レビュー3



その9 『田舎に泊まろう秋の収穫祭3時間拡大SP』
    
(テレビ東京)2004/10/10(日)19:00-21:48

3時間スペシャルの中の「田舎の酔っ払い人より」というコーナーに、コメント出演でした。以前放送されたもののうち、迷惑な(面白い)酔っ払いさんが出てくる場面の総集編、その中の一つです。

<拝啓、その節はお酒に飲まれてご迷惑おかけしました!スイマセン…敬具。酔っ払い人一同>

N「熊本県からは、『帰れ帰れ!』…有吉はよけいな一言を」

前のVTRから。
N「昼からイッパイひっかけてたおじさんに出会い、縁あって泊めてもらうことに」
<お泊まり決定!>
N「お酒も進み宴会も最高潮、ところが」

ここで有吉さんのコメントコーナー。
有吉「一線を踏み越えたというか…、うわ〜これはもうテレビでは放送できないんじゃないかなあっていうぐらいビビリましたね」

ふたたびVTRに戻って。
有吉「結婚しようと思った事あります?」
N「このひとことがマズかった…」
おじさん「帰れ…。帰れって言ったら帰れ」
N「なんか気まずい雰囲気に。スタッフは玄関先に追い出された」
おじさん「オラ〜!帰れ!帰れ!」
<撮影はいったん中止>
N「このあと結局なんとか泊めていただけました」

そして翌朝。
有吉「あ、おはようございます」
<昨日のこと覚えてますか?>
有吉「失礼なかったですか僕?」
おじさん「いや全然ない、俺の方が失礼だったよ」
N「本当は優しいおじさんだった」
<さりげない気遣い…>

別れのとき。
おじさん「(握手して)また、ほんとに来てください」
有吉「うん、ぜひ、約束」
<頑張って下さい!>
有吉「じゃあ、ありがとうございました(手を振る)」
おじさん「(頭を下げる)」
N「飲み過ぎに注意してくださいね」

以上、1分半の放送。コメントは10秒でした。それまで機嫌よく飲んでいたのに、なんでその話題でそんなに怒るのか呆気にとられましたが、そのことは誰よりも、おじさん本人がいちばんよくわかってるんだと、翌朝の様子を見て思いました。和気あいあいだけじゃなく、他人には容易にはわからない深みをちょっとかいま見た民泊でした。

(2004/10/12記)




その8 『走れ!ガリバーくん』(ちばテレビ)2004/08/26(木)18:30-19:00
     〜(関西テレビ)2004/08/15(日)09:30-10:00放送分〜

注 ヨル6時半から7時ごろは魔の時間帯です。戦場(台所)で戦闘中につき、しばしば他のことを忘れます。気づいたら始まっていた・・。冒頭3分間不明です。(泣)


○王様ゲーム
N(桑原征平)「・・ってなわけで京名物ハモ〜ン私の王様ゲーム」
<ルール 8つの鱧寿司の中に美味しいものが1つ。それを食べたら勝ち!!>

有吉「絶対負けたくねえんだよな、いただきます!」
<先攻 有吉弘行>
新選組の水色のハンテンを着た有吉さんと石本さんです。まず有吉さんがハモの握り寿司を一つ頬張ります。
有吉「めっちゃくちゃおいしいけど(ごはんつぶ飛ばしつつ)。ごめんね」
A(女子アナウンサー)「おめでとうございます、王様です」
有吉「いや〜ごめんね、ごめんごめん、ごめんごめん、あてちゃった」
1発目で当ててしまいました。ぐるりと関係者一同に平謝りです。

N「てなわけであっけなくガリバーくん420号は石本武士に決定!」

石本「これをやりたくて来たのに。何にもせずに」
A「すいません、こちら確かめということで」
石本「(1個食べる。残りは全部ハズレ。思いっきり顔をしかめて)おえー」
<センブリ>
石本「もうわかったから」
N「ガリバーくんは高雄を目指す、おばあちゃんのへしこの旅をしていただきます。但し、ご予算千円なり」
有吉「(拍手)うらやましい」
A「行ってらっしゃい、がんばって」
有吉「気をつけて。楽しんで」
石本「はい、わかりました」
有吉「千円あるから」
石本「ま、なんとかします。これどうするんです、高雄を目指すおばあちゃんのへしこの旅って。ここ、どこ」

○輪違屋
有吉「(団扇で仰いでもらって)いや、なにかすごい趣きのある(と広い部屋を見回す)」
A「でしょう。なかなかパッと入れる場所じゃございませんのよ」
有吉「あ〜、そうですか〜」
N(牧野エミ)「江戸時代の花街風情を今に残す輪違屋(わちらいや)はんは、太夫を揚屋に派遣する置屋はん。どうどす、王様はん」
A「王様のお品書き、紹介させていただきます」
有吉「あ〜ありがとうございます」(恐縮)
N「王様には、清流と緑の自然がもてなす渓谷美、マイナスイオンに浸る風街道。せせらぎ涼しい高雄の隠れ家へとご案内。仕上げは京都でキュートな雅びの世界、などなどの贅沢三昧」
有吉「最高の旅になりそうですよ」と膝枕。
A「王様、そういう旅にはなっておりませんので、はいはい、起きて下さい」

●石本さん、「へしこ」探し
へしことは、鯖の薫製、漬けたもので、小浜のほうにあるとの情報入手。

○トロッコ列車
有吉「さいっこうですね」
A「すばらしいでしょう」
有吉「ねー」(ごきげん)
A「やっぱり京都嵯峨野といえばトロッコ列車なんですけれども」
有吉「はいはい」
A「貸し切りとさせていただきました」
有吉「あ〜貸し切ってくれました」
N「緑と清流がもてなしてくれる保津峡、車窓からの渓谷美は日本でも一、二を競うビューポイント」
A「川の流れから来る風がね、フーと涼しさを運んでくると思うんですけれども」
有吉「これはいいですね」
エンジ色というかダークレッドの秋らしい色合いのシャツに、シックなタイというダンディな装いの有吉さんです。ネクタイ姿は久しぶり。ゴトゴト進むトロッコ列車、絶景の緑にご満悦。

●石本さん、ヒッチハイク中

○保津川
有吉「こわいだけなんだけど」(緊張)
A「涼しい京都を楽しんでー!」(川岸からお見送り)
有吉「寒いよ」
A「寒い? 行ってらっしゃーい!」(手を振る)
N「トロッコ列車から眺めた保津川を今度は肌で体感していただきましょう」
曇り空の下、ゴムボートに5人。黄色いオールを漕ぐのは有吉さんを含めて4人、あとの1人はカメラマン。全員ヘルメットにライフジャケット。有吉さんだけ果敢にも素肌の上に直接ジャケット着用です。

N「さて、ラフティングの醍醐味はまさに急流です。いかがでございます王様」
かなり高い岩場から急流めがけて足からボチャンと飛び込んでみせる有吉さん。
半端じゃない鬼のような急流、オールを漕ぐ有吉さん、必死の形相です。

N「うだるような暑い夏もこれでスッキリ。保津峡の山の緑と清流がもてなす癒しのひととき、いかがでございました王様」

●石本さん、ヒッチハイク中

○ドライブ
N「一方、王様はマイナスイオンいっぱいの風の街道をまっしぐら」
緑の中を走り抜ける銀色のベンツ。
ハンドルを握る美女「自然がいっぱいで」
有吉「ねー自然がもう、いっぱいです」(笑顔)
N「もちろん京美人の案内でパークウェイを一路、名所高雄へと向かいます」
有吉「(オープンカーから両手で高々とVサイン)やったあ〜!」

○高雄
N「北山杉の美しい木立ちを背景に、高雄の秋は紅葉燃える山里ですが、新緑の季節もこれまた最高なんです」

○夕暮れの宿
A「王様、お帰りなさいませ」
有吉「あ〜どーもどーも、ただいま〜」
A「お待ちしておりましたドライブいかがでした」
有吉「いやー最高〜」
A「こちらが本日のお宿です」
有吉「あー、ここ。あー、いいの〜」
A「どうぞどうぞ」
N「清滝川にかかる吊り橋を渡れば、すぐそこが王様の今宵のお宿」
日もとっぷりと暮れて、黒いシルエットが絵葉書のよう、旅情を醸し出す美しい風景です。
A「みなさま、王様のご到着でございます」
従業員一同「(整列、一礼)いらっしゃいませ」
N「高雄の緑まっただ中、山里の風情が心ゆくまで満喫できる、こちら『もみぢ家別館』でございます。山里の心あたたまるおもてなしに今宵一夜ごゆるりとお過ごし下さいませ。ささ、お部屋はこちらでございます」

○お部屋
A「じゃあ王様、どうぞ、こちらへ」
<離れ 朝ぎり>
有吉「あーすいません、これですか。(部屋に入って)うわぁ〜いいね、これ」
日本庭園を分け入って案内された離れは、団体客が泊まれそうな広い広い和室。
A「王様、素敵なお部屋。あ、あそこ、下、川が流れてますね」
有吉「ね、なかなか見れないですよ、こんないい景色は」
A「そうそうそう。あ、王様・・」(はしゃぐ)

●石本さん、「へしこ」ご対面

○鱧料理
N「さて王様、お食事は清滝川のせせらぎとご一緒に」
女将(山本恵美子さん)「王様のために特別なお料理をご用意させていただきました」
有吉「(ビールをついでもらう)あ、そうですか、ありがとうございます(一気に飲み干す)」
女将「すごい飲みっぷりでございますね」
有吉「いやあ〜!」(至福の時)
N「まずは季節を目で味わい舌で味わう先付八寸から、どうぞお召し上がり下さいませ」
<先付八寸>
有吉「鱧寿司じゃないですか!」
女将「はい、そうでございます」
有吉「そうでしょう。これね、いまのボクがあるのも、この鱧寿司のおかげなんですよ。(竹細工みたいに入り組んだ器から鱧寿司を救出して食べる)すっごい鱧の味が」
N「しからば鱧三昧とまいりましょう。夏の京料理といえばもちろん鱧」
<鱧三品 鱧刺し身 鱧八幡巻 鱧源平焼>
N「その上品な食材を熟練の料理人が手がけた芸術の数々。さらに、新鮮な鱧を目の前であぶっていただく焼きしぐれ」
<鱧焼き霜>
N「淡泊でしかも脂がのった鱧の旨さを引き立たせる微妙な焼き加減が味の決め手です」
有吉「(料理人が目の前で焼いてくれて)わぁっわぁ、あーその皮のとこが・・」
N「ささ、頃合いに焼けたようでございます。王様、お味のほうはいかがでございます?」
有吉「お、これ、あのー、食感はフグみたいな感じで、味はもっと濃厚」力の入った解説。
料理長(樽石俊夫さん)「ありがとうございます」
有吉「い、いっこーうまい!いいですねー」
A「はーい、ありがとうございます」と横から、焼いてくれた鱧焼きに箸を伸ばすが、有吉さんに力尽くで阻止される。

●石本さん、民泊中

○朝風呂
N「ぐっすり眠ったあくる朝は、のんびり湯にでも浸かって過ごすのが山里流の過ごし方」
有吉「あーきびしい」展望台のような個室風呂につかり、顔を洗って財津一郎ふう。
A「王様、くつろいでいらっしゃいます?」丹前姿で何やら運んできました。
有吉「いいよー気持ちいいよー」
A「ちょっと、こんなものご用意させていただいたんです」
有吉「え、なに」
N「お持ちしましたのは夏ならではのお菓子、わらび粉から作られるひんやり冷たいわらび餅です。今では稀少となった本わらび粉を5年間寝かせることで出る独特の色と香り、それを弱火で温め、粘りが出たところで冷水に落とす、手作りのわらび餅でございます。もちもちっとした食感と自然の香りをお楽しみ下さいませ」
<本わらび餅>
A「はい王様、あーん」
有吉「あ、いいですか。(笑いながら食べさせてもらって)太るぞ。はい、すいません」
A「はい、どうぞ王様」
有吉「うわあ〜新食感」
N「ではもうひとつ」
A「あーん(と、食べさせると見せかけて自分の口に運んで)おいひい」

●石本さん、ヒッチハイク中

○散歩
浴衣姿の二人。竹林をそぞろ歩き。
有吉「いやあ〜」
A「いいでしょ王様」
有吉「いいですね、ほんとに」
A「いろいろ楽しんでいただいたとは思うんですけども、京都の夏の風物詩といえば」
有吉「川床と舞妓さんかなあ」
A「ぶっ飛ばすぞ(笑)」
有吉「(笑)なんで?」
A「正解」
有吉「(拍手)正解ですか、はは、すごいでしょ」
A「王様には楽しさと涼しさを両方いっぺんに味わっていただこうと思います。その場所はこちら」

○舞妓はん
<祇園小唄>
N「川床こそ夏の京都の風流。ましてや舞妓さん好きならなおのこと。可愛らしい舞妓さんの踊りにしばし心奪われる王様」
有吉「(デレッ)」

●石本さん、高雄到着

○鮎料理
N「さて王様の旅の仕上げは、これまた涼感あふれる京の味を堪能していただきましょう。地物の鮎でございます。『香魚』と呼ばれる鮎は、まさに香り豊かな魚。納涼の川床料理をお楽しみ下さいませ」
<鮎の刺し身>有吉さんの両脇に舞妓さん。
N「そしてこちらはまるで生きてるかのごとく清流に群れ合う鮎の塩焼き」
<鮎の塩焼>
N「はいはい、わかりました。中骨をお取りいたしましょう」
有吉「(舞妓さんが魚の中骨をきれいに取るのを見て)あら〜(感心)」
舞妓「取れました」
N「ほんと世話がかかるんだから」
舞妓「どうどすか」
有吉「すごい。1本も骨が無い」じっと舞妓さんを見つめて肩が揺れる。
舞妓「(笑)お骨をね、こう真っ直ぐに・・」
有吉「お骨をね」

○石本さん、ゴール到着
石本「(発見)あー、いたいたいた」
有吉「あれ。(振り返って)なんだあれ」
石本「おー」
有吉「あれ」
石本「(かたわらに荷物をおろして)あっついあつい」
有吉「石本くん、なんかないの(両脇の舞妓さんを示して)ちょっと羨ましいなとか」
石本「べつに何もないけどね。(へしこの包みを渡す)疲れた」
有吉「わあ〜、これがへしこ?(広げる)」
石本「へしこ。最高だよ」
有吉「最高の旅だった?」
石本「最高の旅だった。こっち楽しかった?」
有吉「最高だよ、だって」
石本「へえー」
有吉「感動ねーな」
石本「もういいかなと思って」
有吉「なんかオレ悔しいもん」
石本「オレ『へしこ』って名前の女がいたらつき合うよ、マジで。田中へしこさんがいたらつき合うよ。へしこ、うまいから」
有吉「(舞妓さんに、かれは)つらい旅して来たんですよ」
舞妓「お疲れさんどす」
石本「むかつくなー」
有吉「なんでだよ。癒されるだろ。(もうひとりの舞妓さんに)ちょっと一言声かけてあげて」
舞妓「お疲れやす」
石本「むかつくね」
N(桑原)「何はともあれ石本さん、ガリバーくんの旅、お疲れさまです」

○エンディング
舞妓「舞妓」
有吉「へしこ」
石本「そうですね」

End

*過去、ガリバーくんだったほうが多いと思います。タイトルがガリバーくんですから、冒険の主役はガリバーくん。王様は観光担当です。豪華にもてなされ、楽しそうな姿を見るのも、良いものです。

(2004/09/15記)




その7 『笑わない王』in 内村プロデュース〜チャンピオン有吉さんの始まり〜

「笑わせ王決定戦」において「笑わないポリシーを持つ」男として登場する有吉さんです。舞台が変わっても、この決定戦に必ず有吉さんは笑わない王として登場し、「キング」と呼ばれています。その始まりはどこかと、ふと思いましてちょっと調べました。やはり今年1月の「有吉SP」からですね。このときは「笑わない王」という称号はまだありませんが、有吉さんを笑わせたら目的達成、笑わせることにシノギを削るという形式で、事実上の「笑わせ王決定戦」です。もっとも、この回は内村さんが説得を果たすという結果に向かって進められています。明らかに大笑いしているのに「笑わないなあ」と、そらっトボけるところが内Pの可笑しさです。メンバーそれぞれの笑わせ方は、後に何度も行われる「決定戦」のスタートにふさわしく、面白いです。


第1回 後ろ姿編 2004/01/26(月) 有吉弘行という男をプロデュース

タイトルロール
今回の内村プロデュースは「有吉弘行という男をプロデュース!」元日のスペシャルのご褒美“番組一本あなたをプロデュースする権利”をこともあろうか辞退した有吉…そんな有吉を内Pメンバーが必死の説得!今夜遂に夢の企画が実現する!有吉を中心に内Pメンバー&有吉を応援する芸人達が大暴れ!果たして有吉は無事主役の座を務める事はできるのか!?
(メンバーは内村さん、さまぁ〜ず、TIM、ふかわさん。アシスタント安めぐみちゃん)

有吉弘行お笑い説得対決

ルール 1人ずつ有吉の控室に行き出演交渉をする おもしろい説得で有吉を3回笑わせたら交渉成立
N「果たして内Pメンバーは有吉を出演させることはできるのか?」

内村「そこで控え室の様子、見てみましょう。どうぞ」
「有吉弘行様」と堂々と記された控室の入り口。
大竹「お、すっげえな『有吉弘行』」
ということは、だいたい内Pの控室は大部屋で、個室じゃないんだと思います。

控室のソファで、新聞を広げている有吉さんの後ろ姿。
<現在顔出しNG 猿岩石 有吉弘行>テーブルの上にはペットボトル、お弁当。
大竹「おとなしく待ってますね」
内村「おとなーしく、いつもこういう感じで待ってます」

ルール 有吉はまだ出演をOKしていないので顔を見せられない 判定は肩の揺れ具合や雰囲気で内村が判定する

まずひとりめ、レッド吉田さんが出向きます。
レッド「おー、有吉、有吉、裏ですか、表ですか、どっちでもパプアニューギニア。イエスイエスイエス、5〜4〜3〜2〜のストロベリーの開店ですか〜」で、有吉さんにのしかかる。
<説得?>
レッド゙「イエ〜ス、どうですか〜、ドリンキングドリンキングドリンキングと思いきや〜しめました(と、ボトルのキャップを開けて閉める)。さあさあさあさあ、しんぶんし、さかさに読んでもしんぶんし」
有吉さんの肩、揺れています。
内村「(笛)終了!」
大竹「けっこう笑ってましたよ」
内村「いやー全然笑ってないなー」(腕組み)
<難敵。>

つづいて、ふかわりょうさん。
ふかわ「有吉、2004年バージョンできた」
<2004年Ver.?>
ふかわ「ティン!」
<どこ?>
内村「(笛)終了!」
2004年型の「ティン」は「微妙に足が違う」そうです。

大竹さん、まずソファの前で軽くコケます。
レッド「もう笑ってますよね」
<笑っている感じですが…>
ソファの上にしゃがんでイキむ大竹さん。有吉さんの肩が小刻みによく動いています。
大竹「しかし有吉さ、メガネがホラ(とメガネを口のところまでズラす)、どうなってるメガネが。よーく見て、鼻水少し出てる、ハハハハ」
鼻を鳴らして笑う有吉さん。
<ブヒブヒ> <ブタがいますよ。>
なおもキバる大竹さん。
内村「(終了の笛)ダメだ、微動だにしないなー。全然笑ってない」
もう大爆笑の有吉さんなのに、決して笑っていると認めない内村さん。
レッド「笑ってましたよ。声、聞こえてましたよ」などなど、総ツッコミ。

N「なかなか交渉が上手くいかない。そこであの男が」
内村「さ、ゴルゴ、スタンバイのほうはどうでしょうか」
ゴルゴ「はい、向かいます」と、低い声のトーンと裏腹に、顔に輪ゴムはめた馬鹿絵面。ヒキョーです。激しく笑うしかない有吉さん。
<笑っていませんか?>
ゴルゴ「…パケラッチャ。(部屋の隅の植木に腰掛け後ろへ倒れかかる)うわあー」
内村「(笑)ゴリラ」
ゴルゴ「パキラ(じっと見つめる)」
のたうちまわって笑う有吉さん。
内村「(終了の笛)あいつ笑わねーなー。ふつうアレ笑うよなー、観葉植物に倒れて」
三村「気のせいかグラングラン揺れてましたけども」

三村「ありきち。おはようございましゅ(猫手)」<パクリ>
三村「はじめまして、こんばんは。(ペットボトルのキャップをあけ、人差し指を突っ込んで、出して)ラー!弁当でも喰うか(と、威勢良く割り箸を袋から出し、その勢いで箸が折れる。そのまま持ってペットボトルのお茶を手のひらに注ぎ、お茶をズルズル食べる)」
有吉さん笑って横を向いて、もう後ろから顔が見えてます。
内村「むちゃくちゃ」
三村「あ、ここにこうポーンって飛んで横に寝てみようかな(ソファに飛び乗って仰向けになるが、その際、腰がギクッとダメージ)いたっ!」
内村「(笑)終了!(戻ってきた三村さんに)全然だったな」
三村「ええ全然でした。あのね、ケガだけして帰ってきました。ちょっとこれムリです、ボクじゃ、むずかしいし」
内村「オレが行ってくる」
<満を持して登場>
三村「お願いしますよ」
大竹「これやっぱり内村さん行かないとね」
三村「あそこに行くとね、新しい自分が発見できますよ。ニュー内村が」
大竹「コドモになれますからね」

内村「お、有吉」
有吉さん軽く会釈。ソファにフニーと倒れて犬猫状態の内村さん。
<新しい自分を発見?>ソファにハムハムかじりつく。
安「むちゃしすぎですよ」
大竹「ウッチャンがムチャしてる」
仰向けで開脚。
ゴルゴ「赤ちゃんになってる赤ちゃんに」
三村「なにこれ」
内村「縁側の犬。縁側のひなたにいる犬」だそうです。自分で解説。
三村「説得でも何でもねえ」
大竹「ひどいな、コドモだな、こりゃ」
内村「(満足したのか人間に戻っておもむろに)有吉、出てくれ」
<直球。>
三村「急に。急に」
内村「あれを…」ゴニョゴニョ説明。
有吉「そうですね…」と、うなずく。
三村「あれ説得された?」
なにやら二人で手振りを交えつつ、二人にしかわからない交渉。
内村「オッケーだぜ」(会心の笑み)

N「内村との密談で有吉はある条件付きで出演を承諾したのだ」

というわけで、晴れて有吉さんは紋付き袴、マスク、黒田節で登場となるのでした。


第2回 ウエスタン編
2004/02/23(月) NO PLANメジャーアーチストへの道

第3回 病院編
2004/04/05(月) 若手芸人下克上をプロデュース

第4回 カリスマ美容室編
2004/04/07(水) 春の内村プロデュースお笑い軍団大集合スペシャル

第5回 ブティック編
2004/07/26(月) 大盛況の内Pショップをプロデュース

(2004/08/25記)


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