ショートストーリー2



新宿深夜プラス1

第3回 太陽様を囲む会 〜エピソード3 土田の欠席〜
9月7日(水)19:00開場 20:00開演
新宿ロフトプラスワン



私が好きな小説に『深夜プラス1』(ギャビン・ライアル)という長編があります。スパイ冒険小説です。元工作員でアルコール依存症の男が主人公です。同じ作者で『もっとも危険なゲーム』というのもあり、どちらも現在、ハヤカワミステリ文庫で読めます。これを読んで理想の男性が、屈折したアル中の中年男となりましたが、まあそれはさておき。


「太陽様を過酷に追い込む会」であります。「第3回〜エピソード3 土田の欠席〜」。第1回目は太陽様が欠席でした。ここは皆勤組の安田、山崎、有吉3氏の辣腕に期待です。終電に間に合う時間に終了いたしました。

追い詰められて花が咲く♪というわけで、追い詰められたときにこそ真のパワーが発揮されるのです。追い詰められた太陽様に、笑いの神が降りてくるのか。ここは見届けなければなりませぬ。

まず「上島週末日記」からはじまり、「デコピン」「上島はじめてのゲーム」と続き、そして「肥後の使いやあらへんで」です。


◆肥後の使いやあらへんで

山崎「前回大好評だった『ひごつか』がきました。ダウンタウン松本人志さんすごいです。ただ、西の松本といえば東の上島じゃないかと。オレだってできるぞと。ハガキのコーナーです」
安田「相手決めていただいて、ハガキの内容を読みます。1人、浜田さんみたいな役になって。これはもう無理だと、相手できないという状態だと、こちら側はギブアップ制度」
山崎「これはもうガチで、竜兵さんには何も教えてません、話の内容は」


ハガキ1
安田「ペンネーム、ハマの店長ミウラさんからいただきました。1回も捕まったことのない痴漢常習犯の上島さんに質問です。絶対に捕まらない痴漢の方法を教えて下さい」
上島「これはもう簡単ですよ、手の平がおシリの一部になればいいんですよ。オッパイにしようか。・・何するんですかって、あなたのオッパイでしょ、バカなこと言わないで下さい、って言えばいい」

ハガキ2
山崎「茨城県の、ヨシオ71歳、オマエらオレの葬式に七三で来やがってさんから。平成の怪優、上島竜兵さま、いつも電車男たのしく見ています。質問です。最近はケンはケンでも高倉健さんとマブダチと聞きました。いつも何をして高倉健さんと2人で遊ばれてるんですか」
上島「あいつは不器用だから」
安田「口癖ですもんね」
上島「氷をつかめないからね。このアイスコングで」
安田「アイストング」
上島「氷をつかんでグラスに戻して入れて戻して入れて、ちゃんと入れる。こんなお笑いはいまどき通じないんだよ」
山崎「(氷が)つかめましたよ」
上島「健さんはグラスを持ってグルっと回して一口飲んで、ティ〜〜ン!(手をアゴの下と頭の上でヒラヒラさせる)」
山崎「ギブアップ!」
安田「きょうはハネませんね」
有吉「いつも言ってるでしょ。これは(ティ〜ンのこと)オマエの成長を止めるからもうやめろって言ってるのに、困ったらこれやるんだもの」

ハガキ3
有吉「また、ハマの店長ミウラさんからですけど、実はケツメイシの作詞作曲を手がけている上島さんに質問です。今度のケツメイシの新曲のタイトルと、どういう曲なのかを教えて下さい」
上島「ミネラル。だからはっきりここで言いますよ。‘ミネラルぼうやの冒険’っていう」
有吉「新曲が。ナウオンセール、ミネラルぼうやの冒険。どんな曲なんですか?」
上島「ミネラルウォーターぼうやっているのは、わかりますか。・・ちょっと知らないみたいですね。♪ミネラルぼうや〜(カウントとって)こんなことやってたら捕まるぞオマエ、ほんとに。なんだよミネラルぼうやって」
安田「テメーが言ったんじゃない」
山崎「どうしました竜兵さん」
上島「グラスぬるぬるなんだよ」
有吉「ギブアップ」

ハガキ4
安田「新宿、ペンネーム、おい店長また来てやるからボトル1本ぐらいサービスしろよさんから。太陽様、もとい上島先生、兵庫1区からの衆議院選挙出馬おめでとうございます。わたくし上島先生の政見放送を・・」

ここで上島、有吉のケンカが始まる。2人ともTシャツを脱いで上半身ハダカになる。「やめて〜」と安田、止めに入る。

安田「わたくし上島先生の政見放送をうっかり見逃してしまいました。そこで今回、選挙の公約を3つ教えて下さいっていう質問です」
上島「一夫多妻制ね」
山崎「政見放送で言わはった、NHKの」
上島「2つめは人民銀行。人民の銀行。国民年金に代わるものですよ。3つめはミネラルぼうや」
安田「ギブアップ」

ハガキ5
山崎「ペンネーム、サノモトハルさんからいただきました」

ここで再び有吉、上島のケンカが始まる。
有吉「なんでも噛みつきゃいいってもんじゃねーんだよ、三流がよ」
と舌戦開始。

安田「やめて」
上島「チンピラじゃねーか」
有吉「大問題になるぞ」
上島「大問題になってやる!」
有吉「ちょっと待ってよ。いまオレびっくりしたよ。ちょっと聞いて。オレね、さっき焼酎を取り上げたよね。いま、この(グラスの)中、ローションでいっぱいにしてんの。平気で飲んでるの。気付いてくれよー。無茶苦茶だよローション飲むなんて」

上島「(イッキ飲みからタラーッと口から出す)チェーックメイト!」
山崎「ローションやめよう」
有吉「オレはもうわかった、アンタには勝てない」
と土下座。2人で土下座から立ち上がって抱き合う。
有吉「この人が怪物と言われる理由がわかるわ」
安田「着て下さい」
Tシャツを着る2人。

山崎「ペンネーム、サノモトハルさんからいただきました。パーティダンスというギャグでお馴染みの上島さんですが、質問です。謎の集団‘さざなみクラブ’とは、どんな目的をもっているのでしょうか」
上島「すごい勢いの波を起こします」
安田「それ、荒波じゃないですか」
上島「みなさん、目をつぶって下さい。ワンツースリー・・ワッ!」
安田「目をつぶっちゃってるから見えない」
上島「♪さーざなみーさざーなみーさざなみクーラーブー」
山崎「ギブアップ!」

ハガキ6
有吉「ペンネームちんこさんから上島さんに質問です。・・なに言うんやったかいな〜というおハガキなんですけど」
上島「・・・」
有吉「これ松本人志さんだったら、うまい具合に」
安田「モニター見てると上島さんがどんどん小さくなってる」
山崎「ほんまや、沈んでる。みんなの高さと違う」
安田「この机の中に入っちゃう」
有吉「紅白まんじゅうみたいになってますもんね」
上島「江戸時代の」「あれだろ湯原昌幸」「三木道三」「地球は青かった」「オマエのホクロはなんじゃ!」などなど。


*どうも中途半端ですみません。気力があれば、あとでもうちょっと書き加えるかもしれません。


◆有吉大喜利センター

*このコーナーの冒頭、安田さんが説明をしている最中、上島さんが氷(お酒用)を客席に投げました。その中の一つが、今回の私の連れ(息子)のところに飛んできました。上島さんが氷を投げる直前に、息子は上島さんと一瞬、目が合った(息子談)そうです。合図だったのでしょうか。


あらかじめ、有吉さん提出のお題に対して、若手芸人たちが回答したものを紹介。それを有吉さんが評します。大きなスケッチブックに回答をマジック書きしてあります。有吉さんの字です。ちょうど太陽様が座っている真ん前、太陽様を隠すように客席に向けてスケッチブックを立てて、有吉さんが解説します。

有吉「うちの太田プロの芸人さん、11人ぐらいにお題を出しました。『ウコンの力』のCMで、木の実ナナさんと黒谷友香さんと、なぜか山川豊という、不思議な3人に、さらに新しいCMで4人めの出演者が出たら誰だという質問をしました」

1 『春一番』 安田和博
有吉「まず安田君の答え。これはけっこうオーソドックスな答えが返ってきました。春一番さんというのはほら、もうちょっと死にかけでしょ」
安田「だから、そういうことなんですよ」
有吉「そう、肝臓を悪くして」
安田「3人が元気に踊ってるじゃないですか。♪ウコンの〜と踊っている間に、春さんが車椅子で横を通る」
有吉「ウコンのチカラ効かないんじゃないかというような、っていう意味で春一番さん」

2 『金沢イボンヌ』 じゃい
有吉「次がインスタントジョンソンのじゃい。こういう答えでした。金沢イボンヌ。これはわかんないかもしれない。400メートル日本代表の女子選手で。これは単純に、名前が面白いからこれでいいでしょ、という」
山崎「なるほど。イボンヌという語感で来たと」
有吉「4人め、金沢イボンヌが実際画面で見ても面白くないんだけど、名前が面白いからいいでしょという安易な、大喜利としては最悪な。これ答え出した時みんなが、えっ、それ誰?と言ったのが正直なところでしょうねえ〜」
山崎「こわいこわい有吉」

3 『チョッチョリーナ』 山内
有吉「次これサブロクモンキーズの山内の答え。チョッチョリーナ。これも案の定、名前だけですね」

4 『水島新司』 山崎晋
有吉「次これ誰ですか、山崎さん」
山崎「こわいな」
有吉「ウコンの力の4人めの出演者は、水島新司・・・ということなんです・・・」
山崎「コメントを」
安田「コメントしようよ」
有吉「これは結局、水島新司のヒゲヅラで」
山崎「違う。元気なところですよ」
有吉「水島新司が元気があるっていう意味ですか」
山崎「そうですよ」
有吉「踊りをやって、ちょっとサイドスローの踊りとかして」
山崎「そんな深読みしてないけど、まあまあそういうことで」
有吉「そういう感じで送られてきた、あれでしょ・・だからオレこれやめようって言ったじゃない」
山崎「いいじゃないですか」

5 『メキシコのドクターワグナーJr』 肥後克広
有吉「沖縄県の肥後君から。リーダーですね。メキシコのドクターワグナージュニア」
山崎「プロレスラーでしょ、また」
有吉「これまたプロレスラーなんですけど。これは結局ボクが添削してるから、プロレス好きだから、これぐらいマニアックなの送ってときゃみんな笑うでしょ。いいでしょ。で、これ付けるんですよ。格闘技ファンは、メキシコのとか、ドクターワグナージュニアだけだと伝わりにくいから、ちょっと一工夫してくるんですよ。その典型的な例が次の答え、土田さんのですけど」

6 『ノゲイラ(ホジェリオのほうね。弟)』 土田晃之
有吉「ノゲイラ、かっこ、ホジェリオのほうね、弟」
山崎「あー、後付け」
有吉「後付けがどんどんふえていくという。これはね、いちばん土田さんの典型的な例。小手先の笑い。土田さんの悪いクセなんですよ」
山崎「土田君に言いましたもんね」
有吉「受けなかったら次から次へとどんどんどんどん付け加えていく」
山崎「こういう意味で大喜利見てると楽しいですよ、テレビの大喜利を」

7 『山川恵里香と藤崎奈々子』 杉山
有吉「これが、すぎ」
山崎「インスタントジョンソンのすぎ」
有吉「4人めは、と言ってるのに、山川恵里香と藤崎奈々子。これはね、でも一工夫してあるわけですよ。4人めなのに、4、5と」

ここで太陽様の咳の気配。

山崎「いま寝てたよ」
上島「寝てないよ」
安田「ほんとに人の話だと興味ないよね」
山崎「寝てるじゃないですか、半分もう」
上島「寝てないって・・いいからオマエやってみろよ(ロレツが回っていない)」
有吉「オレもう絶対やんない。こんな空気でやるもんじゃないもん」
安田「そうだな。じゃあ、もう時間も時間だから」
上島「いいから、やってみろよ・・」
有吉「ローションべとべとまでやったらこんなものやったって何もあがんねーよ(怒)」
安田「じゃあもう1回スクリーンおろしてもらって、最後ジモンさんのやつで、また違う競技」
上島「あんなゲームやりたくないよ」
有吉「やりましょうよ、もう1回」
安田「だってジモンさん、ずっと恥かかせてたじゃないですか」
山崎「1回ぐらい成功させてねえ」
安田「それで終わりましょう」
上島「いやいや。やりたくないよ、オレは」
山崎「なんか、有吉大喜利センターも楽しみにしてたのになあ」
上島「大喜利センターやろうよ」
安田「また大喜利センター、上島さんの答え出てないからね」
有吉「出てないよ、もうオマエの答えなんて」
山崎「添削されてないってことですからね」


*このコーナーが終わってもスケッチブックは、ずっと舞台に置かれたままでした。私は客席の最前列、いわゆるかぶりつきでかぶりついていたわけで、私の目と鼻の先にスケッチブックがありました。手を伸ばせばパクれそうで、舞台終了後も置きっぱなしでした。かなり大きなスケッチブックなので、隠し持って逃走するのは至難の業と判断。夜の新宿を激走するとマジで絶命しかねないので、盗むのを断念。いつか「有吉大喜利センターの会」を開催してほしいなあ、と願う夜でありました。

2005/09/27





第二回太陽様を囲む会の感想

4月25日(月)19時開場 20時開演 新宿ロフトプラスワン
出演 太陽様(ダチョウ倶楽部・上島竜兵) 安田和博(デンジャラス) 土田晃之 ノンキー山崎(山崎末吉) 有吉弘行


ただいま。眠いので、今夜は寝ちゃってまた明日あらためて、頭がいくらか回るマシな状態で書いたほうが健康のためにもいいぞ、という理性の囁きもあるにはあるんですが、なぜか書かないと今日という一日が終われない。

けっこう混雑してる電車の中でつり革につかまりながら、ケータイで自分のブログに書き込むのは、きっと素面じゃできない。ケータイからブログへ送るのは初めての試みでした。

こうしてグダグダと人生は過ぎていくわけで、ぐだぐだする上島竜兵さんは可愛いな、愛すべき人だなと思います。お酒に酔っていていいのは、みんな大好きになること。日ごろ好きな人たちがもっともっと好きになる。嫌いな人が実はいい人なんじゃないかななんて思ったりする。ま、誤解かもしれないけどね。そんな具合でハッピーでピースだぜ。目の前の芸人さんたちは素敵でした。

中央線快速に総武線快速を乗り継いで、内房線は終電です。ああ千葉は遠いなあ。この次は絶対、東京の実家に泊まろう。新宿の夜、焦って走るのもうやだよ。結局、息子も飲み足りないそうで、私はいまはウチで飲むのがいちばん好きです。

帰宅してテレビつけると、『アメトーク』で竜人会の皆さんが出演してまして、さっき生で見た方々が、テレビの中にいるというのは不思議な感じですね。あ、山崎さんは出てなくて残念ですけど。

ダチョウ倶楽部。初めてテレビで見たのはたしか『ザ・テレビ演芸』という横山やすしさん司会の番組でしたっけ。4人組で、すごくお洒落な感じだった。ほら「クラブ」じゃなくて「倶楽部」ってだけでオシャレな感じがする、そんな時代だった。洒落たコントで洒落た音楽に合わせて洒落た歩き方するんだけど、1人だけいちばんうしろで背が低くて小太りで、他のメンバーと歩幅が合わずに、少し音楽とズレてたのが、上島さん。でも何とか合わせようとしてるのがわかって、笑う場面じゃなかったけど笑えました。へっぽこオジサンこと太陽様の若かりし姿でした。


大喜利を仕切る有吉さんの冷静にして厳しくも的確な裁定、きっとまとめさんはこんな感じなんだろうなと思いました。

2005/04/26





握手の強さ

『死球〜DEAD BALL〜vol.2』DVD発売記念イベント・トーク&握手会
2月12日(土)15:00-15:35 HMV横浜VIVRE インスタントジョンソンwith有吉弘行


握手、手を握る。手を握り合うことだよね。というのも一方的に握っただけってのがあったからです。だいぶ昔ですが、友達から、一緒に行くはずだった人が急遽行けなくなってチケットが1枚あるんですが、と誘われて見に行った芝居で、最後にその芝居の出演者の中でいちばんの人気者が劇場の出口のところでお客ひとりひとりに握手をしてくれることになっていました。ため息がこぼれるほど綺麗な舞台衣装とメイクそのままの艶やかな姿でその人は、立っていました。こんなシチュエーション初めてだなーと、差し出された白い手を握る。思いがけず小さく柔らかい手、遠慮がちに握ったら、相手は全然握り返してこない。ま、1ステージ何百人ものお客相手に握手、それが何十回も続いたら腱鞘炎になるわな。だからって、こちらが握るだけってさ、相手はまるで等身大のお人形だ。それでもなかなか得難い機会で、ちょっと話のタネになりました。

前フリ長いですが、なぜ人は握手をしたがるのかと少し考えたからです。何でも理由をつけたがるのは悪いクセです。スキンシップ!握手に理屈は要りません。

ファンですから生で見たいです。5ヶ月ぶりのナマ有吉さんを見に横浜へ行って来ました。いやあ、横浜駅って相鉄ジョイナス迷いの森じゃん。どの通路を通っても相鉄ジョイナスにたどり着く。妖精じゃなくておまわりさんに訊いてビブレ発見!奇跡的に時間前に到着。

ボーッと見てました。ダメですね、素面じゃ。全然ダメです。あんまり憶えてません。きゃあ有吉さんがこっち見てるう〜。これだけで心臓ばくばくですから。おのれの人生ふりかえってしまいますよ。ワシ、一体いままで何してきたんじゃろ。JARO〜。

ボーッとしていられるほど雰囲気がよかったです。和気あいあいというか、司会のHMVの男性の方も、いい意味でテキトーな感じで楽しかったです。さあ質問しますよ!と構えると緊張感みちて固い雰囲気になりますけど、全然そうじゃない。インジョンへの質問も太田プロの公式サイトに載ってるプロフィール(特技)からのもので、カジュアルスタイル。有吉さんに至っては、どうでしょう?と、訊ねるのみというユルさで、笑えました。

私、向かって左側のハジッコで見てましたが、有吉さんは逆の右側のハジ。でもトークの途中まで、ステージの方たちは用意されてる椅子には座らず立ったままで、有吉さんは、ほかの方との会話に加わるために1歩前に出て左方向に体を向けていました。ちょうど有吉さんが真っ正面に見えて、それだけで私は嬉しくてニヤケておりました。

DVDの内容紹介、裏話から、特技、近況まで。とっておきの話はもちろん、さりげない話がとても楽しい。私は有吉さんから「ブス」と「ちんこ」の話が聞けて大満足でした。

トーク終わって、握手です。これがぽっかりまっしろけなんですわ。確かに握手したんですが、有吉さんどんな顔か憶えてません。そもそも私、顔を見てたっけ? 私、韓国ツアーには行けないもので、今度またいつ会えるのか、もう会えないかもしれない、これが最後かもしれないと思うと、平常心、保てませんでした。

憶えているのは、じゃいさんとすぎさん。「テレビで拝見してます」と言ったら、お二人とも物凄く嬉しそうな表情。テレビ見るのは普通のことだから、そんなにリアクションされると何だか申し訳ない。見ているのが私一人だけじゃもったいない、と思えるくらいの素晴らしい反応をしていただきました。ま、ステージの下でギャラリーが遠巻きに見ているわけですが。

ひとつ、決して忘れないのは、私が握った以上に有吉さんが力強く握り返してくれたということです。大きくて暖かい手です。ありがとうございました。

2005/02/15





『2つの顔を持つ男達』
有吉弘行+デンジャラス+カメレオンブラザース
太田プロダクションホームページ スペシャルインタビュー
構成・聞き手/有吉弘行

落花生 インタビューの感想☆2004/11/20(Sat)00:29
とても面白くて何度も読みかえしちゃいました。
有吉さんはインタビューの天才です!
ししまるさんもパンプキンさんも、凄い裏の顔で
エラぶらないところ、好感もちました。
ペンで刺されてもきっと笑顔なんでしょう。
安田さんはインチキ男で、思わず惚れました。
ノッチさんは今度、坂口征二マンになってください。
抱腹絶倒のインタビューありがとうございました。






『太陽様を囲む会』の日の感想
 04/09/29(水)20:00開演 新宿ロフトプラスワン

1.チャンジャは鱈の塩辛だった、普通に御飯をおかわりしたくなった
2.目の前の四天王は迫力だった 
3.笑っていない顔は、たぶん安田さんがいちばん恐いと思う(私だけ?)
4.アルコールで燃えるものは数多い
5.真のお宝映像は一瞬
6.新宿駅の焼きたてメロンパンはデカい、きっと金の脳には入りきれない
7.内房線の終電は各駅停車なのに特急の車両で遠距離感が増した

2004/09/30





蕎麦打ちイニシエーション 〜私はサトリをひらいた〜


ただいま。行ってきました!楽しかった!「偉大なる有吉様と行く初秋の温泉バスツアー」9/4-9/5、1泊2日の越後湯沢ファンツアーです。

ファンサイトというと、ファン交流の場、そして情報、イベントレポがメインになるのかしら、と漠然とした認識でして、私、何度も行われた猿岩石海外ツアー経験ゼロでした。これじゃサイト無理だわ、と二の足を踏む要因でもありました。でも、国内は地味に行ってます。越後湯沢、伊東、鬼怒川。そして今回再び越後湯沢です。当初「特別企画あれ」ありレポのページを作ろうかなあと目論んでいましたが、とりあえず短かく「ショートストーリー」にて書くことにしました。2日目の出来事です。

雨の初秋の日曜日だった。信者たちはバスを降り、デコボコの坂を下り、修行場へと向かった。ひときわ目を引く独特のTシャツに身を包んだ者もいる。前夜、偉大なる有吉様おんみずから畏れ多くも直売りされた有り難いTシャツだ。信者は真剣だった。なぜならこれから、明らかにされたばかりの新たな修行が、待ち受けているからだ。

ソバうち体験教室です。自分たちが作ったソバが昼食です。偉大なる有吉様は、蕎麦打ち先生(オジサン)がお作りになったものをお召し上がりになります。蕎麦づくりは面白かった。蕎麦オジサンの説明、教え方は、手慣れていて、全くの初心者に、ある程度できるところをさせて、要所要所でシメる。熟練の手にかかれば、あっという間に完成です。短時間ですが、手作りの楽しさ満喫です。やってみたら意外とできるもんです。

粉をこねて丸めて伸ばして畳んで、2ミリ幅に切る。主婦ならキャベツの千切りをはじめ麺切りがうまくて当然と言うのは、犬ならどの犬もフリスビーキャッチが上手と言ってるようなものです。そこは薄暗く作業台は低く、ただでさえ目の悪い上に、二日酔いの私は、ゴーカイかつヤッツケ仕事的に1センチ幅のソバ切りを楽しんだのでした。通常の「5倍太」は、文句なく固い。同じ班のほかの4人の仲間、申しわけありませんでした。ソバをツルツル食するのではなく、口の中で懸命にクチャクチャ噛まなければならないのは、不幸なことと言わざるを得ない。ソバはガムじゃないんだから。やっぱり細さって大事。おソバがウドンよりも細いわけを思い知ったのでした。お勉強になりました。

偉大なる有吉様は、信者たちの楽しい蕎麦打ち風景を眺めていらっしゃいました。幸せなことです。美味しさを約束された、ベテランの蕎麦オジサンの手による蕎麦を召し上がったのですから。

イニシエーションは「通過儀礼」と訳されるそうで、「人生の大きな節目で行われる必要な儀式、儀礼」を指しています。東アフリカではライオンを倒すまでは大人と扱ってくれなかった。なるほど(イナギのミヤふう相づち)。ライオンを倒すのがイニシエーションなのか。倒したい。これは倒さねばなるまい。でもライオンがいない。国が変われば風習も変わる。現代日本において「蕎麦打ち」は立派なイニシーエーションなのだ。すなわち蕎麦はライオンである!なるほど。ライオンをうて!蕎麦をうて!蕎麦をうつことは、ライオンを倒すことに匹敵する勇猛な儀式である!なるほど。

偉大なる有吉様にあらせられては、すでに蕎麦打ちを完璧にマスターされ、最高位のステージに燦然と輝かれておるわけですから、信者のツタナイ修行を優しく見守られておいでだったのです。もったいないことです。感涙。

どんな質問にも、ひとつひとつ誠実にお答えになる偉大なる有吉様でした。私、最下層のシタッパ信者です。こうしたツアーに不慣れです。なかなか、ほどよい状態になれません。遠慮し過ぎたり、失礼であったりします。特に、1日目の夕食後のイニシエーション、いわゆる二次会では、ほどよい、ほろ酔いどころか、でへへへ〜の酔っぱらいでした。いつか、恥ずかしくないカシコイ弟子になるために!うん、アタシがんばるぅ(トオル様ふう)日々どんなときもどんなときもボクがボクらしくあるために好きなソバは2ミリ、切れるように〜修行なのネこれがアタシのサ・ト・リ。


このツアーの最後は、偉大なる有吉様の「ハンドパワー注入」です。
ひとりひとり握手をしてお別れです。有吉さんは、笑顔でした。5年前初めて握手をしたときも笑顔でしたが、そのときより何倍も素敵な笑顔です。お疲れさま。ありがとうございました。

2004/09/06


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