レビュー37
その51 『おいしいポジション』
〜弱肉強食の芸能界を生き抜く方法〜グルメリポーター編
3月2日(金)さくらんぼテレビ 19:00-19:57
3月3日(土)仙台放送 16:00-16:55
3月4日(日)福島テレビ 14:00-14:55
◆オープニング
N「芸能界、多くの人々が羨望の眼差しを向ける、きらびやかで華やかなる夢の世界。しかし、そこは弱肉強食の世界でもあるのだ。人気絶頂のタレントが一夜明ければ、落ち目になっていることもある。そんな芸能界で生き残る方法、それはおいしいポジションを見つけること!」
辰巳琢郎
クイズ番組の帝王
N「彼らを見よ!テレビの中で常に輝いている彼らを見よ!」
松居一代
カリスマ主婦
N「そのキャラクターや一芸を生かせば、芸能界の中で確固たる地位を築き上げ、左うちわで暮らすことができるのだ!」
グッチ裕三
料理上手の芸能人
N「そう、崖っぷち芸能人たちよ!生き残りたければ、おいしいポジションをつかみ取れ!」
おいしいポジション
〜弱肉強食の芸能界を生き抜く方法〜
司会
相川梨絵 キャイ〜ン・天野ひろゆき
天野「というわけで、おいしいポジションが欲しくてたまらない、崖っぷち芸能人の皆さんに集まっていただきました!」
相川「ようこそ」
有吉「よろしくお願いします!」
天野「『崖っぷち』って言われて、丁寧に挨拶されたの初めてだよ(笑)。よろしくお願いします」
有吉「仕事を下さい!」
有吉弘行
ルー「ちょっと待てよ。なに?崖っぷちって」
ルー大柴
天野「崖っぷちのリーダー、何か?」
ルー「何がリーダーだよ!」
天野「正確には、一回崖から落ちてます」
ルー「そうなんだよ、いつも落ちちゃって…って、やめろよ!ノリツッコミ、下手なんだから」
天野「猫くんなんかはね、でも…」
猫ひろし
猫「そうなんですよ、なんでですか?」
天野「去年あたりがピークだったもんなあ」
猫「こんニャろー!」
天野「あれ?有賀さんは…」
有賀さつき
有賀「でも、わたしもいっぱい地雷踏んでますから」
相川「今日は、崖っぷちの皆さんのために、おいしいポジションをご用意しました!」
有吉「ありがとうございます!」
相川「こちらです!」
グルメリポーター
天野「このグルメリポーターで今、日本の中で神様として君臨している人は誰なのか?」
相川「早速ご紹介しましょう。ゴッドオブグルメリポーター、この方です、どうぞ!」
彦摩呂「いや〜すごいね〜。(天野と相川に)宝石箱や〜。(ルーたちに)わぁっ!なんやなんや、ダンボール箱や〜」
彦摩呂
グルメリポーターの第一人者
N「グルメ番組で数々の名フレーズを生み出し、確固たるポジションを築いた彦摩呂さん!神であることを証明するスケジュールは、こちら!」
(2006年11月のスケジュール表 「神様のスケジュール」)
N「休みはたったの二日。まさに稼ぎまくり状態なのだ」
天野「ちょっと有吉くん、奇跡を見ているような目で、『こんなスケジュールあるのか?』みたいな顔してますけど」
有吉「日本にこんなに仕事があるんですか!?」
彦摩呂「(スケジュール表)の赤いところ全部食べてる仕事ですから」
相川「でも、実力があってもテレビのプロデューサーに認められなければ、仕事は来ないですよね」
(そこへ敏腕プロデューサー、ウド登場)
ウド「(ケータイで話しながら)しーもしーも、ブッキングで、大きくて足が細い?曙でどうだろう?…ダメ?」
キャイ〜ン・ウド鈴木
天野「やっぱりテレビ界っていうのは、グルメレポーターを求めてるわけ?」
ウド「求めてる!今、第二の彦摩呂さんを求めてる!みんなが躍起になって探してる。今日もし優勝して、がんばった方にはぜひ『くいしん坊!万才』のリポーターをやらしてあげたい!」
N「ご存知、長寿グルメ番組『くいしん坊!万才』、敏腕プロデューサーは、なんと松岡修造に続く12代目くいしん坊の座を優勝者にプレゼントしようというのだ」
相川「さ、それでは第二の彦摩呂さん目指して、皆さん、がんばっていただきたいと思います」
天野「はい。よーし、じゃあみんな気合いを入れて、おいしいポジションが欲しいかー!?」
全員「おー!」
◆1st バトル グルメ目利きクイズ
相川「テレビリポーターたるもの、リポートをする対象を一目見ただけで、その商品価値まで見抜けなければなりません。そこで、食べ物の目利きクイズに挑戦していただきます。さあ、今回皆さんに挑戦していただくのはこちら!ロケ弁です!もう慣れ親しんでるものですよね。これを値段の高い順に並べていただきたいんですよ」
天野「どうですか、この問題は」
彦摩呂「これは、けっこう大事ですよ。やっぱりいいものを見抜けないとね。伝えるっていう仕事においては、最も大事なことですから」
有吉「まあ、でも食べてみりゃわかることでしょ?」
天野「なんで若干、ファーストバトルからキレ気味なの?」
有吉「仕事が欲しいんです」
N「というわけで、崖っぷちの皆さんに目指してもらうのは、こちら」
一番値段の高いロケ弁当はどれ?
やぐら本店 角煮膳
あし柄 うなぎ吹き寄せごはん幕の内
金兵衛 銀だらの西京漬け焼き弁当
クリエイティブママ 唐揚げ梅肉ソースがけ弁当
津多屋 のり2段幕の内弁当
試食タイム
天野「わかったの?有吉」
有吉「うん、大体。あと、お茶ですね」
回答のフリップ
有吉
1 あし柄
2 津多屋
3 金兵衛
4 やぐら
5 ママ
天野「さあ、有吉くんは、あし柄がなんで1位だと思う?」
有吉「やっぱり、『うなぎ』って高いなってイメージです」
天野「あ、そういう貧乏的発想があるんだ」
正解
1位 津多屋 のり2段幕の内弁当 1050円
2位 金兵衛 銀だらの西京漬け焼き弁当 980円
3位 あし柄 うなぎ吹き寄せごはん幕の内 850円
4位 クリエイティブママ 唐揚げ梅肉ソースがけ弁当 735円
5位 やぐら本店 角煮膳 600円
◆2nd バトル グルメ常識力バトル
正しいマナーを身につけているか審査する
『清紫会』 新・作法学院学院長 近藤珠實さんに
厳しくマナーをチェックしていただきます。
マナー違反をした方には、マナー矯正クリップ(洗濯ばさみ)のお仕置きをご用意。
◇有賀さつき
刺身の正しい食べ方→○
◇有吉弘行
茶碗蒸しの正しい食べ方→×
(具のエビを手で食べ、指をなめる)
有吉「どこが悪いんですか?」
近藤「すべてよ!」
〜正しい茶碗蒸しの食べ方〜
1 お椀の蓋は仰向けにして右側に置く
2 スプーンをお椀の淵に沿って一周させる
有吉「(先生の説明の途中でアクビ)」
近藤「ホントにしっかりしなさい!」
◇猫ひろし
マスカットの正しい食べ方→×
◇ルー大柴
コーヒーの正しい飲み方→×
(メチャクチャなマナーで、両耳にクリップをつけられたルーさん。
先生の長い説明に飽きてクリップを外すそうとするルーさんの腕を止めている有吉さん)
◆3rd バトル 表現力対決!
武蔵小山商店街での食べ歩きレポートに挑戦
◇まず、彦摩呂さんがお手本
「鳥勇」(やきとり)
◇ルー大柴
「コミネベーカリー」(パン工房)
◇猫ひろし
「小藤屋」(せんべい)
◇有吉弘行
「くいしん坊万才!」(総菜)
N「続いては、こちらの総菜屋さんをリポート。担当は有吉くん。果たして、どんな作戦に出るのか?」
有吉「(手で髪を後ろに撫でつけて、サングラスをかけて)えーどうも、あいかわきんやです、違うか。哀川翔だけどね、きょうは、この店は白竜さんのオススメだっていうことで来てみたんだけどね、これは何かな?じゃがいもかな?違うか。大根だね。大根をね、ちょっとじゃあ(と、器に、大根の煮物の大きな一切れを入れ、箸で小さく小さく切って、食べる)」
天野「(大根が)ちっちゃいよ!」
有吉「やっぱ、そこそこね、おいしいね」
天野「失礼だよ!」
有吉「あとは、これ。これは酢豚だね。うん、酢豚(と、器によそう)」
天野「同じ皿にどんどん入れちゃった」
有吉「こういう仕事はほら、あの、勝俣に回してあげて」
相川「終了ですか?」
有吉「(素に戻って)終了です(サングラスを上着のポケットへ)」(笑)(拍手)
天野「有吉さん、一人ネタでございました」
(一礼して、頭をかき、笑顔で照れる有吉さん)
◇有賀さつき
「三都屋畜産」(肉の総菜)
◆最終バトル
高級フランス料理リポート対決!
『ロビンズクラブ』 総料理長 和田誠さんが審査に加わります。
N「東京目黒区にあるエレガントな一軒家レストラン『ロビンズクラブ』。こちらで総料理長を務める和田さんが作り出すのは、正統派フランス料理の味を受け継ぎながら随所に斬新なアレンジが施された、リポーター冥利に尽きる料理なのだ」
天野「有吉とかは、こういうお店、ロビンズクラブみたいなお店は?」
有吉「はい。僕は昔、スターですから、そういった意味では」
(♪『白い雲のように』が流れます)
天野「白い雲に乗ってた時は食べてた?」
有吉「はい」
◇猫ひろし
ヒゲダラのスモークのブリオシュ マスタードロースト
バジル風味の仔牛のジュー ポテトミエット添え
◇有吉弘行
ホタテ貝とトマト コンソメゼリー ラタトゥイユ添え
N「マリネしたホタテとトマトで作ったコンソメゼリーを組み合わせ絶妙な一品。繊細なこの料理を有吉は…」
有吉「わぁ、この色、キレイやわ〜」(笑)
天野「関西弁?急に出身地が変わっちゃった」
有吉「(スプーンにホタテを乗せ)出た〜、ホタテや〜」
有賀「今の、彦摩呂さん、入ってる?」
有吉「(料理を崩して、中味をナイフでフォークに乗せる作業に熱中)」
天野「ここ、マナーのところじゃないんでね。おいしく」
ルー「早く食べろよ!」
有吉「(食べる)」
彦摩呂「これで視聴者がどう思うか」
有吉「うわぁー、これは…。これはね、野趣あふれるね、野性味あふれる、あれありますね、やっぱり臭みが」(笑)
天野「もういいよ!」
相川「有吉さんのリポートを聞いて、何か心に残ったコメントありました?」
和田「いいえ、特に」
◇有賀さつき・ウド鈴木
北海道蝦夷鹿のポワレ グランヴメール風
◇ルー大柴
フランス産 山シギのローストとジュー ペリゴール産 鴨のフォワグラ添え
◆結果発表
優勝 有賀さつき
第二の彦摩呂決定!くいしん坊万才のリポーターに!と、
すぐに、キッコーマンプロダクトマネジャー室宣伝グループ石塚直之さんに電話するも、
いまのところ松岡さんを変更する予定はないと断られ、
いい加減にしろ!と叩かれるウド鈴木 自称敏腕プロデューサーでした。
N「芸能界生き残りを賭けた熱く激しいバトル、いかがでしたか。当番組では、これからもまた新しいおいしいポジションが見つかり次第、対戦の場を用意したいと考えています。というわけで、崖っぷち芸能人の皆様のエントリーを心よりお待ちしております!」
(2007/05/28記)
special thanks AIBOママさん
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