レビュー50



その64 『ダチョ・リブレ#43』ばっかス
(CS朝日)2007/11/04(日)17:30-18:00  11/05(月)22:30-23:00(再)


 有吉ギャグスクール


◆オープニング

 上島竜兵(太陽様)
 安田和博・ノッチ(デンジャラス) すぎ(インスタントジョンソン)
 ヤマザキモータース 肥後克広(ダチョウ倶楽部) 土田晃之

上島「はい。というわけで、また始まりましたけれども、土田、今日は何やるの?」
土田「今回は、竜兵会のみなさんが慢性的なギャグ不足だということで」
上島「そんなにポンポンできるものじゃないからね」
土田「うーん。それで職業、アンタ何だっけ?」
上島「芸人です」

土田「芸人たるもの、ギャグというのは必要ですから。今回はみなさんに、新ギャグを生み出してもらおうと思って。そういう意味で、カルチャースクールを開講したいと思います。有吉ギャグスクール」
肥後「だいたい有吉自体がギャグ持ってないだろう」
土田「有吉さんこそ、ギャグの名手でありまして、たとえば上島さんがよくテレビでやられるギャグとかも、だいたい半分以上が、有吉さんが提供しているものなんです」
上島「提供してるっていうか、まあ、発想を広げてくれたりね」
土田「発想を広げてくれてる!かなりまた上から目線で」
上島「そういうもんだと俺は思ってる」
土田「ああ、そうですか。じゃ早速、校長を呼んでよろしいですか? 校長、お願いします!」

 校長 有吉弘行
(サングラスをかけ、竹刀を持って登場)

有吉「今日はね、みんなに1個ずつ最高のギャグ持って帰ってもらうから!」
土田「(ざわつく受講生たちを一喝) 静かにしろ!」
有吉「がんばろうね。返事は?」
一同「(恐る恐る)ハイ」
有吉「『ハイ』は、面白い『ハイ』言わなきゃ。よし!今日はみっちり行くからね、みっちり!」
ヤマザキ「ちょっとすいません(と手を上げる)」
有吉「手を上げるときは、面白い手を上げる!」
すぎ「(ヤマザキに)余計なことしないほうがいいんですよ」
有吉「じゃあ、みんなでがんばろう!おう!面白いハイ、一斉に、さあみんなでがんばりましょう!」
一同「(それぞれ面白く)おう!」

N「これまで数々の人気ギャグを輩出してきた有吉が、満を持してギャグスクールを開講! 受講生のみなさんには、有吉校長のもと、お笑いブームを生き抜くための、新ギャグを考えていただきます!」

 有吉ギャグスクール
 新ギャグ作りに挑戦!


◆ギャグ発表

 ギャグが思い付いた順に発表
 校長から合格と認められれば卒業

○ノッチ

ノッチ「<ギャグ>『乳吸う虫』」
有吉「長いかもしれないなー。あと下ネタになってくるでしょ。言葉かえたほうがいい。何かほかのもの吸ったほうがいいんじゃない?」

 ギャグの鉄則
 長過ぎるものはNG

ノッチ「<ギャグ>鼻吸うと思ったら、口吸う?」
有吉「ああ、『と思ったら』はダメ。ちょっともう一回」


○上島

上島「あの、すいません先生、『おまえバカじゃないか!』のフリに対してのギャグ゙です」
有吉「おまえバカじゃないのか?」
上島「バカ?と思ったら…パーン!<ギャグ>」
有吉「あんまり上下動かないほうがいいんじゃない?ギャグって」

 ギャグの鉄則
 上下動はNG

上島「うーん…おまえバカじゃないか?」
有吉「『おまえバカじゃないか』っていうフリがちょっともうイヤだよね。みんながそう言ってくれるまで待つの?」
上島「…」
有吉「じゃ、もっとほかのちょうだい。ほかのあるでしょ?面白いの。いま干支は何だ?」
上島「イノシシ」
有吉「じゃ、イノシシのギャグやろう!」
上島「<イノシシギャグ>」
有吉「(ウケる)そのあとにイノシシです、みたいの使えるんじゃない?」
上島「<ギャグ>これはイノシシのものまねです」
有吉「いいんじゃない?だいぶすっきりした(笑)。日常で使えるギャグ考えて。…イノシシどこで使うんだよ!」


○すぎ

すぎ「『優柔不断なピッチャー』って、いいですか?」
有吉「ピッチャーっていうのは気強いからな」
すぎ「えっ!?」
有吉「ピッチャーっていうのは気が強いよ」
すぎ「<ギャグ>」
有吉「ボーク!それはボーク。そこはやっぱり苦情が来るよ。セットポジションより大きく振りかぶったほうが大きな絵になるから」
すぎ「でも、そうなると…」
有吉「やってみよう」
すぎ「はい」
有吉「『俺はピッチャーだ』って言ったほうがいいよ」
すぎ「俺はピッチャーだ!!」
有吉「そう、いいよ。元気があって、クッと食い付くよ、みんなが」
(だんだんピッチャーではなくなってくる、すぎさんでした)


○ヤマザキ

有吉「ヤマザキは?」
ヤマザキ「じゃ僕はスポーツで」
有吉「なんのスポーツか言わなきゃ」
ヤマザキ「ソフト部」
有吉「じゃ、『俺はソフトのピッチャーだ』って、元気よく」
ヤマザキ「<ギャグ>」
有吉「違うな。『お疲れさま』も面白く言わなきゃ」
ヤマザキ「お疲れバーイビ!(かわいく)」
有吉「それダメ。失礼だよ、バーイビって。『お疲れさまでした』ってちゃんと。…あいつ退学候補だな」


○上島

上島「<ギャグ>『モグモグハイ』」
有吉「もっと一世風靡したギャグあったじゃない。『くるりんぱ』とか」
上島「使っていいんですか?」
有吉「ああいう一発ガツンというのが欲しいな。最近ちょっと長い、上島くんは。ちょっと長いぞ、尺が。スパーン!といくやつを5個考えて!」


○肥後

肥後「歌をうたいます。♪くさーい、くさーい、サカナの腐った内臓、くさーい!」
有吉「苦情きちゃう。漁師さんも魚屋さんも一生懸命やってんだもん、サカナ。それダメでしょ。肥後ちゃん、やっぱり背が高いから体を生かしたほうがいい。パッと大きなギャグが欲しい」
肥後「ズッキーン!」
有吉「ズッキーニ」
肥後「ズッキーニ〜!」
有吉「俺はズッキーニ!」
肥後「俺はズッキーニー!ズッキーニ!ズッキーニ!ズッキーニ〜!」
有吉「肥後ちゃん、卒業!」

 肥後 新ギャグ完成
 「俺はズッキーニ」


○安田

有吉「安田やった?」
安田「やってない」
有吉「かわいくしよう、顔が恐いから」
安田「『パイレーツ・オブ・カリビアン』に出てきた妖怪のものまね。<ものまね>」
有吉「妖怪は、でも作り物!映画だからね」
土田「あと見てない人には伝わらないです」
有吉「自然はみんな知ってるじゃない。どんなに狭いっていっても、都会の空は狭いけど、見てんだから、空で作ろう」
安田「でっかい空!」
土田「安田くん、とりあえず汗拭こうか?」
安田「(汗拭くギャグから宮尾すすむへ)ハイッ!」
有吉「上下動は?」
安田「禁止」

 ギャグの鉄則
 カメラマンの気持ちを考える

『安田のハイ』
(顔が恐いのでかわいく)


○すぎ

すぎ「オカマじゃないわよ〜」
有吉「それじゃオカマだと思うよ。男らしく腕組んで!」
すぎ「俺はオカマじゃないわよ!」
有吉「(笑)もっと男らしく言ってみよう、それを」
すぎ「俺は、オカマじゃないわよ!!」
土田「だんだんよくなってきた」
有吉「もっと男らしくなるだろ。『ないわよ』もヘンなんじゃない?」
すぎ「俺はオカマじゃない!」(笑)
土田「いいですねー」
有吉「『俺はオカマじゃない』の後に何か付けなきゃダメだ」
すぎ「俺はオカマじゃない!ドッ!」
有吉「ドッ、いいね。もうちょっと強い濁点のほうがいい」
すぎ「俺はオカマじゃない!ドン!!ボブ!」
有吉「探して!探して!『ボブ』言ってみ言ってみ」
すぎ「(笑)…俺はオカマじゃない!ボブ!!」
有吉「『ボブです』って言って」
すぎ「ボブです!!俺は…(笑)」
有吉「『ボブです』から始めて、すぎちゃん」
すぎ「はい、すいません」
有吉「おまえ誰だ?」
すぎ「ボブです!オカマじゃない!ボブです!オカマじゃない!ボブ」
有吉「いいよいいよ、卒業しようかな、すぎちゃん、もうキマったら」
すぎ「ボブです!俺はオカマじゃない!ボブ!!」
有吉「卒業!」

 すぎ 新ギャグ完成
 「ボブです!!俺はオカマじゃない!ボブ!!」


○上島

上島「エルニーニョ!」
有吉「いいねいいね、いいぞ!エルニーニョ、ショーック!エルニーニョショックいってみよう」
上島「エルニーニョ!ショック!!」(笑)
有吉「あとの4つ見せてよ、早く。なにいつまでやってるの」
上島「バブリング!!」
有吉「軽いほうがいい。かわいく」
上島「ブクブクブクブクブクブクブクブク、バブリング!」
有吉「『レッツゴーヤング』みたいなほうがいい。レッツゴーヤングって言ってみ」
上島「レッツゴーヤーング!」
有吉「それでいいんじゃない、なかなか。そのトーンで『バブリング』言ってみよう」
上島「ブクブクブクブクブクブクブクブク、バブリング!」(拍手)
有吉「さわやかさを忘れちゃダメよ、やっぱり。あと2つ、ちょうだい」
上島「エイペック!」 <APEC?>
有吉「『ペック』だけやってごらん」
上島「<ギャグ>ペック!」
有吉「ペックはなかなかいいよ。エルニーニョショックとペックと、もう1個いいのあったな。レッツゴーヤング的なバブリング、見せてくれる?」
上島「ブクブクブクブクブクブクブクブク、バブリング!」
有吉「バブリング、いいねー。バブリングもう一押しだな。バブリングもうちょっと考えよう。バブリング系を5つちょうだい!」


◆小道具を使ったギャグ

N「デキの悪いメンバーのため、特別に小道具一式をご用意いたしました」
 <小道具50点セット>

○ノッチ 新ギャグ完成
 「ブラジャーボーイ」

○上島 新ギャグ完成
 「海賊」

○安田 新ギャグ完成
 「俺40歳」

○ヤマザキ 新ギャグ完成
 「俺虫やから」


N「2時間にも及ぶ講習で新しい笑いの鉱脈を発見した竜兵会!」

 本日の太陽様 曇りのち晴れ


(2007/11/30記)


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