初日
8月1日 (日曜日)

今日は教習所の入所式。
レトロな外観や内観とは裏腹に、一部ではコンピュータを整備した部屋もある、良い雰囲気の教習所だ。

まずは、教室に集められて、入所から免許取得までの流れをビデオで見る。

正直、ビデオを見てもよく分からん(;´Д`)
とりあえず、入所から免許取得まで、4回試験があるそうだ。最初はまだよく分からないしな・・・

次に適性検査。OD式安全テストなるものを受ける。

死去。

時間短すぎ。設問の意味が分からない。半ば知能テストみたいなものだったのが印象的ですね。知能ないですから私は(;´Д`)
それでも、脳みそをフル回転し問題を解き、どうにか7割は埋めたが・・・どんな結果で返ってくるのやら。
後で気づいたのですが、途中で問題の番号がずれてました(;´Д`)

その後教室を移動して、先行学科を受ける。運転者の心得として、運転者の責任について学んだ。
特に印象に残ったのが、死亡事故を起こした際の民事上の責任について。
賠償請求で、2〜3億を支払わなくてはならないのには、本当に驚いた。
その為にも、強制保険だけでなく、任意保険にも入っておくようにとのことです。

先行学科が終了し、そのまま受付に行って、カートレーナー(模擬運転)の教習の予約を。
予約はすぐに取れ、教習を受けたのですが・・


感覚が分からん!


特に、アクセルの踏み方!軽く踏んだだけで40km/h出るなんて・・・

あ、ちなみに自分はミッション車(MT)で取っているので、クラッチを使用します。
それもまぁ見事にエンスト連発で。
模擬運転なのに・・・(;´Д`)
半クラッチの感覚が全然ダメでした。


とりあえず、これで一日目が終了し、疲労のまま帰宅。

あ、技能教習の予約を取り忘れた・・・(;´Д`)

ま、いいか!どうせ取れないんだし!(やる気あるのか自分)

2日目
8月2日(月曜日)

眠い目をこすり、朝早くから教習所へ。理由は、技能教習のキャンセルを待つためである。



しかし、朝早くから人が多いなぁ(;´Д`)

朝の9時なのにキャンセル待ちが10人くらいいるし・・・

とりあえず、午前中は学科があるので、午後からどうにか技能が取れないか頑張って待ってみることにした。

午後1時、運よく技能教習を受けることに成功!


初めての教習所内の運転だ・・・緊張するなぁ・・・

自分の教官は、なんだか普通に優しそうな感じの男の教官で、少し安心。


初めは、車の周囲の点検。前から左回りに点検していく。

しばふ「異常なし、と。」

そこで教官がすかさず

教「え、下から何か出てますけど?」

と、突っこむ。よく見てみると。自動車の下から液体が漏れていた。

教「まぁこれは、クーラーの水だから気にしなくていいよ」

・・・スミマセン(;´Д`)。


このあとも、カートレーナで教習したことがほとんど出来ずに教習が終了。

エンストを合計5回。半クラッチの前にクラッチを完全に上げてしまったのが主な原因であった。

3日目
8月3日(火曜日)

この日は後退、左カーブの捉え方を教習。

だが、今日の教官は怖すぎる・・・つうか、嫌味をたくさん言われました・・

とにかく何度も怒鳴られた・・・

しかも失敗すると鼻で笑ってくる・・・

「Shivaさんは前の時間何をやってたんですか・・・?ちゃんと話を聞いてたんですか?」

「そんな、漫才やってるんじゃないんだから・・・(含み笑い)」

でも、自分でも分かってます。「(ブレーキを)離せ!」と言われたのに、両手のハンドルを放してしまうんですから(;´Д`)

こりゃあ、漫才といわれても仕方がないのも事実といえましょう。


まぁこんな感じで、ぼこぼこに言われました(つД`)。当然不合格。

4日目
8月4日(水曜日)

予約を午後7時に取っていたので、夜間教習となった。
教習所内はナイター設備が整っているせいか、非常に明るい。

教官は女性だった。すごい若い教官でめちゃくちゃキレイだった。

が、自分はそれどころじゃない!

左カーブを早くクリアせねば!!


・・・


よかった、合格(;´Д`)
クラッチがおぼつかないからそれを直すようにすることだけ言われて終了。

5日目
8月5日(木曜日)

午前中に入院経過の診察のため、病院に行ったら、自分の担当教官が来ていた。
でも、まだ教習を一度も受けていないので、話はしませんでしたが・・・

今日は右カーブの教習。

また別の少し怖めの教官が、丁寧に教えてくれた。

が、ハンドルの切り方が悪かったせいか不合格。

話によると、必要以上にハンドルを切るので、外にふくれすぎているそうだ。

6日目
8月6日(金曜日)

今日は右カーブ&坂道発進。
半クラッチのおぼつかない自分にとっては、ココが最大の難所であった。(この日記は8月9日に書いています)

交差点からまっすぐ進んで坂道突入!。

左右確認、進路変更、速度を落として、ギア変更、さて坂道!


ゴツンゴツンゴツン、ピーーーーーー


!! エンスト!?


教「・・・ギアがサードに入ってるよ。あんた何やってんの。」

・・・(;´Д`)スミマセン

坂道の中腹で止まり、ハンドブレーキを上げ、アクセルを踏み、半クラッチにする。音が変わったらそこでハンドブレーキをおろす!
これが坂道発進の基本。
自分はアクセルを踏む程度が安定せず、タコメータが1〜2を行ったり来たり。

教「ほらほら、アクセルはかかとをつけて踏む!!」

何とか安定。すぐに半クラッチ。しかし、
ギギ、ギギギギ・・・
何故かそのような音を立てて坂道をのぼっていく。

教官がすぐさまブレーキを踏む。
教「車が壊れる!音をちゃんと聞きなさい。クラッチの上げすぎなんだよ。」


しばふ「・・・スミマセン」

このあと、下り坂でクラッチを踏みっぱなしにして坂を高速で走ったり、曲がり角で方向指示器を出すのを遅れたり、
とにかくまだ、車が身体についてないみたいです。

教「まったく、アンタ、前の時間に何をやってなんだよ」

しばふ「え・・・」

教「え、じゃねぇんだよ!前の時間何をやってたんだって聞いてんだよ!」

しばふ「・・・スミマセン(質問に答えてない)」

教「ちゃんとやってくださいよ」

しばふ「・・・ハイ」


今日の教官は本当に厳しかった。そして自分の憶えの悪さに失望。当然不合格。

7日目
8月7日(土曜日)

火・金・土はバイトがあるので、どうしても教習の時間が限られる。
コンピュータで予約が取れるので、とにかくコンピュータで予約状況をチェック。
まるでハイエナ(パチンコ用語?)のごとく、キャンセルが出たらすぐにそこに入りこむ!

とにかく予断の許されない状況(大袈裟ですよ)

今日も坂道発進。2限連続の教習だ・・

実は今日、劇的な変化が起こりました。

1限目、坂道発進&コース。
女性教官で、しかもめちゃくちゃ優しい。
でも、結局、半クラッチがうまくいかず不合格。

2限目も坂道発進&コース。

このときの教官の指導が、たぶん自分の中で変化を起こしたのでしょう。

男の教官で、よくしゃべる、気さくな感じ教官でした。

一番最初に、
教「どうですか、教習は。何か出来ないところとかありますか?はい。」
しばふ「半クラッチがちょっと出来ないですね・・」
教「うんうん、分かった!とりあえず、運転を見せてね。ええ。」

やばい、この教官のキャラはちょっとはまりそうだ。

そして自分の坂道発進を見てもらった。すると、

教「ん〜クラッチの上げ方がイマイチだね。よし、少し練習しよう!ちょっと場所を移ろうか!うん。」

そう教官は言うと、自動車を別の場所に移動した。

着いたところは教習コース内の車の通らない場所だった。

教「よし、ここで前進後進の練習をやろう!すぐにギアチェンジ、半クラッチが出来るようにしよう!出来るまで何度もやるからね。何でも身体に覚えこませないとだめなんだ。みんな失敗を恐れるでしょう。それじゃあダメだね。失敗しないと分からないんだからね。教習所内では別に車をぶつけても、壊してもかまわないよ。路上じゃないんだから。さて、やろうか!う〜ん。」

そう言って、どのくらい練習をしただろうか。約10分くらいだろうか、前進後進を繰り返した。
足は完全に疲労。
教官は「疲れるかもしれないけど、頑張れ!」と励ましてくれた。

そして、坂道発進は合格した。でも、まだカーブの捕らえ方がイマイチだったので、そこだけ今度練習しようということになった。

教「ハンコを押すことは簡単だよ。でもね、これから先のことを考えてみて。ハンコより大事なことがたくさんあるんだ。Shivaさんが今、楽をして先に進んで苦労するか、今、苦労して、後で笑うか、どっちがいいかな。絶対に今苦労しておいたほうがいいよ。ね、教習、頑張って!」
本当にあの教官は最高だったと思う。
失敗ばかりしている自分に、教官が「失敗して憶えるんだから失敗しなさい!」と堂々と話してくれるので、もちろん甘んじることもなく、教習を受けることが出来た。

ある人は、「それは金稼ぎのための口実だよ」とか言うが、自分はそんなことはないと強く思っている。

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