ、北千住はやっぱ自然がいいですねー」
有吉「気持ちいいねー、うーん」
原口「土手っていうのが、また最高じゃないですか」
有吉「釣りでもしたいねー」
原口「あー、釣り好きですからねー」
有吉「ホタルイカなんてさ、釣ってると楽しいよ、なかなか。うんうんうん」
原口「あれ?」
有吉「なんだ?あれ」
フッキー「こら、こら!ちょっと、こら…」

 金八先生?

フッキー「B組の生徒。なにやってんだオマエ。授業サボリやがって」

 金八先生(フッキー)

(土手をのぼって来ました。長髪、カバン斜めがけ、赤いタイ、グレーの上着に茶色のズボン)

三人「(笑)」
フッキー「加藤、なんだオマエ、チンピラみたいな格好して。学生服をきちんと着こなしなさいアンタ」
原口「すげえ。金八さんですよ」
有吉「本物?」
フッキー「来るなら来るって言ってくれよー!」
原口「まさか、ここ、あれですか、金八先生の?」
フッキー「よくわかりました。ここは『3年B組金八先生』のオープニングで出てきた、荒川の土手でございます」
原口「え、本物?」
フッキー「本当にここ、はい」
有吉「あ、そおー」
原口「見たことあるな」
有吉「あるあるあるねー」
スザンヌ「見たことあるー!」
原口「遠くから歩いて来るとこ、見たい!ちょっと行って下さい」
有吉「見たいね。ちょっと行ってよ」
フッキー「あ、そうですか」(と、言われるままに後ろへ)
原口「もうちょっと、もうちょっと奥。まだ行って。ずっと奥。まだまだまだ」(どんどん遠ざかっていきます)
有吉「で、ちょっとくだったほうがいいんじゃない?」
原口「ちょっと、くだってくだって」
有吉「くだってくだって。そうそう、それであがってきて…」

 金八転倒!!

(見事、斜面で、すっころぶ金八フッキー先生。見守る3人は拍手、爆笑)

有吉「あの人、面白いねー」
原口「面白いでしょ。あの人ね、いつもフルだから。フルパワー使うんですよね」


◇3年B組金八先生!

N「フッキーさんが、あの金八先生のオープニングを再現。一体どうなるんでしょうか」

フッキー「♪去りゆくあなたへ〜贈る言葉」(歌いながら、こちらへ歩いてきます)

有吉「なんでこんなに面白いんだろう(笑)」
原口「すごい面白い」
有吉「じゃ、ちょっとスザンヌ、ランニングでね」

(スザンヌ、「ジョギングをする外国人役」で金八とすれ違い、手を振ります。金八先生も嬉しそうに手を振ります)

フッキー「♪悲しみこらえて微笑むよりも〜涙枯れるまで泣くほうがい〜人は悲しみが多いほど…」
有吉「あ、ちょっとカツラがズレてきてる(笑)」

 ズレてる!

原口「ズレてるじゃないですか。あれ?金八先生じゃないみたいですね」
フッキー「じゃオマエどうだ、せっかくこの荒川の土手に来たっていうことはそろそろ、そろそろ行こうか」
原口「え?そろそろ行こうって…」
有吉「なに?」
フッキー「オマエ行くぞー!3年B組〜!(キメようとするが、みんな無反応で)オマエ来いよ、かかって来いよー!」
有吉「なんなの、なんなの?」
フッキー「オープニングの『3年B組』って言ったら、上のほう向かって言ったら、周りから、ドーナツ化現象の逆みたいな感じで、こう、ワーッと来るだろう〜」

N「どうしても金八先生のタイトルコールをやりたいフッキーさん。ほんとワガママですね」

フッキー「もっと来いよー、アタックして来いよー」
原口「そうか、周りから来なきゃいけないんだ」
有吉「ワァッとね」
原口「こっちから俺らが来ればいいんだ」
有吉「ワァッと」

(左側に集まる3人。右側が土手の斜面です)

フッキー「いちばん最初の、いちばんいいところだから」
有吉「そうそう」
原口「生徒が集まるところですね」
フッキー「いちばん集まってきて」
有吉「はいはい」
原口「オッケーオッケー」
フッキー「お願いしますよ、タイミングよくね。じゃ、行きまーす。3年B組〜!」
三人「金八先生!!」

(両腕を天に突き上げる金八先生を、なぎ倒す3人の生徒。土手をぐるぐる転げ落ちる金八先生)

有吉「(笑)あれは危ないよ」
フッキー「(草まみれで起きあがり)覚えてろよっ!!」
三人「(笑)」
原口「行きましょう」
有吉「行きましょう行きましょう。めんどくさいね」
原口「めんどくさい、もう。このカラミがめんどくさい。せっかくねー自然にたわむれてたのに」
有吉「そうだねー」
原口「あれ、たぶんサコツかアバラやってますね」
有吉「やってるねー」

(と、去っていく3人の後ろ姿)

N「次回は、ぶらり終点下車の旅、後編。終点の駅にはまだまだ魅力的な場所が、たーくさんありました。お楽しみに!」


(2006/11/28記)


BACK